はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン懐疑派ピーター・シフが金をトークン化へ、CZは「”信じてくれ”トークンだ」と批判

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「真のオンチェーン資産ではない」

長年のゴールド(金)支持者でビットコイン懐疑派として知られるピーター・シフ氏は、ブロックチェーンベースのトークン化ゴールドプラットフォームを開発していることを明らかにした。シフ氏は23日のインタビューで、自身の会社シフ・ゴールドがアプリを構築しており、利用者は保管庫に保管されたゴールドを購入し、所有権をトークン化して即座に譲渡や償還ができると述べた。

シフ氏はこのシステムを「携帯電話でゴールドを持ち歩く」方法と表現し、利用者はデビットカードを通じて端数を使用したり、コインに償還したりできるとしている。「ゴールドこそブロックチェーンに載せる意味がある唯一のもの」と主張し、トークン化を伝統的な価値保存手段とデジタル決済の橋渡しと位置づけた。

これに対しバイナンス創業者のCZ氏は、トークン化ゴールドは真のオンチェーン資産ではなく、仲介者への依存を伴う約束に過ぎないと反論した。「それは第三者が後でゴールドを渡すという信頼トークンであり、『信じてくれ』トークンだ」と述べ、このような信頼ベースのメカニズムがゴールドコインが普及しない理由だと指摘した。

シフ氏は仲介者が市場の正常な特徴であり、欠陥ではないと反論している。ブリンクスのような保管庫提供者をゴールド業界を支える長年のカストディアンの例として挙げ、「取引相手は資本主義の一部だ」と述べた。ブルームバーグ・インテリジェンスのETF専門家、エリック・バルチュナス氏はこのETFに似た構造は既に伝統的金融に存在すると指摘し、「おめでとう、ETFを発明したね」と冗談めかして述べた。

一方、トークン化ゴールド市場は新たな節目に達している。テザー・ゴールドとパックス・ゴールドが主導するこのセクターの時価総額は、現物ゴールドが1トロイオンス当たり4,356ドルの最高値を記録した10月20日に40.3億ドルの過去最高を記録した。月間取引量は86億ドルを超え、15万人以上が保有し、過去1カ月間で2万以上のアクティブアドレスがゴールド裏付けトークンを取引したことが判明した。

トークン化ゴールドは物理的なゴールドのデジタル表現を提供するが、実際の資産は集中管理された保管庫にオフチェーンで保管される。パクソスやテザーのような発行者はスマートコントラクトを使用してゴールド準備金に対応するトークンを発行し、監査と償還オプションを提供している。

関連:「ビットコインにとって2025年のゴールド高騰は好材料」Bitwiseが市況分析

関連:金(ゴールド)価格に合わせて動く仮想通貨とは?市場の広がりとこれから

WebX アンケートご協力のお願い
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:30
カルシとレッドストーン提携 予測市場データを110超のチェーンで展開
DeFiレッドストーンとカルシが提携し、CFTC規制下の予測市場データを110以上のブロックチェーンで提供開始。オラクル技術により実世界イベントデータのオンチェーン化を実現、DeFi開発者に新たな構築基盤を提供。
11:05
資産運用大手ティー・ロウ・プライス、仮想通貨ETF市場に参入へ
資産運用大手ティー・ロウ・プライスは、仮想通貨ETFの申請書を米SECに提出。投資対象にはビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど時価総額が高い銘柄が含まれる。
10:50
BTCマイニング株、ビットコイン価格と連動せずAI事業シフトで上昇=JPモルガンレポート
JPモルガンの最新レポートによると、上場ビットコインマイニング企業の株価は仮想通貨価格との相関関係が崩れ、AI事業への転換により独自の動きを見せている。
10:10
ビットコイン需要が枯渇、不安定な局面続くか=Glassnode分析
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新レポートを分析。需要枯渇や長期保有者の売却増加から、市場の不安定な局面が続く可能性を指摘している。
09:35
トランプ大統領、CZ氏の恩赦について発言
トランプ大統領はバイナンス創業者のCZ氏への恩赦について「彼がやったことは犯罪ですらなかった」とコメント。多くの善良な人々の要請を受けて恩赦を与えたと明かした。
08:20
ポリマーケットが最大2兆円の評価額で資金調達検討、わずか4カ月で10倍に
米賭けサイトプラットフォームのポリマーケットは120億ドルから150億ドルの評価額で資金調達を目指す。6月の評価額10億ドルからわずか4カ月で10倍以上急上昇。
07:30
ソラナDEXジュピター、予測市場のベータ版をローンチ
仮想通貨ソラナのブロックチェーン上のDEXアグリゲーターJupiterは、予測市場のベータ版をローンチ。予測市場プラットフォームKalshiの流動性を活用している。
07:10
ビットコイン懐疑派ピーター・シフが金をトークン化へ、CZは「”信じてくれ”トークンだ」と批判
金の支持者ピーター・シフ氏がブロックチェーンベースのトークン化ゴールドプラットフォームを開発。バイナンス創業者のCZ氏は真のオンチェーン資産ではないと批判した。
06:25
テスラ決算、ビットコイン保有継続で122億円の含み益を計上
テスラは3Qにビットコイン保有により122億円の含み益を計上した。11509BTCを以前として保有し評価額は約2000億円に達した。
06:05
ロビンフッド、BNBとHYPEを新規上場
ロビンフッドは10月23日にBNBとハイパーリキッドのHYPEを新規上場した。今月16日にもASTER、XPL、VIRTUALの3銘柄を追加しており、取扱銘柄の拡充を継続している。
05:50
米フィデリティ、ソラナの売買に対応開始
フィデリティ・デジタル・アセッツはソラナの購入、売却、トレーディングサポートを全仮想通貨プラットフォームで開始した。個人投資家向けと機関投資家向けの両方で利用可能になる
05:35
トランプ大統領、バイナンス創業者CZ氏を恩赦 米国市場復帰の可能性
トランプ大統領がバイナンス創業者CZ氏に恩赦を与えた。ホワイトハウスはバイデン政権による「仮想通貨への戦い」が終わったと声明を発表し、バイナンスの米国市場本格復帰への道が開かれる可能性がある。
10/23 木曜日
20:48
野村系レーザーデジタル、投資ファンドをSeiブロックチェーンでトークン化 
野村傘下レーザーデジタルのファンドがセイ上でトークン化。カイオ経由でブラックロックやブレバン・ハワードなどグローバル大手と並ぶ機関投資家向けRWA商品として展開。
16:54
クオンタムソリューションズ、イーサリアム保有量で国内上場企業トップ
東京上場のクオンタムソリューションズが7日間で2365ETHを取得した。アーク・インベスト創業者ウッド氏も支持を表明。
15:32
ポリマーケット、米大手スポーツベッティングと提携 予測市場インフラ提供へ
予測市場大手ポリマーケットが米スポーツベッティング大手ドラフトキングスの清算機関に指定。競合カルシとの競争激化の中、B2C市場に加えB2B事業で新たな収益源を確保。NY証取の親会社から20億ドルの投資も受け事業拡大を加速。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧