ストラテジー社のような効果持つか
暗号資産(仮想通貨)XRPの支持者で人気市場リサーチャーのRipple Bull Winkle氏は21日、新設のXRPトレジャリー企業エバーノース・ホールディングスの重要性について見解を表明した。
同氏は、エバーノースがXRPを私募ではなく取引所から直接購入するとしていることに着目。これは稀なケースであり、彼らがXRPを蓄積するたびに、個人投資家がアクセスできる流通供給量は減少すると指摘している。
XRPの供給量は固定されていることから、こうした小規模な需要の波でも価格を動かす要因になる可能性があると続けた。
また、エバーノースは、流動性プール、レンディングプロトコル、利回りプログラムなど、XRPを中心としたエコシステムの構築を目指していることにも触れた。これにより取引量が増加して実用性が向上すれば、金融機関が決済のためにXRPを保有する理由になるとも意見している。
さらに、エバーノースがナスダックに上場した暁には、米ウォール街の金融企業が、エバーノースの株式を通じて、間接的にXRPにアクセスできるようになるとも続けた。
Ripple Bull Winkle氏は、エバーノースが流入した資金でさらに公開市場でXRPに投資することに使う可能性を指摘。
ビットコイン蓄積で知られるストラテジー社がビットコイン価格の上昇に寄与したのと同様に、エバーノースの動きがXRPの価格にとってもプラス要因になる可能性があると予想した。
エバーノースはリップル社やSBIグループ、パンテラ・キャピタル、クラーケンなどから支援を受け、元リップル社幹部のアシーシュ・ビルラ氏が率いる企業となる。
20日には、特別買収目的会社アルマダ・アクイジション・コープIIとの事業統合契約を発表。取引完了後はエバーノースの名称で運営され、ナスダックにティッカーシンボル「XRPN」で上場する予定だ。
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9月には、XRP連動ETFレックス・オスプレイXRP ETF(XRPR)が取引開始され、REX Sharesによると現在その運用資産は1億ドル(約153億円)を超えている。投資家の需要を示す形だ。
このファンドは純粋な現物ETFではないが、XRP現物およびXRP関連の米国外ETF(上場投資信託)などに投資し、XRPの1倍に相当するリターンを目指すものである。
米国では、グレースケール、ビットワイズ、コインシェアズ、その他の企業がXRP現物ETFの申請書を提出しており、米証券取引委員会(SEC)の審査を待っているところだ。
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仮想通貨現物ETFとは
実際に仮想通貨を購入し、その仮想通貨を基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接トークンを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。
また、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)グループの市場データによると、5月にXRPおよびマイクロXRP先物が取引開始して以来、56万7,000件以上の契約が成立。累計取引量は約269億ドル(約4兆円)に達した。これも、機関投資家によるXRPへの需要が勢いを増していることを示唆している。
99bitcoinsのアナリストは26日、XRPは足場を固めつつあり、FOMCの内容にも依存するものの、ボックス取引は今後1週間XRPが上昇する軌道を示しており、直近の目標価格は2.9ドルおよび、それを抜けた場合は3.4ドルだと予測した。



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