- TORNネットワーク、5月にdApps用テストネット公開へ
- 仮想通貨TRONはdAppsに力を入れた新たな第2レイヤーソリューション「サンネットワーク」に関する詳細や予定日を発表。またテザー発行など好材料が続いたことで仮想通貨TRXは+7%の上昇を記録している。
TRON、5月にdApps専用テストネット公開へ
仮想通貨TRONの創設者ジャスティンサン氏は8日、新たなdApps開発の専用プラットフォーム「Sun Network」に関する詳細を発表した。同プラットフォームはTRONネットワークの第2レイヤーソリューションで実現する。
#SUNNetwork is almost here 🚀 #Dapp sidechains, cross-chain infrastructures and some other expansion projects are coming! #SUNNetwork will further expand the overall capacity of #TRON network, improve the overall TPS and smart contract execution efficiency.https://t.co/PsHLwCvByU
— Justin Sun (@justinsuntron) 2019年4月8日
「サンネットワーク」では、dApps開発向けサイドチェーンの拡張機能が強化されるほか、TRONネットワークのスケーラビティ(拡張性)やスマートコントラクトの実装、セキュリティ向上などに繋がる新たなプラトフォームとなる。
dApps専用のサイドチェーンソリューションの「サンネットワーク(SUN Network)」に係る開発スケジュールは以下の通り。
予定日 | 段階名 | 主な追加内容 |
---|---|---|
5月30日 | テストネット | 無制限の拡張、サイドチェーンでのアセット保管と低い手数料 |
8月10日 | 正式ローンチ | 分散化とアクティブなエコシステム |
9月15日 | ネットワークの最適化 | システム展開と統合スピードの向上 |
まずは5月初旬にdApps専用のテストネット、およびサイドチェーンが開始。その約3ヶ月後に正式ローンチを行なった後、9月頃にはネットワークのOptimization(最適化)と呼ばれるプロレスを行いシステム全体を向上・改善を予定する。
イーサリアムとの連携も示唆
TRON財団のサン氏は先週行われたポッドキャスト内でもTRONネットワークの開発状況に関して言及しており、本日9日からTRONネットワーク上で主要ステーブルコインのテザー(USDT)を発行する方針を述べていた。
また2019年中にイーサリアムの開発者とも連携を図る構想を明かしている。
仮想通貨TRXの上昇
TRONの第2レイヤーソリューション「サンネットワーク」に関する詳細や、本日からTRONネットワーク上でステーブルコインのテザー(USDT)発行が開始されたことなどを受け、時価総額11位の仮想通貨TRON(TRX)はおよそ+7%の上昇を記録した。
TRON財団は3月末にも日本でのdApps展開に伴い、日本の金融庁および政府の規制に則り日本人開発者やユーザーにギャンブル関連のdAppsの開発や利用を推奨しない方針を表明。
今回の第2レイヤーソリューションに関する計画や、主要市場である日本の規制に遵守する姿勢を見せていることから、イーサリアムと共にdAppsやスマートコントラストの分野で競争を見せるTRONがdApps開発に向けて力を入れている姿勢が伺える。
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