はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインに強気な米億万長者、フェイスブックの仮想通貨プロジェクトに出資意向を示唆

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

億万長者Draper氏、Facebookの仮想通貨プロジェクトの資金調達に参加
億万長者VCのTim Draper氏は、Facebookの仮想通貨プロジェクトイベントに参加、出資について話し合う予定と言及した。Facebookの動きがもたらし得る影響を考察。

Facebook社の仮想通貨資金調達イベントに億万長者VCが複数参加

ベンチャーキャピタリストで億万長者のTim Draper氏は、Facebook社との会合で、仮想通貨プロジェクトへの投資について話し合う予定だ。「詳細を聞くのを楽しみにしている。」と、米有力誌Bloomberg Newsへのメールで胸中を語っていたことが判明した。

先日米大手紙The New York Timesに務めるレポーターPopper氏の報道によれば、この資金調達イベントに参加する投資家はDraper氏だけではない。その他のVCや機関投資家、または富裕層も投資する予定だ。

Facebook社は、独自の仮想通貨(ステーブルコイン)プロジェクトのために、ベンチャーキャピタルなどから外部資金で最大10億ドル(約1120億円)を調達する予定だと言われている。国際通貨として米ドルから独自の仮想通貨(ステーブルコイン)に置き換える計画を進める方針と複数のメディアが報じている。

Facebook社が価値を米ドルか複数の限られた通貨に固定することによってボラティリティを最小限に抑える「ステーブルコイン」を採用し、ユーザーがWhatsAppメッセージアプリ上で、特に利用者の多いインドでの送金システムに焦点を当てていることは、既に昨年報道されていた

しかし、どの仮想通貨のブロックチェーンを利用してシステムを構築するのか模索中であるため、Facebook社がコインをリリースするのはまだ程遠いようだ。

同社は2014年に、大手決済サービスPayPalの元社長のDavid Marcus氏を自社メッセンジャーアプリを遂行するために採用して以来、金融サービス業界での事業展開が期待されている。実際に、Marcus氏は同社で初となるブロックチェーン・ディレクターに任命された。

上述の資金調達イベントに参加するDraper氏は、シリコンバレーのベンチャーキャピタリストの間で、ビットコインや仮想通貨及びブロックチェーン技術に注目した第一人者であり、ビットコインを大量に購入したり、Coinbase社などの主要な仮想通貨企業にも投資してきた。

なお以前より、Draper氏は2022年までにビットコインは25万ドル(約2700万円)になると、強気な予想をしている。

他の多くのベンチャーキャピタリストも同氏の投資戦略を参考にする傾向がある中で、今回の会合参加は仮想通貨プロジェクトへのさらなる出資の誘導に繋がるだろう。

Facebookの仮想通貨導入が与えるインパクト

Facebookのような巨大なユーザー数を抱えるSNSの仮想通貨導入は業界において大きなインパクトをもたらすことが考えられる。

デジタルマーケティング企業ZEPHORIAの調査によると、2019年1月時点での全世界のFacebookユーザー数は23億2000万人となっている。

同社による仮想通貨の導入や送金システムの構築は、そのコミュニティの規模を鑑みるに一つの巨大なエコシステムを築く可能性があるだろう。また、それによって一般的なSNSユーザーとブロックチェーンや仮想通貨との距離が縮まることも推測できる。

今回の資金調達イベントなど、仮想通貨の導入へ本腰をいれて動き始めたことが伺えるFacebook、その影響力の大きさから今後の動向にはさらなる業界の注目が集まっていくだろう。

▶️本日の速報をチェック
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
個人マイナーが再びビットコインブロック採掘に成功、3.17BTC獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧