- 仮想通貨市場の動向、過去相場との比較
- 米金融大手のJPモルガンが、現在のビットコインが2017年に類似していると指摘するレポートを公開。別のアナリストも、過去相場比較で一時的なプルバックから再上昇が始まることを示唆している。
ビットコイン90万円突破、過去相場との比較
本日午前8時頃、仮想通貨ビットコインがbitFlyerにて再び90万円台を突破した。しかし、91万円の最高値を抜けることはできず、その後86万円台まで約5万円幅急反落するなど、乱高下が続いている。
最近の仮想通貨市場、特にビットコインの値動きが2017年のバブル相場に類似していると指摘する専門家は少なくない。金融最大手JPモルガンも例外ではない模様だ。
#Bitcoin prices diverge from intrinsic value, carrying echoes of late 2017, JPM says. pic.twitter.com/DImDoSMv8L
— Holger Zschaepitz (@Schuldensuehner) 2019年5月17日
週末にかけて明らかになったJPモルガンの分析レポートによると、同社は、現在のビットコイン価格がビットコインの本質的な価値を大きく上回り、「2017年後半を彷彿させる動き」との市場と同様の見解を示している。ドイツの経済学者であるHolger Zschäpitz氏が公開したことで話題となっていた。
ビットコインは、16日にも90万円を突破していたが、17日正午ごろに仮想通貨取引所Bitstamp及びCoinbaseで確認された大量売りがBitMEXなどでロングの清算を誘発した影響で、一時-15%の急落を記録。しかし、翌日に再び80万円を超え、19日には88万円まで上昇を見せた。
また、JPモルガンの関係者ではないが、仮想通貨アナリストとして知られるJosh Rager氏は、最近のビットコインの動向が、2015年末に終息した前回の弱気相場の終わりと類似していることを指摘している。ビットコインは2015年夏頃まで価格の停滞が続いていたが、9月から価格がパラボリック的な上昇を見せ、その後上昇相場が開始していた。
$BTC – 3D chart Super Guppy
— Josh Rager 📈 (@Josh_Rager) 2019年5月12日
Amazing similarity between the last bear market prior to uptrend
Bitcoin had a similar parabolic push out of accumulation, followed by a pullback and uptrend
Watching for a potential pullback where I'll add more to the stack pic.twitter.com/JABErMhlMq
2019年のビットコイン相場も4月上旬に50万円のラインを突破してから1ヶ月でおよそ+100%以上の暴騰を記録して放物線状の上向きの動きが始まっている。
Rager氏は、(1)放物線状の上昇、(2)相場の一時的なプルバック、その後上昇トレンドが開始するパターンが始まっていると予想した。