はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ソラナの投資妙味、Bitwiseの最高投資責任者が解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨投資の相乗効果

暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwise(ビットワイズ)のマット・ホーガン最高投資責任者は29日、ソラナ(SOL)の成長可能性を考察したメモを公開した。

自身の投資哲学をもとにビットコインと比較しながら、「成長の相乗効果」が働く可能性があるという投資妙味を解説している。

ホーガン氏は今回「2つの賭けを同時に行う:ソラナに対するシンプルな考察」というタイトルのメモを公開。その中で、自身にとってベストの仮想通貨投資とは「2つの勝ち方を提供してくれるもの」であると説明した。

そして、具体例としてビットコインを買う場合は、以下の2つに賭けていると述べている。

  • 価値の保存手段のグローバル市場が成長すること
  • 価値の保存手段市場でビットコインのシェアが拡大すること

今回ホーガン氏が強調しているのは、この2つの相乗効果だ。ビットコインのシェア拡大を気にかけている一方で、価値の保存手段市場自体の成長に十分に注目できていない投資家が多いとホーガン氏は指摘した。

まず、ゴールド(金)などを含む価値の保存手段市場の規模が2倍になれば、ビットコインが現在のシェアを維持できる限り、単純に考えればビットコインの市場規模(時価総額)も2倍なるとは説明している。この場合、新規発行量を考慮しなければビットコインの価格も2倍になる。

同様に、もし価値の保存手段市場の規模が変化しない場合でも、シェアが2倍に拡大すればビットコインの価格も2倍にはなるとホーガン氏は説明した。

一方で、今回強調している相乗効果とは、価値の保存手段市場が発展し、ビットコインのシェアも拡大すること。ホーガン氏は、過去20年と同様に価値の保存手段の市場規模が10倍になることは実現可能であると分析している。

そして、ビットコインのシェアがゴールドと同等になり、例えば約50%に拡大することも妥当なシナリオであると主張。この通りなると述べているわけではないが、この相乗効果が起きれば、ビットコインの価格は1BTC=約650万ドル(約10億円)になると試算した。

その上で、これが2つの賭けを同時に行うことの魅力だと説明している。

ソラナへの投資

次に、ソラナの場合は以下の2つに賭けていると説明した。

  • ステーブルコインとトークン化のインフラ市場が成長すること
  • これらの市場でソラナがシェアを拡大すること

ホーガン氏は、長期的にほぼ全ての決済がステーブルコインで行われるようになり、ほぼ全ての資産がトークン化されると考えていると説明。ステーブルコインとトークン化のインフラ市場の規模が10倍以上になることは容易に想像できるとした。

その上で、これらの市場を主導しているのは現在はイーサリアムのブロックチェーンだと指摘している。

一方で、ソラナにはシェアを拡大する可能性があると分析。処理が速く、ユーザーフレンドリーな技術を提供し、プロダクトを早くローンチしようとする素晴らしいコミュニティに支えられている強みがあるとした。

その上で、送金大手ウエスタン・ユニオンの採用事例を挙げ、ソラナが普及し始めていると指摘。そして、ビットコインの発展と同様のことがソラナでも起こりうると主張している。

関連:米送金大手ウエスタン・ユニオン、ソラナ上でUSDPT発行計画 来年上半期目処に

なお、ホーガン氏のBitwiseはビットコイン現物ETFを提供している企業。また、28日にはソラナ・ステーキングETFの提供を開始した。

関連:上場初日のソラナステーキングETF、今年新規上場ETFの中で出来高最多 85億円に

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/15 月曜日
17:41
分散型AIトークンのFET、 Binance Japanで取扱い開始【国内初】
Binance Japanが国内初となるFET(Artificial Superintelligence Alliance)の取扱いを開始。本記事ではASIアライアンスの概要、FETの用途、将来性、想定されるリスクを解説する。
16:45
なぜSBI新生銀行は投資家に選ばれる? 圧倒的優位性を持つ「SBI証券」との連携メリットを解説
SBI新生銀行が投資家に選ばれる理由は、SBI証券との圧倒的な連携メリットにあります。預り金自動スィープサービスで入金操作不要、年4.2%の高金利預金で待機資金を運用。IPO投資、NISA口座、資産一元管理まで、他の銀行では実現できない理想的な投資環境を徹底解説。
14:36
リップル決済、欧州初の銀行採用 スイスのAMINA銀行と提携
リップルがスイスのAMINA銀行と提携し、欧州初のリップル決済導入を実現。ブロックチェーンと従来の銀行システムを統合し、ほぼ即時の国際送金サービスを提供。両社の協力関係はステーブルコイン保管から決済へと拡大。
13:44
イーサリアム「フサカ」実装直後にPrysm障害、1.8億円の報酬損失が判明
イーサリアムの大型アップグレード「フサカ」実装直後、Prysmクライアントでバグが発生し382ETH(約1.8億円)の報酬機会が失われたことが判明し、ネットワークの堅牢性においてクライアント多様性の重要性が再確認された。
13:22
英国、2027年に仮想通貨規制を本格導入へ 政治献金も禁止方針
英国財務省が2027年施行予定の仮想通貨規制案を策定中。英国金融行動監視機構の監督下で取引所やウォレット企業に透明性基準を義務付け、消費者保護を強化。仮想通貨による政治献金も禁止へ。
10:50
ストラテジー、ナスダック100指数への残留決定 ビットコイン買い増しの意欲示す
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーのナスダック100指数への残留が決定した。セイラー会長はビットコイン追加購入への意欲を示唆している。
10:41
日銀30年ぶりの0.75%利上げ見込み 仮想通貨市場への影響は?
日本銀行が12月19日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げる方針。30年ぶりの高水準となる利上げが、円キャリートレード巻き戻しを通じてビットコインなど仮想通貨市場に与える影響を分析。米FRBのQT終了による影響緩和の可能性も解説。
10:10
2025年末までに済ませておきたい仮想通貨に関する税金と確定申告への準備|Gtax寄稿
仮想通貨の税金の仕組みと、年末までにできる節税対策を解説。損益圧縮やふるさと納税・iDeCoの活用法、確定申告に向けた取引履歴・経費の整理ポイントをまとめています。
08:50
米SEC、個人投資家向けの仮想通貨保管ガイドラインを提示 姿勢転換示すか
米証券取引委員会が個人投資家向けにビットコインなど仮想通貨を保管する方法に関して推奨事項を提示した。ウォレットの選び方やカストディアン選定の注意点を解説している。
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧