はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインを悪用する手口も、人気SNS「インスタグラム」で認証バッジ詐欺が蔓延か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン、「インスタグラム」認証詐欺に利用
インスタグラム上で、厳格な審査のある公式認証を逆手に取り、ビットコインなどの仮想通貨で偽の認証バッジ購入の勧誘を行う手口が判明した。

ビットコイン、「インスタグラム」認証詐欺に利用

米フォーブスは、インスタグラム上で著名人などのユーザーをターゲットにした認証サービスを提供する詐欺が起きていると報じた。仮想通貨などでそのサービスの購入を勧誘する手法が用いられている。

多くの著名人やインフルエンサーなどが持つ、インスタグラムやフェースブックの公式アカウントにいわゆる「認証バッジ」だが、本人・本物である信憑性を高めるこの証明は、本来お金で購入することは不可能で、インスタグラム公式側に認められた存在のみに付与されるものだ。

しかし、その手に入りにくい認証に対する心理を悪用したスキャムが存在し、偽の認証サービスを掲げて、仮想通貨やアマゾンのギフトカードでその購入を唆しているという。

フォーブス誌は、SNSマーケッティングサイト「Viral Nation」のマネージャーTravis Hawley氏に取材し、個人からの詐欺めいた認証バッジサービスの存在や事情について説明を受けた。

調査内容

過去、NSA(米国家安全保障局)の情報アナリストを務めていたHawley氏は、最初にNBAの著名プレイヤーLebron Jamesのインスタグラム投稿に呟かれた疑わしい認証バッジ勧誘について、調査を行なった。

その勧誘サービスのアカウントは、「手数料450ドルで、1時間以内に認証完了。仮想通貨とアマゾンギフトカードを受け付ける。」や「仮想通貨を利用する場合、150ドルの割引が付く。」などとコメントしていた。

Hawley氏は、実際にそのサービスを試そうと、米国の電子マネーサービスZelleを利用したが、認証バッジなどは一切付与されなかった。サービス側に問い合わせたところ、決済の遅延や入金されていないことを口実にされ、ビットコインを送金したところ、Hawley氏のインスタグラムアカウントをブロックして持ち逃げされたという。

Hawley氏は、なぜ偽サービスがビットコインや電子マネーサービスの入金手法を好むのか、以下のように述べた。

仮想通貨などによる送金は、金融機関に法的保証をされていない。しかしクレジットカードを利用した場合、返金を要求することは可能だ。

要するに、持ち逃げなど犯罪の痕跡を残さない仮想通貨や電子マネーは、スキャマーに好まれる理由と言える。

仮想通貨業界で、詐欺ICOプロジェクトなどは以前より見受けられているが、インフルエンサーになろうとするSNSユーザーの間隙を縫うような偽サービスで仮想通貨が悪用される事例も後を絶たない。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/15 火曜日
18:56
JASRAC、楽曲情報管理システム「KENDRIX」がソニュームに対応
JASRACの楽曲情報管理システム「KENDRIX」がSoneiumへ移行し、ブロックチェーン技術を活用。音源の存在証明や著作権管理を簡素化し、音楽クリエイターを強力に支援する。
14:35
実物トレカ裏付けのNFTがメルカリNFTで取扱開始
トレカを裏付け資産にしたRWAトークンがメルカリNFTで取扱を開始した。暗号資産なしでも購入でき、初心者でも簡単にトレカ取引を始められる新たな選択肢だ。流動性の向上にも期待が高まっている。
13:40
著名投資家ダリオ氏が警告「景気後退よりも深刻な事態が起きる可能性」 解決策は?
世界的投資家のレイ・ダリオ氏が、トランプ政権の関税政策と世界的緊張が『景気後退よりも悪い』危機を招く可能性を警告している。現在の状況を1930年代に似ていると指摘。最悪の危機を回避するために、米国政府が取り組める解決策も示した。
13:10
イーサリアムのクジラ投資家、取引所に47億円相当のETHを送金 再び売却か
仮想通貨イーサリアムを大量に保有する大口投資家が、約47億円相当のETHを取引所クラーケンに送金した。1月に続く大量移動であり、売却する動きを示唆している。
12:24
回復基調のビットコイン、複数のアナリストが今後の相場展望示す
暴落から回復基調にあるビットコインについてアナリストの見解が割れている。Titan of Crypto氏は「強気相場への転換シグナル」、RookieXBT氏は「下降ウェッジの上抜け」を示唆する一方、Ali氏は「上昇ウェッジの下抜けリスク」を警告した。米中貿易戦争の影響下、市場はニュースフローに敏感に反応している。
12:00
今年8月開催、第3回「WebX 2025」の見どころ・過去開催のハイライトを一挙紹介
WebX 2025はアジア最大級のWeb3カンファレンス。著名スピーカー、150社の最新技術展示、海外ゲストとの交流が勢揃い。チケット特典や過去開催の見所も総合解説します。
11:30
トランプ政権高官、関税収入などでビットコイン追加購入を検討と発言
トランプ政権の高官ハインズ氏が、関税収入や金証書の再評価を通じた仮想通貨ビットコイン購入を検討中と発言。ルミス上院議員の「ビットコイン法2025」支持にも言及し、米国政府による積極的な仮想通貨戦略が明らかに。
10:35
クラーケン、株・ETF取引サービスを段階的に提供開始
仮想通貨取引所クラーケンは、米国市場に上場する株や株のETFに投資できるサービスを段階的に開始した。今後は米国以外にもサービスを拡大することを計画している。
10:15
世界初のソラナ現物ETF、カナダで今週上場へ ステーキング機能搭載
カナダ証券当局が世界初となる仮想通貨ソラナの現物ETFの上場を承認。ステーキング機能を備え、イーサリアムより高利回りの可能性も。
09:50
グーグル、EUで仮想通貨関連広告に新ポリシー MiCA準拠を要件に
GoogleがEU圏での仮想通貨広告に新ポリシーを導入する。4月23日より仮想通貨取引所やウォレット提供者は、原則的にMiCA規制準拠が必須となる。
09:20
湘南美容外科の運営企業SBCメディカル、6000万円相当のビットコインを購入
湘南美容外科を運営するSBCメディカルグループホールディングスが、2025年4月14日に5BTCの購入を完了。2月発表の総額10億円規模ビットコイン購入計画の一環として、企業価値向上のための財務戦略を進行中。
08:25
米コインベース、KernelDAO新規上場へ 前日比27%安
米仮想通貨取引所大手コインベースは15日、仮想通貨銘柄KernelDAO(KERNEL)の新規上場を発表した。一方、同銘柄は前日比27%安。
07:40
米SEC、イーサリアムETFのステーキング審査決定を6月まで延期
米SECが仮想通貨ETFの重要機能の審査を延長。グレースケールのイーサリアムステーキングとバンエックの現物取引に関する決定は6月初旬まで持ち越しに。
07:15
仮想通貨投資商品、年初来の資金純流入額がほぼ帳消しに
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産の投資商品から先週に合計で約1,140億円の資金が純流出したと報告。結果的に年初来の純流入額をほぼ帳消しにしたと述べている。
06:45
アップルストアからも遮断、韓国で14の海外仮想通貨取引所が対象に
韓国の金融当局がアップル・グーグルと連携し未登録の海外仮想通貨取引所アプリ計17社の国内アクセスを遮断。KuCoin・MEXCなど中小業者が対象に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧