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英王立造幣局が仮想通貨のカストディサービスを提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

王立造幣局が仮想通貨のカストディサービスを提供
イギリスの王立造幣局が民間企業が発行する仮想通貨のカストディサービスを提供する。政府関連の機関が公式に仮想通貨の秘密鍵を保管することはこれまで世界初。

英王立造幣局が仮想通貨をカストディを

イギリスの硬貨造幣機関である王立造幣局が仮想通貨のカストディサービスを提供することが明らかになった。

王立造幣局は、民間企業による新たな仮想通貨「temtum(TEM)」の秘密鍵とその裏付け資産を保存する役割を担当する。なお、秘密鍵は造幣局の金庫で永久に保管され、管理される。

temtumの公式サイトによると、トランザクションは「TEM」の独自ブロックチェーン「Temporalブロックチェーン」を利用し、処理が行われる。

Temporalブロックチェーンについて以下のように説明されている。

ネットワークのルーティングを改善し、ブロックサイズの制限を削除したこのシステムアーキテクチャでは、ランダムに一つのノードを選択し、60秒で全ての取引の承認作業を行う。

唯一の障壁は、ネットワーク参加者のハードウェアや処理能力に因る点だ。

我々が模擬取引で行った実験では、一秒あたり12万トランザクションを処理することができた。

発行が予定される「TEM」は、香港の取引所CoinAllで購入・取引が可能になるという。

破綻した仮想通貨の発行計画

王立造幣局は以前、ゴールド担保型の仮想通貨の発行を計画していたが、米国のCMEグループとのパートナーシップに失敗したことを受けて、英国政府が同計画の差し止めを行なっている。

一度は仮想通貨の発行を断念した王立造幣局だが、今回、民間発の仮想通貨の秘密鍵を保管業務として世界初の取り組みに乗り出す。巨額流出事件など、未だハッキングが絶えない業界において、分断管理体制の整備が施されたたカストディは機関投資家のみならず個人投資家にとっても重要になっていく。

厳重なカストディで信頼される国の造幣局はイギリスの動きを皮切りに、今後ユーザーの資産管理および保険体制がより制度化されていくだろう。

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