はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨「ビットコインプライベート」現供給量のうち約10%分の不正マイニングが発覚|ハードフォークも辞さない構え

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインプライベートで約4.2億円分の仮想通貨不正発行が発覚
時価総額100位以内のフォーク通貨であるビットコインプライベート(BTCP)が約204万枚分も不正に発行されていた事が仮想通貨企業Coin Metricsの調査の結果、発覚した。開発側は不正発行との関与を否定し、発行された通貨の除去を図るハードフォーク決行も辞さない構えを見せている。

ビットコインプライベート、204万枚の不正発行が明らかに

時価総額93位の仮想通貨ビットコインプライベートで、通貨が不正に約200万枚(約4.2億円分)発行されていたことがCoinMetrics社の独自調査レポートで23日判明した。

さらに本日、ビットコインプライベート側からも公式見解が発表されている。

ビットコインプライベートとは

ビットコインプライベート(BTCP)は、ビットコインとZクラシック(Zキャッシュからの派生通貨)の統合フォークから今年3月頃に生まれた匿名通貨だ。

今回はプライバシーを提供する匿名化技術、zk-SNARKsを持ち、なおかつビットコインと同じ2100万枚の発行上限量をもつBTCPにおいて現在、正体不明の犯人が独断でBTCP204万枚(約4.2億円)を不正発行した点が問題となっている。

CoinMetrics社レポート内容

23日に公開されたレポート内で、CoinMetricsは、ビットコインとZクラシックのハイブリッド通貨である「ビットコインプライベート」がハードフォークした直後に何者から追加で204万BTCP分、余計にプレマイニング(事前採掘)されていたことを指摘した。

CoinMetrics側が実際にノードを運行したところ、CoinMarketCapなどで表示される流通量とマシンが表示する流通量に差があったことを発見した。

出典:coinmetrics.io

ビットコインとZクラシックのハイブリッド通貨と呼ばれるBTCPだが、実際はZクラシックの台帳(レジャー)を元に分裂している。そこにマイナー貢献プログラム分の62,500BTCPを加えて、ビットコインプライベートは開始した。

CoinMetricsの調査では、ブロックチェーンを移行する際、102のブロックでそれぞれ50BTCP分の取引が400確認されていた。

それを計算すると、204万BTCP分が余計に発行された計算となる。

102(ブロック数) X 400(取引数) X 50(取引額)= 2,040,000BTCP(不正に発行された総量)

ビットコインプライベート側の公式発表

このような情報が明らかとなった中、ビットコインプライベート側は、約1日後に公式対応を発表した。

公式発表では、主に以下の3点が説明された。

事件との関与を否定

不正発行の発見に至る経緯を説明

今後の方針

ビットコインプライベート側は、公式ブログからの発表で不正発行との関与を否定した。

出典:bitcoinprivate

BTCP開発チームはレポートが公開されるまで、事件の内容を知らされていなかったという。

このように明記した上で、CoinMetricsの計算が正しいとも言及し、レポートの内容と詳細を時系列順に置き換え説明した。

  1. Githubでバグを発見した人に報酬が与えられる制度が設立される
  2. 開発者がBTCPのデベロッパーに。Githubのコントリビュータとなった為、コードを追加できる権限を与えられる。コードを提出すると、自動で報酬がもらえる仕組み。
  3. 修正点の依頼を受託し、コードを提出するものの、1行コードが欠けていた為、フォークで採掘された通貨が承認されなくても発行されてしまうバグが発生する。
  4. このコードを1月に提出した後、同開発者は開発貢献と開発チームとの連絡が途絶える。
  5. フォークマイニングが公表されると、何者かがこの弱点につけ込み200万以上の通貨を不正に発行。CoinMetricsに指摘されるまで、BTCPチームは脆弱性に気づかなかった
  6. <
  7. CoinMetricsが流通量の誤差に気づく。調査の結果、不正があったことを確認する。
  8. BTCPチームもCoinMetrics側の発表を受け、独自の調査を開始し、今後の方針を検討。
  9. BTCP開発チームは同通貨を取り扱う全取引所におけるビットコインプライベートの入出金と取引停止を呼びかける。

今後の予定

この件に伴い、ビットコインプライベート側は、不正に追加された204万BTCPの排除を目的とした緊急のハードフォークも辞さない姿勢を示している。

出典:bitcoinprivate

CoinMetricsは、シールドアドレスには170〜180万枚相当の不正に発行されたBTCPが存在すると想定しており、開発チームはこれらの最大180万枚の不正通貨を除去するハードフォークの決行も辞さない構えだ。

2万枚の正規BTCPも除去される可能性があるが、不正発行されたBTCPをそのままにするよりは良い選択肢だと捉えている。

事件の真相はまだ明かされていないが、仮想通貨やブロックチェーンプロジェクトの利点でもあるオープンソースという特性が逆に、今回ビットコインプライベートでは脆弱性として利用されてしまった印象が見受けられる。

CoinPostの関連記事

世界経済減退懸念が仮想通貨市場にも波及 ビットコイン下落要因を探る
一週間堅調な推移を継続していたビットコインが大きく反落する形で5万円幅の急落、アルトコインにも相場不安が波及する形で全面安相場になった。今回は下落の要因と見られる動きを含め、世界経済の動きを見ていく。
ビットコインプライベート(BTCP) チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
ビットコインプライベート(Bitcoin Private/BTCP)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、ビットコインプライベート(Bitcoin Private/BTCP)とは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者9,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/31 火曜日
18:30
Fireblocksとは?デジタル資産を守る多層防御のセキュリティ基盤|特徴・導入事例を解説
Fireblocksは世界2,400社以上が採用する機関向けデジタル資産セキュリティ基盤。MPC技術と多層防御により、銀行・取引所・フィンテックのデジタル資産を安全に守るインフラを提供する。
18:04
バイナンス、アプリ内で予測市場取引が可能に Predict.funと連携
バイナンスが2026年3月31日、バイナンス ウォレットにPredict.funとの予測市場機能を統合。アプリのMarketsタブからスポーツ・政治・仮想通貨価格などのイベント予測取引が可能に。
16:05
ビットマイン、今年最大規模の週次購入 約220億円相当のイーサリアムを取得
ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが2026年最大となる約147億円分のETHを購入。保有量はイーサリアム総供給量の3.92%に達し、他社が購入を控える中で積極的な積み増しを継続している。
15:00
ブラジルの決済革命から日本の地方創生まで、官民が語るオンチェーン経済の現在地|FIN/SUM NEXT
イオン、金融庁、経産省、ブラジルVCが登壇した第一部と、BOOSTRY・TMI・しずおかFGが議論した第二部を通じ、トークン化預金が小売・地方創生・証券決済をどう変えるかを報告する。
14:58
三菱商事、JPモルガンのブロックチェーン決済を活用へ 日系企業初=報道
三菱商事がJPモルガンのブロックチェーン決済「BDA」を活用し、日系企業初のドル建て即時国際送金を2026年度に開始する方針。世界の大手行も競合サービスを展開し、日本でも日銀や3メガ銀行が対応を本格化している。
13:52
ビットコイン・仮想通貨暗号解読リスクに警鐘、グーグルの最新ホワイトペーパー 防衛策は?
Googleが公開した最新の量子研究とProject Elevenの分析を詳細に解説。サトシ・ナカモトの資産を含む初期ビットコインアドレスの脆弱性と、仮想通貨エコシステムが取り組むべきポスト量子暗号(PQC)への移行ロードマップとは?
13:35
米確定申告シーズン到来、3000人調査で判明した「高い納税意欲」と税務理解のギャップ
コインベースとコイントラッカーが米国の仮想通貨ユーザー3,000人を対象に実施した調査によると、74%が課税を認識しているものの、61%が2025年導入の新報告制度「Form 1099-DA」を把握しておらず、知識と意欲のギャップが浮き彫りとなった。
13:10
ビットディア、ノルウェー最大のAIデータセンター開発へ エヌビディア「Vera Rubin」対応
ビットディア子会社TDCがノルウェーDCIと提携し大規模なAIデータセンターを開発する。エヌビディアの次世代AIプラットフォーム「ヴェラ・ルービン」にインフラ提供する見込みだ。
11:30
銀行間の目詰まりを解消、Swiftが主要30行と「次世代決済システム」の実装開始
国際銀行間通信協会(Swift)がブロックチェーン技術を活用した「共有元帳」の設計フェーズを完了し、MVP実装段階へ移行。BNPパリバやMUFGなど主要30行以上と連携し、トークン化預金間の相互運用性を確保する次世代決済インフラの全貌と、2026年内の実取引計画について詳報。
10:40
仮想通貨投資商品から660億円の資金流出、イラン情勢やインフレ懸念が直撃か=コインシェアーズ
コインシェアーズが週間レポートで、仮想通貨投資商品から5週間ぶりに約660億円が流出したと報告。特にイーサリアムやビットコインから大幅流出し、XRPは流入を確保した。
10:20
米上院、クラリティー法の委員会審議を4月に確定 5月不成立なら2027年まで審議困難か
米上院が仮想通貨市場構造法「クラリティー法」の委員会審議を4月後半に確定。ステーブルコイン報酬禁止条項をめぐり銀行業界と仮想通貨業界の対立が続く中、銀行界に対抗するべく仮想通貨業界側は条文修正を求める対案の調整に入っている。
09:40
米労働省、退職金の仮想通貨投資「解禁」に向けた規則案を公表 受託者要件など明確化
米労働省(DOL)が401k退職金口座を通じた仮想通貨やプライベートエクイティへの投資を容易にする歴史的な規則案を提示。トランプ大統領令に基づき、バイデン政権下の制限を撤廃し、約13.8兆ドルの年金資産がデジタル資産市場へ流入する道筋が整いつつある。
08:50
米NFL、予測市場に「操作リスク高い取引」の停止を要請
米NFLがKalshiやPolymarketに対し、ドラフト指名や審判の判定など相場操縦リスクの高い取引の提供停止を要請。CFTC議長は市場の整合性評価において競技連盟の知見を尊重する方針を示した。
08:20
米上場のナカモト、取得コストを4割下回る価格で32億円相当ビットコインを売却
ナスダック上場のナカモトが2025年通期決算を発表。平均取得コスト11万8171ドルに対し、7万422ドルでビットコインを売却して2000万ドルの運転資金を確保した事実が明らかになった。価格下落局面でのビットコイン財務戦略の限界を示す事例となった。
07:15
カルダノ創業者が4世代型ブロックチェーン「ミッドナイト」をローンチ、グーグル・クラウドなどが初期ノード参加
カルダノ創業者チャールズ・ホスキンソン氏が主導するプライバシー特化ブロックチェーン「ミッドナイト」が本番稼働を開始。グーグル・クラウドやマネーグラムなど大手機関が初期ノードオペレーターとして参加し、現実資産のオンチェーン化に向けた新たな基盤が整った。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧