
ソラナ版のクレジットカードを提供
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所Gemini(ジェミナイ)は20日、ソラナ(SOL)版のGeminiクレジットカードのローンチを発表した。
Geminiのクレジットカード自体は以前から提供しているが、今回はソラナブランドを意識したデザインや設計のカードをリリース。カードで支払いを行うとソラナで最大10%の報酬が得られることに加え、同社としては初めて、希望者がその報酬を自動的にステーキングできる機能を提供する。
ステーキングとは
仮想通貨を預け入れ、ネットワークの運用に貢献することで報酬が得られる仕組みのこと。
Geminiのクレジットカードは年会費無料。同社は今年8月にXRP版クレジットカードのローンチを発表し、大きな注目を集めた。今回のソラナ版については18日にXで、カードの発表を20日に行うことを示唆していた。
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ソラナについてGeminiは、インターネット上の資本市場や決済、仮想通貨アプリを支える高性能なブロックチェーンのネイティブトークンであると評価。また、19日時点でソラナの価格が前年比で16%超上昇していることにも言及している。
その上で、ソラナの勢いや開発者らのコミュニティの活発さを考慮すれば、ソラナ版クレジットカードのローンチは必然だったとした。
報酬の概要
報酬については利用に応じて以下の割合でソラナを受け取れると説明している。
- 最大4%のキャッシュバック(月間300ドルの利用上限):ガソリンスタンド、EV充電、公共交通機関、ライドシェアでの利用
- 3%のキャッシュバック:飲食店での利用
- 2%のキャッシュバック:食料品購入での利用
- 1%のキャッシュバック:その他の利用
他にも、特定の加盟店での購入に対して対象者に最大10%のキャッシュバックが提供されるのはソラナ版のカードも同様。キャッシュバック報酬は、ソラナに限らずビットコインやイーサリアムをはじめ、Geminiで利用可能な50種類以上の仮想通貨で受け取ることができるようにもなっている。
なお、既存のカード保有者も報酬の受け取りにソラナを選択すれば、自動ステーキングを行うことが可能だという。
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