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リップル社、UAEの金融企業2社と提携 リップルペイメントを中東市場で拡大

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

UAEの事業拡大へ

リップル社は19日、UAE(アラブ首長国連邦)のZand BankとMamoの2社が顧客になったことを発表した。

リップル社はすでに、ドバイ国際金融センター(DIFC)で暗号資産(仮想通貨)の決済手段やサービスを提供するための認可を取得済み。Zand BankとMamoは、リップル社の国際送金ソリューション「リップルペイメント」を利用すると説明した。

関連:リップル社、ドバイ国際金融センターの事業認可を取得 ステーブルコイン普及も期待

Zand Bankは、AI(人工知能)を活用した、デジタル経済のための銀行。また、Mamoはクレジットカードサービスなどを提供する決済企業である。

今回リップル社は、DIFCでの事業認可の下で両社を顧客として迎え、UAEの内外へ価値を移動する際の効率性を向上させ、処理時間を短縮したり、摩擦を軽減したりしていくと述べた。

中東では、仮想通貨企業と従来の金融機関の双方で、リップル社の決済ソリューションへの需要が高まっているとリップル社は説明。また、リップルペイメントは、外国為替市場の90%以上をカバーしており、ほぼ地球規模で利用できるようになっているとも強調している。

パートナー企業のコメント

Zand Bankの財務・市場部門のトップを務めるChirag Sampat氏は、今回の発表で以下のようにコメントした。

本格的な銀行ライセンスを持つ金融機関の先駆者として、当社はより強固なデジタル経済を構築する準備を進めている。我々は、機関向けのデジタル資産カストディサービスとともに、AIやブロックチェーンを活用したソリューションに加え、革新的な金融商品を提供していく。

リップル社との協業は、ブロックチェーン技術を活用して国際決済ソリューションを強化する取り組みへのコミットメントを強く示している。

また、我々は、UAEの通貨(AED)に裏付けされたステーブルコインを近くローンチする予定だ。ステーブルコインを使って、急速に発展するデジタル経済においてシームレスで効率性の高い取引を促進していく。

カストディとは

投資家や企業の代わりに資産を保有・管理することを指す。

MamoのImad Gharazeddine CEOのコメントは以下の通り。

UAEは大きく発展する途上にあり、2030年までに百万以上の企業がUAEを本拠地とすることが期待されている。我々は、国際決済を簡素化したり、誰でもアクセスできるようにしたりする取り組みの最前線にいることを光栄に思う。

リップル社とのパートナーシップは、大きな前進だ。今回の協業で、信頼性が高くて速い国際送金サービスを企業と消費者の双方のために提供することができるようになり、UAEの各企業が自信を持って事業を拡大することを支援できるだろう。

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