
「一切外部投資家を求めていない」
バイナンス共同創設者のチャンポン・ジャオ(CZ)氏は24日、自身の家族のファミリーオフィスであるYZiラボが外部投資家への門戸開放を検討しているとの報道を否定した。同氏はX上で「YZiラボは外部ファンドを調達していない」と投稿し、リブランド後は一切外部投資家を求めていないと明言した。
フィナンシャル・タイムズは同日、YZiラボのエラ・ザン責任者の発言として、YZiラボが100億ドル規模の外部向け投資ファンドに転換する可能性があると報じた。ザン氏は「常に多くの外部投資家の関心があり、最終的に外部向けファンドに転換することを検討するかもしれない」と述べたとされる。
CZ氏はザン氏の発言とされる内容を否定し、YZiラボはバイナンスから「スピンアウト」したのではなく独立運営していると強調した。ザン氏は以前、バイナンス・ラボが「バイナンスブランドを活用しながら取引所から独立して運営していた」と説明していた。
ザン氏とCZ氏は2018年にバイナンス・ラボを共同設立した。報道によると、ザン氏はAIとバイオテクノロジー分野での専門知識構築を進めており、「専門性と信頼度を得た時点で外部投資家に門戸を開く」と述べたとされる。
YZiラボは最近、分散型取引所アスター(Aster)を支援しており注目を集めている。アスターの独自トークンASTERは17日のローンチ以来19倍超上昇。同DEXは仮想通貨の永久先物と現物取引だけでなく、株取引も提供し、ハイパーリキッドと競合する位置にある。
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