はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

『日本はブロックチェーン検索で世界最高ランク』仮想通貨関連ワードで各国の関心指数を調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨関連ワードの検索レポートを公開
ConsenSys調査チームは20日、国ごとに検索時における「仮想通貨関連ワード」の関心指数レポートを公開した。米国や南米ではビットコインがトップに、日本ではブロックチェーンがトップとなった。
ConsenSys社とは
ConsenSys社はニューヨーク、ロンドン、ドバイやシンガポールなど世界中で1000人以上のメンバーを擁するブロックチェーン企業。イーサリアムブロックチェーンに特化しており、世界であらゆる事業を展開している。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

仮想通貨関連ワードの検索レポートを公開

ConsenSys社のSEOチームは20日、検索時の関心調査レポートを公開した。

検索データは、人々が検索したキーワードに対する関心度を示すもので、その背景の根底には、経済的、政治的、ビジネス的な需要を示唆しており、検索データはその地域特有の潜在意識を反映していると言える。

ConsenSys社のSEOチームが、ブロックチェーンやデジタルアセットにおけるグローバル検索データを分析した結果を報告している。

日本の検索トップは「ブロックチェーン」

日本国内の検索率は

1位 ブロックチェーン 39%

2位 イーサリアム 30%

3位 ビットコイン 28%

という結果になり、現在ではブロックチェーンが検索キーワードでトップに。また、台湾や韓国でもブロックチェーンが最も検索されている。アジア諸国では、ビットコインから、他の仮想通貨やその基盤となるブロックチェーンに関心が移っているようだ。

特質すべきは、日本がブロックチェーンの検索で世界最高ランクの国であるとConsenSysのチームが指摘したことだ。

国内では、銀行や自動車メーカーなどさまざまな企業が積極的にブロックチェーン開発を進めている。このような背景から、一般の人々にもブロックチェーンの認知度が高まっていると言えるだろう。

北米、南米、欧州では、「ビットコイン」が検索率トップ

一方、北米、南米、欧州では、ビットコインの検索率が圧倒的に高い。ブラジルがトップで88%。ついで、ベネズエラが75%、フランスが73%、スウェーデンが71%、アメリカが70%、イギリスが68%となっている。

このような結果につながった要因には、各国の背景が影響している。

南米では、ブラジルの法定通貨ブラジル・レアルのインフレに伴い、下落することを恐れ、資産のリスク回避先がビットコインに向いているとの指摘もある。ベネズエラもハイパーインフレにより同様の現象が見られている。

フランスでは、政府が保険会社に仮想通貨への投資を認める法案やノートルダム大聖堂再建の仮想通貨寄付基金を検討していることなどを受けて、フランスの人々にビットコインへの関心が高まっていると言える。

このように、上記で挙げた国々では、検索の傾向に経済的あるいは政治的な背景の影響がありそうだ。

また、ロシアは他国とは違った特徴が現れた。

1位 ビットコイン 37%

2位 ブロックチェーン 34%

3位 イーサリアム 26%

各キーワードの検索率に大きな差異は見られない。この結果からロシアに対して、ConsenSys社のSEOチームは次のように結論づけた。

ブロックチェーンとイーサリアムの検索の上位ランキングは、ロシアの人々がすでに分権化を利用する試みにおいて、単なる暗号通貨や価値貯蔵よりも先を見ていることを示唆している。

米国はブロックチェーンの検索でひどく遅れをとっている

一方ConsenSys社のSEOチームは、米国は「検索の70%を占める「Bitcoin」でブロックチェーン検索の多様性の観点から遅れを取っている」と述べ、その要因を次のように語った。

米国では、これらの検索率にブランド名への偏りがあることを示している。ビットコインやイーサリアムのようなブランドの概念が世帯レベルで浸透するまでは、テクノロジー面は中々理解されないだろう。

ConsenSysのSEOチームは、イギリスにも同様の傾向が見られると判断している。

このように、キーワードと検索率の分析からは人々の関心や国内情勢の影響力を伺い知ることが可能だ。各国の検索状況は、今後も仮想通貨やブロックチェーンの進展を把握する1つの手段になるといえる。

CoinPost関連記事

仮想通貨ビットコインのGoogle検索数が1年ぶりの高水準|アフリカから関心が高まる理由
相場高騰を受けてグーグルでの「Bitcoin(ビットコイン)」の検索数が急上昇、1年ぶりの水準となった。特に関心が高まっている地域に「アフリカ」があるが、、同地域特有の環境も推察できる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。
05:35
リップルのロング社長、IPOの予定なしと再度表明
リップル社のモニカ・ロング社長が株式公開の計画はないと再び明言した。同社は企業価値400億ドルで5億ドルの資金調達を完了し、十分な資本があると説明している。
11/07 金曜日
18:34
金融審議会・第5回会合、暗号資産レンディングの規制強化について議論 金商法適用案も
金融庁は7日の第5回金融審議会で、暗号資産レンディング事業を金商法の規制対象とする方針を示した。年利10%台のサービスで利用者がリスクを負う一方、事業者に管理義務がない点が問題視された。
18:16
米証券大手チャールズ・シュワブ、2026年に仮想通貨取引開始へ
米証券大手チャールズ・シュワブが2026年上半期にビットコインとイーサリアムの現物取引を開始。顧客資産約1800兆円を持つ同社の参入で仮想通貨市場の主流化が加速へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧