
新たな企業系ETF
大手デジタル資産運用会社グレースケールは4月30日、企業のビットコイン(BTC)保有に特化した新たなETF「グレースケール・ビットコイン・アドプターズETF(ティッカー:BCOR)」をNYSEアーカに上場した。このETFは、企業の財務戦略としてビットコインを保有する上場企業への投資機会を提供するもので、4月29日時点で1株あたり純資産価値(NAV)25.31ドル、運用資産総額約100万ドルとなっている。
BCORは、法定通貨のインフレヘッジや企業財務の多様化・リスク管理ツールとしてビットコインを採用する企業の長期成長に焦点を当てたテーマ型ETF。グレースケールによれば、財務準備資産としてビットコインを採用することは企業の革新性を象徴しており、業界リーダーシップにつながる傾向があると指摘している。
このETFの特徴は、セクターや業界を問わず、ビットコインを企業財務に組み込んだ企業に幅広く投資できる点にある。現在、世界中の7つのセクターと15の異なる業界(さらに拡大中)の企業がビットコインを企業財務に取り入れている状況だ。
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