はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨の新たなビジネスモデル「ステーキング」が次期トレンドに? 大手マイニングプール創業者が語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「ステーキング」が仮想通貨業界の次期トレンドとなるか
大手マイニングプールf2poolの創業者は、PoSブロックチェーンにおけるステーキングが今後勢いを増すと主張。すでに対応ウォレットも提供されており、仮想通貨業界における新たな資産形成手段に注目が集まりつつある。

「ステーキング」が次のトレンドとなるか

中国大手マイニングプールf2poolの創業者Mao Shixing氏は、PoS(Proof of Stake)ブロックチェーンにおける「ステーキングサービス」が今後勢いを増していくと主張した。ステーキングとは、コインを専用のウォレット等にロックして預け、報酬と引き換えに分散型ネットワークの運用へ参加することである。

今回の重要点は、PoWアルゴリズムを中心としたマイニングビジネスを行う大手マイニング業者が新たなビジネスモデルとしてステーキングを挙げた点だ。

同氏によると、現在80%以上のPoSブロックチェーンプロジェクトがすでにステーキング・エコノミーに参入しており、ロックされているトークンの総額は60億ドル(約6660億円)に上るという。また、今年中に多くのPoSネットワークがリリースされ、それによって新たに25億ドル(約2775億円)分のトークンが創出される見通しであるとしている。

長引く弱気相場によってマイナーが受け取るPoW採用通貨の収益が少なくなっていることがその背景にあるとみており、マイナーたちの間で、仮想通貨業界における新たな収益確保の手段としてステーキングを採用する動きが広がりつつあるという。

ただし、そのようにPoSマイニングが普及しつつある一方で、それはまだ初期の段階でありインフラに欠けていることを指摘する。

また、Danhua Venture Capitalの最高責任者Judy Yan氏も、ステーキングの普及を主張する人物の一人だ。PoSネットワークにおいてはトークンの所有と投票権は分離されていることから、PoWと比較してダイナミックなネットワーク展開が可能になると主張した。

ステーキング機能を実装したウォレット「CoBo」

Mao氏がCEOを務める北京拠点の仮想通貨ウォレット企業は、ステーキングに対応したウォレットをすでに提供している。「CoBo」というウォレットで、複数のPoS通貨のステーキングに対応、「Staking as a Service(SaaS)」を掲げる。

さらにPantera CapitalとCoinbaseが支援しているStakingを委任できるサービスである「Staked 」や「CHORUS」などのようなサービスがローンチし、ステーキングの需要増加が高まっていることが伺える。

今後ステーキングが普及していく場合、それに伴いCoBoのようなステーキング対応ウォレットやその他関連サービスの充実が見込めるだろう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/11 火曜日
19:00
メインネット3周年迎えたAptosのCEOが語る次世代ブロックチェーンの未来|独占インタビュー
Aptos Labs創業者Avery Ching氏独占インタビュー。3周年を迎え、世界最速85msのブロックタイムを誇る技術、グローバル・トレーディング・エンジン構想、Jio Platformsとの提携について詳しく聞く。
18:00
スターテイル、スーパーアプリ公開 ソニーBSLのL2「Soneium」対応
Startale GroupがSoneium向けスーパーアプリ「Startale App」を発表。SNSアカウントでログインするだけで、ガス代や秘密鍵管理不要でオンチェーンアプリにアクセス可能に。
18:00
堀田丸正、Bitcoin Japanへ社名変更
堀田丸正はBitcoin Japanへ商号変更。BTCレンディングと1%以上の配当を組み込むビットコイン財務戦略の詳細を発表。Bakkt黒字転換を背景に経営刷新と日本市場戦略が本格始動。
16:49
ファンプラ(FPL)、公募価格下回る展開 コインチェックIEO4例目
コインチェックIEOのファンプラ(FPL)は初回板寄せ1.495円で価格形成後、まもなく公募価格1円を下回って推移。応募倍率9.06倍、過去IEOとの比較、初日価格推移を速報で解説。
15:06
ユニスワップが収益モデルを刷新、プロトコル収益でUNIを焼却へ
分散型取引所 ユニスワップ(Uniswap)は、手数料の一部をプロトコルが徴収し UNI トークンの焼却に充てる「フィースイッチ」機構を導入する「UNIfication提案」を発表。実現への期待から UNI 価格は30%前後急騰した。
14:02
ブロックチェーンゲーム「コインムスメ ドリームレース!」、12月26日にサービス終了
ブロックチェーンゲーム「コインムスメ ドリームレース!」が12月26日にサービス終了。売上によるトークン買い支えモデルの継続が困難になったことや、外部要因への対応コストが影響。約2年半の運営に幕。MSMトークンはDEX上で存続予定。
13:35
英中銀、「システム上重要な」ステーブルコイン規制案で意見募集 保有上限を設定
イングランド銀行は、ポンド建てシステム上重要なステーブルコインの規制案を公表。個人に2万ポンド(約390万円)、企業に1000万ポンド(約19億5000万円)の一時的な保有上限を設定し、銀行預金の急速な流出リスクを管理する。
13:10
今後の仮想通貨市場、レバレッジ崩壊後の回復見込みは?=コインベース分析
コインベースが10月清算イベント後の仮想通貨市場について最新の分析を発表。レバレッジが解消され今後数か月はゆるやかに上昇すると予想している。
11:05
金持ち父さん著者キヨサキ、ビットコイン・金・銀の価格予想を公開 「売らずに買い続ける」
『金持ち父さん貧乏父さん』著者のロバート・キヨサキ氏が2026年のビットコイン価格を25万ドルと予想した。金や銀にも強気の見通しを示し、米国の債務拡大を理由に実物資産への投資を推奨。
10:35
ランブル、テザー支援でノーザンデータ買収へ AI・HPC事業を強化
動画プラットフォームRumbleが、ステーブルコイン大手テザーの支援を受けてAI企業ノーザンデータを買収する。欧州最大級のGPU事業獲得でクラウド事業を強化する。
09:45
仮想通貨取引所ジェミニ、IPO後初の決算発表 予想超える売上増も損失拡大
ウィンクルボス兄弟創業のジェミニが株式上場後初の四半期決算を発表し、1株当たり6.67ドルの損失を計上した。売上高は5,060万ドルで前年比2倍に増加したが、上場関連費用が重荷となった。
09:15
KDDI、Pontaをステーブルコインに替えられるサービス提供へ
KDDIは年内にも、共通ポイントPontaをステーブルコインに替えて決済や送金に利用できるようにすることがわかった。ブロックチェーン上の金融サービスでも活用できるようにする。
08:05
ブロック社のスクエア、400万店舗でビットコイン決済開始
ジャック・ドーシー率いるブロック社が、スクエアで全世界400万店舗のビットコイン決済を可能にした。Square Bitcoinは2027年まで手数料無料で、ライトニングネットワークによる即時決済を提供。
07:40
米上院農業委員会が仮想通貨規制法案の草案公開、CFTCに新たな権限付与へ
米上院農業委員会が仮想通貨規制法案の草案を公開し、CFTCにデジタル・コモディティの規制権限を付与する内容を明らかにした。多くの部分が両党間の交渉中で未解決となっている。
07:02
仮想通貨投資商品、先週は約1800億円の資金が純流出
CoinSharesは、ETFなどの仮想通貨投資商品全体への先週における資金フローは約1,800億円の純流出だったと報告。ビットコインとイーサリアムの商品が流出を主導した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧