はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ブロックチェーンゲームプラットフォーム「Enjinコイン」最大8倍の暴騰理由は?ビットコイン先物SQ目前|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●「最古のブロクッチェーンプロジェクト」の一つ、Enjinコインが大暴騰

●日本時間4:45頃(summer time)に控える、CBOE先物SQ

金融市場と仮想通貨

2019年3月13日(水)の国際金融市場の値動きは、以下の通り。

日付 NYダウ 日経平均 BTC価格
3/7(木) 25,673ドル(-133) 21,456円(-140) 43.0万円
3/8(金) 25,473ドル(-200) 21,025円(-430) 43.0万円
3/9(月) 25,450ドル(-22) 21,125円(+99) 43.1万円
3/10(火) 25,650ドル(-206) 21,503円(+378) 42.6万円
3/11(水) 25,554ドル(-96) 21,290円(-213) 42.9万円

本日の東京株式市場は、前引けで一時300円安の21,999円になるなど、軟調な展開となった。

ブレグジット関連ニュースで英ポンドが揺れる中、ドル円は翌週のFOMCを注視している。

イギリス下院は、EU離脱に関する「離脱協定案」を大差で否決、13日に「合意なきEU離脱」を強行すべきかどうかの採決を行う。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

ビットコインのボラティリティは昨年11月以来の低水準にあり、ほとんど価格が動くことなく推移している。レジスタンスラインに上値を押さえ付けられているような状況だが、多くの投資家が静観していることもあり、先日の暴落のように乱高下を起こしやすい状況にあると見ることもできる。

そのような状況にある中、ブルームバーグインテリジェンスのアナリストは、「仮想通貨市場が底割れするための機は熟した」などと最新の報告書で言及。その一方で、2月初旬から取引高が3倍になったバイナンスコインを始め、12月中旬以来60パーセント以上高騰したイーサリアムやライトコインなど、一部メジャーアルトは、価格面でも大幅上昇を見せている。

”相場の豹変”には注意が必要だ。

ビットコインのマーケットデータでは、60日ボラティリティインデックスが、2018年11月以来の低水準に落ち込んでいることがわかった。

出典:bitvol.info

ビットコインボラティリティが低水準を記録した昨年11月は、ビットコイン価格が大きく変動する直前の時期にあたり、昨年末の1BTC6,000ドル付近で推移していた時期に該当する。(2017年からの長期チャート参照)

ボラティリティの低下をどのように見るか、という点では複数の専門家の見解がある。

下落基調にある相場を転換させる上で、複数のインジケーターの方向性を変える時期とみる見方もある一方で、現在のボラティリティの低下が、サポートラインによる一時的な動きであり、現在の底値付近で硬い動きを継続しているビットコインも、まだ底値を確信するには早い」との見解もeToroのアナリストGreenspan氏などから出ている。

これは、ボラティリティが上昇傾向に転じる場合でも、下落方向への可能性も考えるべきだとする意見だ。

ビットコイン先物限月(SQ)について

CBOE先物SQは、日本時間3月14日の午前4:45頃に予定されている。

ビットコイン市場では、2017年12月から米国のシカゴ・オプション取引所(Cboe)とシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で「先物取引」が提供されている。

先物を利用しない一般投資家にも無関係ではなく、限月(先物期限の満期日)が近付くにつれ、機関投資家などによる「ポジション解消の大量売買」が行われ、仮想通貨市場が動く可能性があるため、注意が必要と言える。

先物取引とは、「特定商品を将来の指定日にいくらで売買するかを、予め約束する契約」のことで、デリバティブ(金融派生商品)の一種で、盗難やハッキング被害のリスクがないため、機関投資家にも重宝されてきた。

CEM(シカゴ・マーカンタイル取引所)で取り扱うビットコイン先物限月(SQ)については、公式サイト上で、

当該限月の最終金曜日に到来し、3月スタートの四半期サイクルから直近の2限月取引が、このサイクルに含まれない暦上の直近2限月取引が上場される。」

と解説している。

つまり、一定の期間が過ぎると、投機取引のほとんどが取引最終日までに反対売買(買建ての場合は売り、売建ての場合は買戻し)を行うことにより、先物契約を解消する必要がある。反対売買が行われない建玉に関しては、ビットコイン参照基準レート(BRR)に基づいて差金決済される。

期日前後の市場への影響

ビットコイン価格の影響について、米調査会社ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのアナリストでCEOのトム・リー氏は、ビットコイン価格下落の原因は6月中旬のCboe先物の期日にあると言及しており、「ビットコイン先物期日前の10日間で、BTC価格は平均18%減少、6日後には回復する傾向がある」と分析している。

実際、昨年8月(日本時間16日 午前4時45分)に期日を迎えた、Cboeのビットコイン先物決済日には、直接的な影響こそ軽微だったものの、ビットコインFXで仕掛け売りが入ったことでBTC価格が乱高下するなど、間接的な影響を与えたこともあった。

Trading terminates at 4:00 p.m. London time on the last Friday of the contract month.

CMEグループ公式サイト

Enjinコイン、前月比8倍に暴騰

ブロックチェーンゲームプラットフォームとして知られる、仮想通貨Enjinコイン(ENJ)が、前月比800%(BTC建て)を記録している。

出典:Binance

Enjinは、2009年にシンガポールで創設された「最古のブロクッチェーンプロジェクト」の一つで、ゲームにも対応するEnjinウォレットや、Enjinネットワークなど、オンラインゲームに特化したプロダクトを提供しており、Enjin Coin(ENJ)のERC20トークンはネイティブトークンとして使われている。

ENJの上昇を誘発したとされる要因として、世界有数の電子メーカー「サムスン」との協業が報じられたことにあると考えられる。

2月下旬、スペインで開催された電子プロダクトのカンファレンスで「サムスン」の新型スマホ「Galaxy S10」が紹介され、内臓の仮想通貨ウォレットが対応する仮想通貨リストにENJが入っていることが判明したことで、同通貨の値段は右肩上がりに転じた。

出典:Cosmochain社提供

CoinPostの関連記事

ビットコイン超大口クジラの最新動向で「売り圧力」低減か、明日のバイナンス長期メンテに要警戒|仮想通貨市況
仮想通貨市場 ●最大11.3万BTC保有、超大型クジラの動きを探る ●ビットコイン半減期に向けて2倍に...
ビットコインのショート比率が増加傾向 動かぬ仮想通貨市場に新たな変化
ビットコインの60日価格変動率が2018年11月以来の低水準になったほか、ショートポジションが増加傾向にあることがわかった。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名を突破しました。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧