はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

カナダ、ステーブルコインの枠組み構築を加速 米国政策に足並み

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カナダ、規制導入へ急ぐ

ブルームバーグが27日(月曜日)に報じたところによると、カナダ政府はステーブルコインの規制枠組み構築に迅速に動いており、11月4日に提出される連邦予算に関連条項を盛り込むことを目指している。

関係筋によると、政府の担当者は数週間にわたり規制当局や業界の参加者と詳細な部外秘の議論を行った。

カナダが規制を急ぐ背景には米国の動きがある。米国では7月にジーニアス法が成立し、ステーブルコインの発行者に厳格な準備資産の保有とマネーロンダリング対策の順守を義務付け、金融当局による監視体制を確立した。しかし、カナダでは関連法が欠如しているため、一部の関係者から懸念の声が上がっている。

関連:ジーニアス法成立後のステーブルコイン世界覇権争い、日本は規制先行も普及に課題|WebX2025

テクノロジー業界のロビー団体であるカナダ・イノベーター評議会(Council of Canadian Innovators)副議長のジョン・ラファロ(John Ruffolo)氏は、政府に迅速な行動を強く促している。同氏は、国内での規制がなければ、カナダ人は米ドル建てステーブルコインを好むようになり、その結果、国債需要の低迷や金利上昇を招く。さらに、カナダ銀行の金融供給への統制が緩み、ひいては資本管理の主権を米国規制当局に譲る事態になると警鐘を鳴らした。

また、カナダ銀行のロン・モロー(Ron Morrow)決済・監督・監視担当理事は今年9月、連邦政府によるステーブルコイン規制の必要性を強調し、当局に決済規制枠組みの早期構築を求めた。

そして、カナダは金融主権の確保と決済システムの現代化という課題に直面しており、来週の予算発表でステーブルコイン規制の導入が進んでいる。

関連:「ステーブルコインは世界の金融安定性に対する脅威」中国人民銀行総裁が表明

米ドル主導のステーブルコイン市場

世界のステーブルコイン市場は急成長を続けており、現在の時価総額は約3,000億ドル超(約45兆円超)に達している。この巨大な市場のうち、米ドルに価値が固定されたステーブルコインが99%近くを占めているのが現状だ。

関連:「史上最大の金融包摂」USDTステーブルコイン、ユーザー数5億人達成

各国・地域がステーブルコインの立法も加速している。欧州連合(EU)ではMiCA(仮想通貨市場規制)が成立し、発行体に厳格な準備金保有やライセンスを義務付けた。日本は2023年に世界で最も早期に包括的な規制枠組みを整備し、銀行や資金移動業者による円建てステーブルコインの発行を可能にした。香港やシンガポールといった主要拠点も独自の規制導入を進めており、デジタル金融市場の主導権争いは激化している。

関連:日本初の円建てステーブルコインJPYC、正式リリースへ

WebX アンケートご協力のお願い
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/29 木曜日
05:30
米フィデリティ、独自ステーブルコインFIDDを数週間以内にローンチ
資産運用大手のフィデリティ・インベストメンツが初のステーブルコイン「フィデリティ・デジタル・ドル(FIDD)」を数週間以内にローンチすると発表した。個人投資家と機関投資家の両方が利用可能となる。
01/28 水曜日
16:51
ヴィタリック氏、「意義あるアプリ不足がイーサリアム最大のリスク」
イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリン氏がインタビューで、イーサリアム最大のリスクは技術的脆弱性ではなく「社会的意義のあるアプリケーション不足」だと警告。仮想通貨業界の「終末シナリオ」を避けるため、投機から実用へのシフトを訴えた。
16:04
レイ・ダリオ「世界秩序は崩壊の瀬戸際」、ビットコインの真価問われる
著名投資家レイ・ダリオ氏が米国の秩序崩壊リスクを警告。金が史上最高値を更新する中、ビットコインは「デジタルゴールド」として機能するのか、その真価が問われている。
15:46
英広告当局、コインベース広告を禁止 仮想通貨リスクを「軽視」と判断
英国の広告基準局がコインベースの風刺的な広告キャンペーンを禁止。仮想通貨リスクの適切な開示を欠いたとして「無責任」と判断。同社は決定に反論している。
14:17
ビットコイン、60日間のレンジ相場が継続 米国の売り圧力が主導=Wintermute
Wintermuteが26日に投稿した市場分析で、ビットコインが85,000~94,000ドルのレンジで60日間推移していることを指摘。記録的なETF資金流出により米国の売り圧力が市場を主導していると分析した。今週のFOMC会合やビッグテック決算が転換点となる可能性を示唆している。
13:30
イーサリアムのAIエージェント向け新規格ERC-8004、メインネットで間もなく稼働へ
イーサリアムがAIエージェント間の安全で信頼性の高い相互作用を可能にする新規格ERC-8004をメインネット上で間もなく稼働させると発表した。AIサービスがゲートキーパーなしで相互運用できるグローバル市場を実現へ。
13:05
「仮想通貨決済が日常の商取引に浸透しつつある」ペイパルら調査
決済大手ペイパルらが店舗による仮想通貨決済の導入状況について最新調査を実施した。業界別の導入率や売上への影響など、詳細データを解説する。
11:45
テザーが世界有数の金保有企業に、140トンで銀行・国家以外では最大規模
ブルームバーグによると、仮想通貨大手テザーが約140トンの金を保有し、銀行や国家以外では世界最大の金保有者となった。IMFデータでは世界トップ30の金保有者に入る。
11:20
ヘイズ氏、日銀・FRBの市場介入で「ビットコイン上昇の可能性」
BitMEX創業者ヘイズ氏が日銀・FRBの市場介入シナリオを分析。円安とJGB利回り上昇を受け、FRBが実質的なQEを実施する可能性を指摘。バランスシート拡大によりビットコイン価格上昇の可能性があると予測。
10:50
金融庁、資金決済法改正案でパブコメ募集
金融庁は、資金決済法の改正案を公開し、パブリックコメントの募集を開始。ステーブルコインの発行・運用に関係する改正案が特に注目を集めている。
10:20
モルガン・スタンレーが仮想通貨事業を本格強化、戦略責任者ポストを新設
米金融大手モルガン・スタンレーがデジタル資産戦略責任者ポストを新設し、仮想通貨事業を本格的に強化する。今年前半にビットコイン、イーサリアム、ソラナの取引を開始する計画だ。
10:00
トム・リー予測、「金・銀が調整局面入れば、仮想通貨市場には反発の可能性」
ファンドストラットのトム・リー氏が、金・銀の調整局面後に仮想通貨が反発する可能性があると予測。2025年10月の大規模デレバレッジの影響が続く中、ダボス会議ではウォール街が伝統的金融とトークン化の融合を支持する動きが加速している。
09:35
ピーター・シフ、「ビットコインより金が優れている」と見解
著名エコノミストのピーター・シフ氏が仮想通貨ビットコインとゴールドを比較。準備通貨としての可能性や投資価値についてゴールドの方が優れていると主張した。
09:15
野村のレーザー・デジタル、米国で国法信託銀行免許を申請
フィナンシャル・タイムズの報道によると、野村ホールディングス傘下のデジタル資産部門レーザー・デジタルが米国の国法信託銀行免許を通貨監督庁に申請した。連邦免許により全米での事業展開が可能になる。
08:30
ステーブルコイン普及で米銀行システムから760億円の預金流出リスクか
スタンダード・チャータード銀行がステーブルコインの普及により米国の銀行が2028年末までに最大5000億ドルの預金流出リスクに直面すると分析した。地方銀行が最も高いリスクにさらされている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧