はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米大手デリバティブ取引所CMEがイーサリアム先物提供を準備中か|インデックス強化で市場に期待感

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CMEがイーサリアムの価格の信頼性向上へ着手
米デリバティブ取引所CMEが、イーサリアムのインデックスを提供するに当たり、データ収集先に仮想通貨取引所のitBitを追加することを発表。イーサリアムの先物提供開始に向けた動きであるとの見方もでてきている。

CMEがイーサリアム先物の提供を準備中か

米大手デリバティブ取引所CMEが、イーサリアム(ETH)/米ドルのレートとイーサリアム(ETH)の現物取引価格のインデックスを提供するに当たり、データ収集先に仮想通貨取引所のitBitを追加することが明らかになった

仮想通貨メディアThe Blockが報じた匿名筋の見解では、「これはイーサリアムの先物提供への準備だ」と話していると考えているという

CMEは2018年5月14日にイーサリアムのインデックスの提供を開始し、インデックス算出の参考にする取引所としてBitstampとKrakenを挙げていた。今回itBitが追加され、イーサリアムのインデックスの信頼性、またインデックスの強化となった格好だ。新しいデータの提供開始の具体的な日程は上記の公式サイトに記述はないが、今年の7月15日から追加されると複数メディアが報じている。

上述した2018年5月の時点でも、イーサリアムインデックスの追加で、CMEにおけるイーサリアム先物商品の誕生が期待されていたが、今回も同様の期待感が市場で広がっている。

CMEは、複数のスポット市場の合計価格でインデックス価格を算出する「価格設定方法」を導入することによって投資家のリスクの軽減を目指しており、ボラティリティが高く、一つの取引所で仕掛けが起きるなど、市場の不安定さのリスクヘッジに努めている。

このインデックスの算出方式は、ビットコイン先物の提供を終了したCboeと明暗がわかれた重要ポイントでもあり、CMEのビットコイン先物に需要が集まった理由の一つにもなる。

今回データ入手先の取引所を増やしたことは、イーサリアム先物商品も踏まえた動きであるとの見解は、可能性としては否定できない。

ビットコイン先物商品の現状

CMEが提供するビットコイン(BTC)先物は需要が増加傾向にある。2019年における全取引所の口座開設の内、ビットコイン先物を取引する口座が30%に上ることが今月判明。ビットコイン先物を取引するアカウントに関し、取引開始時点から2960口座、今年だけでも950口座増加したことも明らかになった。また、6月17日には1日あたりのビットコイン先物の未決済建玉が過去最高を記録した。

このことからもビットコイン価格の上昇に伴い、伝統金融商品と比較してもビットコイン先物が存在感が徐々に強まっている可能性はあり、仮想通貨商品の需要拡大が実数値として見えてきた

CoinPostの関連記事

日本円/米ドル先物などを取り扱うCME、新規口座のうち30%がビットコイン先物を取引
米大手デリバティブ取引所CMEにて、取引所全ての口座開設(2019年)の内、ビットコイン先物を取引する口座が30%に相当することがわかった。BTC先物の未決済の建玉の増加が確認されている同取引所において、需要拡大が実数値として見えてきた。
仮想通貨市場で過去最大級の「CMEビットコイン先物」LS比から紐解く、機関投資家の視点
6月第2週におけるCMEビットコイン先物の統計データが公表された。機関投資家はショートポジション偏重傾向にあり、アセットマネージャーはロングポジション偏重傾向にあったことが明らかになるなど興味深いデータが確認できる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/03 月曜日
13:40
欧州が仮想通貨・証券の統一監督機関設立を検討 米SECモデルに
欧州委員会が仮想通貨・証券取引所を一元監督する機関を構想している。米証券取引委員会をモデルにしており、ESMAの権限拡大案も検討していると伝えられる。
13:36
FTX債権者は仮想通貨上昇分の恩恵受けられずか 債権実質回収率の試算は9%~46%
仮想通貨取引所FTXの債権者は破綻時の現金相当額で弁済されるため、債権者はビットコインなどの上昇分を受け取れないことになる。債権者代表は、実質回収率は9~46%と推算した。
10:25
仮想通貨Zcash、プライバシー取引機能をさらに強化へ 新ロードマップ公開
匿名機能を重視する仮想通貨Zcashが2025年10~12月期のロードマップを発表した。プライバシー機能を大幅強化し、スワップ毎の使い捨てアドレスなどを導入する計画だ。
09:00
Sui DEX「Momentum」、11月上旬にTGE予定 累積取引量250億ドル超でエコシステム基盤化
Sui最大のDEX「Momentum」、210万人のユーザーを獲得。投票型ガバナンスで投票者自身が報酬配分を決定し、プールの手数料を得る仕組みで流動性の安定化を目指す。
07:00
【流通額1億円突破】JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11/02 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、フランスのビットコイン戦略的備蓄法案提出やソラナETFの米上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換、便利機能を図解で簡単に
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
11:30
ビットコインは売られ過ぎ水準、来週の指標次第で利下げ期待強まるか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインは逆三尊形成中でギリギリの水準。来週のISM統計で景気減速が確認されれば12月利下げ期待が強まり、11.6万ドルのネックライン到達も。今後の展望を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本人新規登録停止に高い関心
今週は、日本初のステーブルコインJPYC始動、SBIインシュアランスグループによる株主優待へのXRP導入、仮想通貨取引所Bybitによる日本人の新規登録停止に関する記事が関心を集めた。
07:30
米国アルトコインETFの審査状況一覧 ソラナやXRP・ドージなど
ビットコインやイーサリアムに続き、ソラナやリップルなど多数のアルトコインETF申請が進行中。2025年の米国規制環境で加速するETF審査状況を整理しました
11/01 土曜日
13:50
ステーブルコイン覇権争い激化 テザーが過去最高益、USDCは機関投資家採用加速
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第3四半期報告書を公表し年初来利益が100億ドルを超えたことを明らかにした。米国債保有額は1350億ドルに達し国別ランキング17位相当。
13:20
仮想通貨市場の現状、センチメント冷え込み=CryptoQuant分析
CryptoQuantがビットコインとイーサリアムの週間市場レポートで投資家の慎重姿勢を指摘した。現物ETFや先物ベーシスなどの指標から市場のセンチメントが冷え込んでいると述べる。
10:20
イオレがSBI VCトレードと提携、ビットコイントレジャリー事業強化へ
イオレがSBI VCトレードと提携し、法人向けサービスを活用したビットコイン取引・保管・運用を開始した。Neo Crypto Bank構想の実現に向けSBIグループとの初の具体的連携となる。
09:50
チェンジHD、JPYCで地方創生へ ふるさと納税・インバウンド決済に円ステーブルコイン導入検討
チェンジホールディングスが日本円ステーブルコインJPYCを活用した地方創生に着手する。「ふるさとチョイス」での決済導入検討やインバウンド事業での実証実験を計画している。
09:20
欧州中央銀行がデジタルユーロ開発加速、2029年導入目指す
欧州中央銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)デジタルユーロの開発を次段階に進めることを決定した。2027年にパイロット実験を開始し、2029年の正式導入を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧