WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ドイツ銀行やスタンダード・チャータード、米国で仮想通貨事業参入を検討か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

規制緩和が新規参入を促進か

米ドナルド・トランプ政権による規制緩和を受けて、銀行サービス提供を計画する暗号資産(仮想通貨)企業や、仮想通貨サービス提供を模索する銀行が増えている。ウォールストリートジャーナルが21日に報じた。

関係筋によると、ドイツ銀行やスタンダード・チャータード銀行などの大手金融機関が、米国で仮想通貨事業を行う方法について検討を開始したとされる。

ドイツ銀行は以前より仮想通貨のカストディ(保管)サービスや、現実資産(RWA)トークン化事業でスイス企業Taurus(トーラス)と提携。スタンダード・チャータード銀行もアラブ首長国連邦(UAE)で仮想通貨カストディ事業を行っているところだ。

トランプ政権で規制が明確になれば、参入のハードルが下がることが期待されているとみられる。

関連:ドイツ銀、トーラスと提携して仮想通貨とトークン化資産を管理へ

さらに、関係筋によると、ステーブルコインを発行するサークル社やパクソス、仮想通貨取引所BitGo、コインベースなど様々な仮想通貨関連企業が、米国で銀行認可やライセンスの申請を計画している。

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

こうした企業は、預金の受け付けや融資など、従来型金融機関に近い業務を可能にするライセンスに関心を示していると伝えられた。また、ステーブルコイン発行に興味を持つ企業も存在するとされる。

トランプ政権は、仮想通貨の規制緩和に向けた様々な動きを示しているところだ。

特にバイデン政権下では、水面下で仮想通貨業界の銀行サービス利用を制限する施策が行われてきたが、これが撤回されている。

例えば、米通貨監督庁(OCC)は3月、銀行に仮想通貨の保管やステーブルコイン関連活動などが認められていると正式に再確認した。

また、FRBのパウエル議長も2月、仮想通貨業界が銀行サービスを受けることについて「新たな視点で見直すべき時期に来ている」と発言。銀行に対し過度の規制を行わないよう協力する姿勢を示している。

米証券取引委員会(SEC)も、銀行に対し仮想通貨保有をバランスシート上で負債として計上することを義務付ける規則「SAB121」を廃止した。この規則は、銀行にとって仮想通貨事業参入のハードルになると批判されていたものだ。

関連:トランプ大統領、仮想通貨企業に対する「チョークポイント2.0」を撤回へ

一方、1月時点で投資銀行TDコーエンは、銀行の仮想通貨取り扱いを規制する新しい法的枠組みは策定中であり、その完成には「数年かかる可能性もある」と意見していた。

また、規制当局が仮想通貨に対して懸念を表明しなくなった場合でも、中規模の銀行は、リスクが大きすぎると判断して、仮想通貨の保有を望まない可能性が高いとしている。

関連:米国に集まる仮想通貨企業・プロジェクト一覧、規制緩和と今後の焦点

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/30 水曜日
05:45
業界初、コインベースが米CFTCの主要3登録を完全取得──USDC担保の24時間体制実現
コインベースは9月28日、米CFTCからデリバティブ清算機関の登録承認を取得したと発表した。先物取引業者・指定契約市場と合わせて主要3登録を全て保有する初の仮想通貨企業となり、規制対象デリバティブ市場での存在感拡大が見込まれる。
05:00
金融大手モルガン・スタンレー、ステーブルコインなど検証するデジタル資産ラボを設立
モルガン・スタンレーは、ステーブルコインやトークン化、分散型金融関連技術を検証する「デジタル資産ラボ」を設置した。分散型金融保管庫の検証にも取り組んでおり、大手金融機関による仮想通貨分野への関与拡大を示す動きとなっている。
09/29 火曜日
17:17
Bitcoin Japan、初のビットコイン購入完了 約12BTC
Bitcoin Japan(旧堀田丸正)は29日、100%子会社BTC JPN Ltd.によるビットコインの初回購入が完了したと発表した。取得額は約100万ドル。投資資金総額6.62億円の上限内で、引き続き購入を進める方針だ。
15:09
韓国金融委、マーケットメイク制度を検討 取引所規律でJPYCの急騰に言及
韓国金融委員会の幹部は28日、仮想通貨市場へのマーケットメイク制度導入を検討する考えを示した。現行法では禁止されており、第2段階の立法で扱う見通しだ。アップビットでのJPYC上場時の価格急変動を例に、取引所への公的規律の導入にも言及した。
14:20
アップル、悪用疑いのiOS脆弱性を修正 専門家はウォレット窃取を示唆
アップルがiOS 26.7.1を公開し、特定個人を狙う高度な攻撃に悪用された可能性があるCoreGraphicsの脆弱性を修正した。SlowMistのCISOは仮想通貨ウォレット窃取に使われたゼロデイの可能性を指摘したが、アップルは詳細を明らかにしておらず、関連は確認されていない。
14:00
米上院小委員会、イランの影の銀行におけるUSDTの使用を分析
米上院の常設調査小委員会は、仮想通貨とイランのシャドーバンキングネットワークに関するレポートを公開。USDTがシャドーバンキングネットワークで多く使われていたり、テザー社の対応に問題があったりしたことを指摘している。
13:25
金融庁、貿易決済へのステーブルコイン活用実証を支援決定
金融庁は29日、トレードワルツやNTTデータ、みずほ銀行など6社による貿易決済でのステーブルコイン活用実証を、「決済高度化プロジェクト」の支援案件に採択したと発表した。
13:10
「Z世代は若年から投資始める傾向」仮想通貨人気の背景は格差拡大か=グレースケール
グレースケールは、Z世代の平均投資開始年齢が19歳と早く、長い投資期間が仮想通貨への配分余地を広げうると論じた。Z世代は予測市場への関心も高いと報告されている。
11:55
シティ、トークン化預金サービスを日本とUAEに拡大 米ドル24時間決済
米シティグループは29日、トークン化預金を用いた法人向け決済サービス「シティ・トークン・サービス」を日本とUAEへ拡大したと発表した。許可型ブロックチェーン上で24時間365日の資金移動を可能にし、展開先は計7市場となる。
11:45
チェーンリンクの新標準『CCIP2.0』始動、トークン化資産の移転を高速化
チェーンリンクは28日、相互運用プロトコルの大型アップグレード版「CCIP2.0」の稼働開始を発表した。検証機能の追加やコンプライアンス対応の強化により、機関投資家のトークン化資産移転を後押しする狙いだ。
11:00
コインベース、トークン化TCG市場に参入
コインベースは29日、実物のトレーディングカードをトークン化して扱う新サービスを近く提供すると発表した。保管か現物発送を選べる仕組みで、拡大するトークン化TCG市場への参入として投資家の関心を集めている。
10:15
アポロ、AIエージェントで銀行取り付け騒ぎに警鐘
米資産運用大手アポロのチーフエコノミストは、AIエージェントによる家計預金の自動移動が銀行の低コスト預金を減らし、金融システムに影響し得ると警鐘を鳴らした。投資家には預金流出リスクへの目配りが求められる。
09:42
ハッキング受けたビットゲット、出金を段階的に再開|セキュリティを強化
仮想通貨取引所ビットゲットが不正流出被害後、出金を段階的に再開している。攻撃経路の特定やセキュリティ強化策についても報告した。
08:25
Japan Smart Chainが改称、ステーブルコイン決済インフラ事業へ転換
AltX Research株式会社は「Japan Smart Chain」をMIZUHIKIに改称し、ステーブルコイン決済インフラ事業へ転換すると発表した。メインネットも公開し、複数自治体で給付金基盤のPOCが決定した。
08:10
シティとコインベース、決済事業で協業拡大
金融大手シティと仮想通貨取引所コインベースは、決済事業の協業拡大を発表。ステーブルコインと法定通貨の両替を自動化する機能を提供することなどを説明した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧