はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスCEO「次の(仮想通貨)アルトバブルは”机上の空論”では終わらない」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスCEO「次のアルトバブルは”机上の空論”では終わらない」
バイナンスCEOのChangpeng Zhao氏が、2017年の次のアルトシーズンについて独自の見解を述べた。現在の仮想通貨市場はビットコイン(BTC)ドミナンスが高止まりしており、アルトへの資金流入については、賛否両論渦巻いている。

バイナンスCEO、「アルトの春」到来について前向きな見解を示す

バイナンスCEOのChangpeng Zhao氏は、近く到来すると予測される次期アルトシーズンは、2017年に比較すると安定した結果になるだろうと見解を示した。

同氏によると、投機性の高かった2017年のアルトシーズンの時期と比較すると、現在は市場が十分に成熟しているという。

アルトシーズンとは、アルトコイン全体が一定期間の間上昇し続ける現象を指しており、2015年以降に4度確認されている。アルトコインとビットコインの相関性が低下する際、アルトコインの上昇が見られることがこれまでの傾向からも伺える。

Changpeng Zhao氏は、自身のTwitterアカウントで以下のように見解を示している。

2017年のアルトシーズンと次のアルトシーズンとの決定的な違いは、次のアルトシーズンは、”机上の空論”では決して終わらないことだ。次のアルトシーズンでは、実際のプロダクトとユーザーが確実にいる。

アルトコインへの投資がある意味リスクの高い投資であることに変わりない。だが、市場は2017年よりもずっと成熟している。

アルトシーズンには懐疑的な意見も

一方、CoinShareが最近発表した報告書によると、アルトシーズンへの見解はここまで楽観的ではない。

CoinShareによると、2019年時点では少なくとも、ビットコインが多くの注目を集めている一方、アルトコインに対する注目度は決して高くはないという。仮想通貨市場のオポチュニティ(好機)については、ビットコインによって測られるケースが依然として多く、2019年中にアルトシーズンが到来するとは言い難いという。

CoinMarketCapが発表したデータによると、ビットコインの時価総額は4月初旬から7月末までに市場全体で15%高くなり、そのドミナンスは50%から65%へと上昇している。仮想通貨市場は依然として、ビットコインの独占市場と見てとれる。

出典:CMC

また、仮想通貨リサーチャーのLarry Cermakは、バイナンスを介して取引されてきた新種類の仮想通貨は、投資パフォーマンスが極めて高い結果となっている点を認めた上で、IEO(Initial Exchange Offering) トークンについては、未だ投機性が高いものであり、長期的に価格が安定するとは言い難いと見解を示している。

同氏は、自身のTwitterアカウントで、「バイナンスのIEO(Initial Exchange Offering) における成功は、単にバイナンスのユーザー数が仮想通貨取引所として最大数を誇るためであり、それは他の仮想通貨取引所には真似し難い。」と述べている。

2017年後半、アルトシーズンが突然に到来したのと同様、次期アルトシーズンが近く到来するのではないかという見解や、それに対し否定的な見解が飛び交う。実際にアルトシーズンが到来するまで、暫くは現状のような論争が続きそうだ。

CoinPostの関連記事

この記事でわかる 仮想通貨規制に関連する米上院公聴会まとめ
31日、米上院銀行委員会は仮想通貨規制に関する公聴会を開催した。公聴会では、仮想通貨・ブロックチェーンの領域で世界をリードする意思や、仮想通貨に対する不信感など、議員らが示した見解の他、有識者も複数の見方と懸念を伝えた。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/15 月曜日
13:22
英国、2027年に仮想通貨規制を本格導入へ 政治献金も禁止方針
英国財務省が2027年施行予定の仮想通貨規制案を策定中。英国金融行動監視機構の監督下で取引所やウォレット企業に透明性基準を義務付け、消費者保護を強化。仮想通貨による政治献金も禁止へ。
10:50
ストラテジー、ナスダック100指数への残留決定 ビットコイン買い増しの意欲示す
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーのナスダック100指数への残留が決定した。セイラー会長はビットコイン追加購入への意欲を示唆している。
10:41
日銀30年ぶりの0.75%利上げ見込み 仮想通貨市場への影響は?
日本銀行が12月19日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げる方針。30年ぶりの高水準となる利上げが、円キャリートレード巻き戻しを通じてビットコインなど仮想通貨市場に与える影響を分析。米FRBのQT終了による影響緩和の可能性も解説。
10:10
2025年末までに済ませておきたい仮想通貨に関する税金と確定申告への準備|Gtax寄稿
仮想通貨の税金の仕組みと、年末までにできる節税対策を解説。損益圧縮やふるさと納税・iDeCoの活用法、確定申告に向けた取引履歴・経費の整理ポイントをまとめています。
08:50
米SEC、個人投資家向けの仮想通貨保管ガイドラインを提示 姿勢転換示すか
米証券取引委員会が個人投資家向けにビットコインなど仮想通貨を保管する方法に関して推奨事項を提示した。ウォレットの選び方やカストディアン選定の注意点を解説している。
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧