
株式会社マックハウスは2025年07月10日、ビットコイントレジャリー戦略とターンアラウンド戦略を発表した。同社は成長戦略の一環として、1,000BTC以上の取得を目指す方針。
ビットコインの戦略的保有、マイニング事業への参入、ステーキング運用、決済システムの導入、NFT関連事業の展開という5つの柱で暗号資産戦略を展開する。同時に、アパレル物流最大手のGFグループとの提携により、売上高500億円、営業利益50億円を目標に事業基盤を強化。実業と資産運用の融合による企業経営を進める。
5つの柱によるビットコイン戦略
マックハウスは、1,000BTC取得に向けて5つの戦略を展開する。中核となるビットコイントレジャリー戦略では、資産運用の一環として段階的に1,000BTC以上の保有を計画している。市場タイミングを見極めた機動的な取得と、ドルコスト平均法(定期的に一定額を投資する方法)による定期的な取得を組み合わせ、価格変動リスクを管理する方針である。
ビットコインの取得体制として、マイニング事業への参入も計画している。国内外でのマイニング設備構築に加え、省エネルギー技術の導入を予定している。マイニング企業とのパートナーシップ構築も検討している。
保有する暗号資産の運用面では、ステーキングを実施する。報酬率を提供するプラットフォームを選定し、複利効果を活用する計画である。
顧客接点においては、オンラインおよび実店舗でのビットコイン決済導入を進める。決済時の特典提供やビットコイン積立プログラムの実施を計画している。また、NFT市場への参入やキャラクターライセンス製品のNFT化、仮想通貨ロイヤリティプログラムの導入など、暗号資産関連事業の展開を予定している。
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GFグループとの提携とアパレル事業展開
マックハウスは、アパレル物流最大手のGFグループとの提携を発表した。売上高500億円、営業利益50億円を目標に掲げている。
GFグループの物流ネットワークを活用する計画である。この提携により、収益の安定性向上とデジタル資産への投資基盤構築を進める。
同社は、新興市場およびテクノロジー分野への投資を計画している。成長企業や企業・ブランドの買収により、市場シェアの拡大とコスト削減を進める方針である。
マックハウスは、アパレル業界で培った事業基盤をもとに、投資および金融領域へと事業活動を拡大する。実業と資産運用を組み合わせた企業経営を進める方針である。
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