はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

サークル、HyperliquidにネイティブUSDC導入へ ブリッジのリスクを排除

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ネイティブUSDCの導入事例

 

ステーブルコイン「USDC」を発行するサークルは7月31日、HyperliquidのブロックチェーンでネイティブUSDCを近くローンチすると発表した。

ネイティブUSDCとは、「Cross-Chain Transfer Protocol(CCTP)」という技術を使って、ブリッジを必要とせずに発行されるUSDCのこと。チェーンごとにUSDCを展開する際のブリッジのリスクをなくしたり、ユーザー体験を向上させたりできるメリットがある。

Hyperliquidのプロジェクトはブロックチェーンの開発に加え、主力プロダクトとしてDEX(分散型取引所)を提供している。サークルは発表で、HyperliquidにおけるネイティブUSDCの重要なユースケースとして以下の事例を挙げた。

  • 現物の取引ペア
  • 永久先物の担保
  • 米ドルを活用する高速アプリの開発

永久先物とは

先物というデリバティブ取引の一種。期限がなく、手数料を支払うことで半永久的にポジションを保持できることが大きな特徴である。

ネイティブUSDCの導入には「CCTP V2」を活用する。Hyperliquid上の開発者にとっては、ユーザーがCCTP V2に対応するブロックチェーン間で安全にUSDCを移動できるようにしたり、シームレスなクロスチェーンアプリを開発したりできるメリットがあるとサークルは説明した。

なお、正式なローンチ時期については今後発表すると述べている。

関連:USDCの運用方法とは?DeFi・CEXで利回りを得るステーブルコイン活用術を解説

他のメリット

米国でジーニアス法の制定が決定してステーブルコイン規制の枠組みが明確になったことで、USDCの普及が加速する可能性がある。先月には、レイヤー1ブロックチェーン「Sei」にネイティブUSDCとCCTP V2を導入することをサークルは発表した。

関連:サークル社、SeiチェーンにネイティブUSDCとCCTP V2を導入 効率的なステーブルコイン利用を促進

サークルは今回、上述した内容以外にも、HyperliquidがネイティブUSDCを導入するメリットを指摘。まずは、規制に準拠し、完全に1:1でドルに裏付けられたデジタルドルを使用できるようになると説明した。

他にも、「Circle Mint」のような機能を使って機関向けに法定通貨との橋渡し(オンランプ/オフランプ)機能を提供したり、汎用的なスマートコントラクト実行環境「HyperEVM」を備えたアプリにUSDCを導入しやすくしたりできるメリットもあるとした。

Hyperliquidは比較的新しいブロックチェーンだが、「DefiLlama」のデータによればDeFi(分散型金融)で運用のためにロックされた暗号資産(仮想通貨)の総価値「TVL(Total Value Locked)」は、全てのブロックチェーンの中で8位である。

TVLの金額は約21億ドル(約3160億円)。以下の画像は、各ブロックチェーンのTVLのマーケットシェアである。

出典:DefiLlama

関連:ステーブルコイン「USDC」の買い方、DeFi運用・使い方を徹底解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/16 火曜日
10:30
クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のWeb3ファンドをローンチ
クレディセゾンのベンチャー部門は、ブロックチェーンのスタートアップ対象のファンドOnigiri Capitalのローンチを発表した。トークン化RWAのソリューションを開発する企業に投資する。
10:12
コインベース支援のL2「Base」、独自トークンの発行検討を開始
仮想通貨取引所コインベース支援のL2「Base」は、ネットワークトークンの発行検討を開始。これまではガス代にイーサリアムを使用し、独自トークンの発行予定はないとしてきた。
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのBTC年内20万ドル到達予測やDOGEのETF上場計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週FOMCの焦点は? テクニカル的な買いがビットコイン相場を押し上げる可能性|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン週次レポート。米雇用統計の大幅下振れとインフレ鈍化を受けFRB利下げ期待が高まり、BTC円は8月23日ぶりに1700万円を回復した。来週のFOMCでは年内3回の利下げ織り込みと政策金利見通し下方修正が焦点。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|新経連の仮想通貨税制改正提言に高い関心
今週は、トークン化されたポケモンカードのブーム、ナスダックのトークン化株式の取引承認申請、一般社団法人新経済連盟の仮想通貨税制改正提言に関する記事が最も関心を集めた。
09/13 土曜日
15:00
日本のRWAトークン化の最前線、市場の特徴や展望は?|WebX2025
日本のRWAトークン化市場についてWebXでディスカッションが行われた。最前線にいるプレイヤーを招き、市場の特徴や展望、制度上の課題などについて話してもらった。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年9月最新】
2025年9月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
10:35
ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。その背景は?

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧