TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

米フィデリティ、仮想通貨・ブロックチェーンデータ分析企業に出資|機関投資家向けの事業拡大を目指す方針

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーン・データ分析企業、2億円以上の資金調達に成功
仮想通貨やブロックチェーンのデータ分析ツールを提供するCoin Metrics社はフィデリティや著名投資銀行から190万ドルの資金調達を行なったことを明らかにした。この出資を受け、機関投資家を対象としたインデックスや独自分析を提供していく方針を示した。

機関投資家が求める「データ」

仮想通貨カストディの提供を目指す大手金融機関フィデリティ社は28日、米投資銀行Dragon Fly Capitalなどと共に、仮想通貨・ブロックチェーン データを分析するスタートアップ企業Coin Metrics社に190万ドル(約2.1億円)出資したことを発表した

Coin Metrics社は、今回の出資を受け、機関投資家向けに独自の調査レポートなどの商業商品やマーケットデータ、そしてインデックスを提供、機関投資家への事業拡大を目指する方針を示した。

Coin Metrics社の共同設立者であるNic Carter氏はCoindeskの取材に対し以下のように言及した。

エクセルと同じ感覚で、誰でもブラウザから統計分析を行えるチャートツールを作った。

…機関投資家は異なるデータセットを識別できない既存の価格集計サービスでもう満足していない。

Coin Metrics社のプラットフォームを利用すれば、情報過多となりがちなブロックチェーンの分析においても重要な情報を精査し、選別できるとCarter氏は言う。

一つ検討しているのは取引所のホワイトリストを作成して、市場の参考価格が信頼できる機関の価格を基に算出されることを徹底することだ。

ウォッシュトレードなど、違法行為に関与する取引所は参考にすべきではない。

またフィデリティ社と共にCoin Metrics社に出資した米国の大手投資銀行であるDragon Fly Capital社の共同設立者であるAlex Pack氏は以下のように言及した。

Coin Metricsの良い点は仮想通貨を長年研究している点とNPOとして、オープンソース状態で活動している点だ。

フィデリティ社も公式ブログにて、機関投資家の参入に必要なものとして、同社が提供を予定しているカストディと共に、正しいデータが必要であると考えている。

ブロックチェーンの性質上、取引が全て見えることから仮想通貨はオープンだと考えやすいが、伝統金融と比較する機関投資家からすると見劣る部分があるかもしれない。そんなニーズに応える商品になることが期待される。

一般的に機関投資家の参入に必要なものは規制の明確化、カストディサービスやセキュリティ面における不安の払拭などが挙げられているが、取引データの透明性が向上することも仮想通貨の信頼度向上につながるかもしれない。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

欧州でビットコイン事業展開を行う銀行、機関投資家向けの仮想通貨取引プラットフォームを開始
仮想通貨に対して友好的な欧州リヒテンシュタインの銀行、Bank Frickが機関投資家を主に対象とした仮想通貨取引プラットフォームDLT Marketsを提供することを発表した。
米商業銀行CEO「3月から機関投資家が参入するだろう」|Bakktのビットコイン先物とフィデリティ仮想通貨カストディの日程に言及
米商業銀行のGalaxy Digital社CEO、マイケル・ノボグラッツ氏が仮想通貨市場に機関投資家が今後6ヶ月から1年をかけて参入すると予想した。またビットコインがアルトコインと差別化した「デジタル・ゴールド」となる理由も説明。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
SOLやXRPが上昇、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧