- ビットコイン価格急騰前にウォレットが活発化、小規模投資家の関心の高まりか
- アナリストが、ビットコイン価格急騰数週間前から休眠ウォレットの比率が大幅に低下していたことを指摘。小口投資家の関心の高まりを示すものであるとして、これまでの価格変動との違いを説明した。
ビットコイン価格急騰前にウォレットが活発化
ここ数日で25%以上の価格急騰を記録したビットコインに高騰の前兆が見られていたことがわかった。高騰の数週間前よりビットコインウォレットのアクティビティ(活動状況)が大幅に活発化していたという。
マーケット情報企業Flipsideの共同設立者Eric Stone氏(以下、Stone氏)が、Bloombergの番組内でこの動きについて説明し、「小規模投資家の目覚め」を示していると発言を行なった。
歴史的な統計でみると、流通しているビットコインの内、約40〜50%が1か月以上使用されていない休眠ウォレットに保管されていた一方で、価格急騰前の3月15日以降からは休眠ウォレットの比率が約10%へと大幅に低下している。
同氏はこれを、2018年の継続的な弱気相場によって薄れつつあった小規模投資家のビットコインへの関心が再燃している動きを示すデータであるとみている。
仮想通貨について楽観的であるならばこれは良いニュースだろう。ビットコインを購入しようと準備を始める投資家が増加している。
またFlipsideの最高経営責任者Dave Balter氏は、昨年11月のビットコイン価格急落を含めたこれまでの大幅な価格変動は主に数人の”クジラ”(大口投資家)によって引き起こされてきたとした上で、アクティブウォレットのデータから今回の価格急騰はそれらとは性質が異なることを同番組内で指摘、次のように述べた。
この動きは、10月に行われた数回のクジラの動きよりもはるかに有効なものだ。これはおそらく、この資産クラスに対する認識や自信の変化を意味している。