はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「2020年のビットコイン半減期を考慮すると投資のタイミングは今」米グレースケールの分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

次のビットコイン半減期を考慮すると投資のタイミングは今か
米大手仮想通貨投資会社グレースケールは、来年5月20日と予測されている次なる半減期を前に、2012年と2016年に起こった過去2回の半減期とビットコイン価格の相関性を分析した。

Grayscaleのビットコイン半減期投資分析

ビットコイン相場に影響を与え得る重要なファンダメンタルズの一つに、ビットコインの半減期がある。ビットコインの発行に関して、ブロック数が210,000に到達するごとにマイニングの報酬を半分にすることによって、その供給スピードを抑制し、価値を保つ仕組みだが、仮想通貨アナリストから、その半減期の前後1年で価格が上昇する傾向にあることが指摘されている。

米仮想通貨投資会社グレースケール は、来年5月20日と予測されている次回の半減期を前に、2012年と2016年に起こった過去2回の半減期とビットコイン価格の相関性を分析し、次の様な結論を導き出している。

複数年にまたがる投資期間と高いリスク許容度を持つ投資家にとって、割引された価格が同時に発生している状況、ネットワークのファンダメンタルズの改善、強い相対的な投資活動、そして半減期は、ビットコイン投資への魅力的な入り口となる可能性がある。特に長期的にビットコインの戦略的ポジションを構築しようとする投資家にとっては大きな意味を持つ。

出典:Grayscale

過去2回の半減期を見ると、ビットコイン価格は、半減期後の1年でそれぞれ約81倍と3倍近く上昇しており、大きな投資リターンをもたらしたことが分かる。さらにグレースケール社によると、1日ごとに加わるビットコインの供給量は次の様に変化する。

現在

144ブロック/日 x 12.5ビットコイン/ブロック=1800ビットコイン/日

3回目の半減期以降

144ブロック/日 x 6.25ビットコイン/ブロック=900ビットコイン/日

発行上限が定められているビットコインの供給が減少することは、その希少価値を高めることに繋がり、需要が一定だとすると、価格は上昇する可能性が高いとされている。さらに、機関投資家の参入や一般投資家向けの新たなサービス等の他の要因で需要が増えると、価格の上昇にさらなる拍車を掛けることになると予想される。

ビットコインの関連指標から見る投資活動

グレースケール社が独自に開発したビットコイン関連活動の指標モデルでは、 一時的に落ち込むことはあるが、一般的なファンダメンタルズの改善が見られる。 過去2回のビットコインの半減期を見ると、その前の12ヶ月から18ヶ月の間に、同様の減少が起こり、その後の上昇に転じている。

 出典:Grayscale

なお、投資活動の面でもグレースケール社は、2016年7月の半減期に至るまでと現在の状況に類似点を見出している様だ。

出典:Grayscale

この図はグレースケール社が運用する総資産に対する、同社の投資商品への投資金額流入の割合(12ヶ月間)を示している。前回の半減期である2016年7月の約14ヶ月前の2015年第2四半期に底をつき、そこから上昇に転じている。

この様な相関性を発見したグレースケール社だが、同社の調査では、インタビューした多くの投資家がブロック報酬の半減期がビットコインの価格に与える影響に気付いていないことに驚いたという。

約4年に1度という、ビットコイン相場にとって重要な要因となるビットコインの半減期まで1年を切ったこのタイミングは、価格の変化に特に注意を払いたい時期だと言える。米大手投資運用ファンドPantera Capital社は、ビットコインの半減期に向けた上昇トレンドは、2012年には376日前から、また2016年には320日前から始まっていたと発表している。

その平均データから試算すると、まさしく今が、上昇トレンドへの転換期に当たると示唆しているだろう。

先読みビットコイン情報

仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/12 土曜日
13:15
ビットコイン上昇の背景に「大きく美しい法案」=The Kobeissi Letter
アナリストが米トランプ政権の「大きく美しい法案」が仮想通貨ビットコイン上昇の背景にあると分析した。米ドル下落と歩調を合わせてビットコインは過去最高値に到達したと指摘する。
11:32
NYSE上場DDC、アニモカブランズと1億ドル規模ビットコイン戦略提携発表
NYSE上場のDDCエンタープライズがアニモカブランズと1億ドル規模のビットコイン戦略提携を発表。企業の仮想通貨準備金戦略の新たな枠組みを構築し、収益最大化を目指す。
10:40
アーサー・ヘイズがアルトシーズン到来を予想 その背景は?
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がビットコイン史上最高値更新を受けて強気転換。イーサリアム主導のアルトシーズン到来を予想し、投資ファンドで積極投資を再開。
10:10
イーサリアム、「世界最大のZKアプリ」に メインネットにゼロ知識証明を導入へ
イーサリアム財団が1年以内にメインネットへzkEVMを導入するロードマップを発表した。ゼロ知識証明技術でスケーラビリティとプライバシー保護を強化する計画である。
09:40
カリフォルニア州仮想通貨決済法案、ビットコイン除外でステーブルコインに限定
カリフォルニア州のAB1180法案が上院委員会で修正され、ビットコインなど仮想通貨を除外しステーブルコインのみの決済受け入れに変更。可決されれば2029年施行予定となる。
09:00
ATH更新のビットコイン、今後の価格はどうなる?【価格予測まとめ】
ビットコインが史上最高値を更新する中、スタンダード・チャータード銀行、ARKインベストなど主要機関・専門家による2025年末〜2030年の価格予測をまとめた。
08:30
グレースケール、仮想通貨投信のETF申請は「自動承認された」と主張
グレースケールが米SECによる仮想通貨ファンドETF化承認停止に反発。240日期限切れによる自動承認を主張し、投資家への損害を指摘。
07:30
イーサリアム、5カ月ぶりに3000ドル突破
仮想通貨イーサリアムの価格は節目となる3,000ドルを約5カ月ぶりに突破した。価格上昇の要因には、ETFへの資金流入や企業購入の増加などが挙げられる。
07:10
ビットコイン11.8万ドル突破も売り圧力低下、長期保有者は静観か=グラスノード
仮想通貨ビットコインが史上最高値11万8000ドルを更新する中、取引所流入量は2015年以来最低水準に。グラスノードとクリプトクアントが売り圧力減少の実態を分析。
06:20
Upexi、2億ドル調達でソラナ保有量を165万SOLに拡大予定
ナスダック上場のeコマース企業ウペクシが2億ドルの私募調達を発表。ビッグブレイン・ホールディングスが主導し、ソラナ保有量を73万6000枚から165万枚に倍増へ。
05:55
シャープリンク、イーサリアム財団から1万ETH直接購入
ナスダック上場のシャープリンク・ゲーミングが、イーサリアム財団から1万ETH(約37億円)を直接購入。同社のETH保有量は215,634枚となり、世界第2位の企業保有量を拡大。
07/11 金曜日
18:44
リミックスポイント、第4回無担保社債の20億円でビットコイン買い増し
リミックスポイントが7月11日、第4回無担保社債の調達資金20億円でビットコイン116.72BTCを取得。総保有量は1,168BTCに増加し、今後も約295億円の追加投資を計画。
18:31
金融庁、「暗号資産・ブロックチェーン・イノベーション参事官」を新設 資産運用改革室長など歴任の今泉氏が就任
金融庁が総合政策局に「暗号資産・ブロックチェーン・イノベーション参事官」を新設。今泉宣親氏が就任。従来の規制中心から技術革新促進への政策転換を示唆。暗号資産ETF承認や税制改正への期待が高まる。
18:03
「金持ち父さん」著者がビットコインを選ぶ理由とは?“いまさら聞けない”投資哲学も解説
『金持ち父さん貧乏父さん』著者のロバート・キヨサキ氏が、仮想通貨投資家から大きな注目を集めています。本記事では、キヨサキ氏の主張から仮想通貨投資のポイントや経済的自由を獲得する手段を探ります。
17:06
Byreal(バイリアル):Bybitのソラナ基盤DEXで始める次世代取引
Bybitが手がけるソラナ基盤の次世代DEX「Byreal」の特徴や注目機能、Reset Launch参加方法、開発背景をわかりやすく解説。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧