ハイパーリキッドの建玉が急増中
分散型取引所(DEX)のハイパーリキッド(HYPE)は27日、商品(コモディティ)取引の急増を背景として、HIP-3を導入した未決済建玉が過去最高の7億9,000万ドル(約1,200億円)に達したと発表した。
1か月前の2億6,000万ドルから急成長している形だ。ハイパーリキッドは、HIP-3の未決済建玉は毎週新たな最高値を更新しているとも述べた。
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HIP-3とは
昨年10月にハイパーリキッドのメインネットで有効化されたアップグレードのこと。これまでコアチームやバリデーターが管理していた永久先物市場の作成プロセスなどを完全に分散化し、誰でも条件を満たせば、ハイパーリキッドの基盤インフラ上で独自の永久先物の分散型取引所を展開可能になった。
また、ハイパーリキッドのジェフ・ヤンCEOは、同DEXのスプレッドが現在、バイナンスのデリバティブ取引所よりも低くなっていると指摘。伝統金融(TradFi)資産の永久先物取引において、最も流動性の高い取引所に成長したと主張している。

出典:ヤン氏X投稿
ヤン氏が共有したスクリーンショットによると、ハイパーリキッドのビットコイン(BTC)永久先物契約のスプレッドは1ドルで、バイナンスの約5.5ドルよりも低い。また、ハイパーリキッドの累計アスクサイズは140BTCに達し、バイナンスの80BTCを上回っている。
アスクサイズとは、ある価格で売りに出されている注文の合計数量のことだ。ハイパーリキッドは先日、2025年にはユーザー数が140万人に達し、2024年から4倍以上の成長を記録したとも報告していた。
一方で、月間の永久先物取引量を比較すると、1月にはこれまででバイナンスが1.2兆ドル、ハイパーリキッドが1,370億ドルであり、依然として差は大きい。
コモディティ取引の増加は、金や銀などの貴金属が新たな高値を更新したことに関連していると考えられる。ハイパーリキッドでは貴金属の価格に連動する契約も取引されているところだ。
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ブロックチェーン開発プラットフォームのチェーンサイトは、HIP-3により、ハイパーリキッドは一つの取引所から、パーミションレスな金融インフラへと変化すると評価した。
企業のIPO前の評価額、株価指数など、あらゆるデータが取引可能な市場が創出されるとも期待を示していた。
ハイパーリキッドの競合には、分散型永久先物取引プラットフォーム「Aster」も存在している。
Asterは最近、「ユーザー対AI(人工知能)」トレーディングコンテストのシーズン2の開催を発表。これは、人間の直感とAIによるアルゴリズムの精度を、パブリックかつリアルタイムの場所で対決させるものとなる。
コミュニティは、人間とAIの勝率やボラティリティ処理、リスク調整後リターンといった主要指標も目にすることができる。
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