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金融機関向け分散型インフラの「M^ZERO」、29億円を調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

分散型インフラ「M^ZERO」が29億円調達

分散型金融インフラを開発する「M^ZERO」は5日、シード投資ラウンドで約29億円(2,250万ドル)を調達したと発表した。Pantera Capitalが主導している。

その他に、Road Capital、AirTree、Standard Crypto、The SALT Fund、ParaFi Capital、 Distributed Capital、 Kraynos Capital、 Earlybird、Mouro Capitalなどが出資した。

M^ZEROは、グローバルな金融システムにおける資産と、分散型アプリケーションを接続し、参加者が新たな機能を提供できるようになることを目的とするプラットフォームだ。

M^ZEROは、今回調達した資金は、企業や組織が活用できるインフラの構築や継続的な製品開発に宛てられると説明した。

この分散型インフラは、その利用企業が、カウンターパーティ・リスクを最小限に抑えながら、透明でオープンソース、コンポーザブル(構成要素を組み立て可能)な方法で、ブロックチェーン上で資産の配分と価値の移転を行うことを可能にするものだ。

イーサリアム上の分散型インフラ層

M^ZERO LabsのLuca Prosperi CEOは、次のように説明している。

M^ZEROは、資産や流動性を提供する大規模なプロバイダーが価値を交換し、開発者がソリューションを開発できる、イーサリアム(ETH)上のインフラ層と考えることが可能だ。

規制に準拠した金融機関へサービス提供することを意図しており、共有された、オンチェーンのガバナンスと決済機能を提供するとも述べた。プラットフォーム上で、様々な機関が相互にやり取りすることも想定している。

また、M^ZEROのインフラはオープンな構造を持つもので、いくつかの既存DeFi(分散型金融)プラットフォームへの接続機能も提供する可能性があると続けている。プラットフォームを2023年度末までに立ち上げることを目指しているという。より具体的な詳細はまだ明らかにしていない状況だ。

ガバナンストークンなどを発行予定

Prosperi氏は、同プラットフォームは、ガバナンストークンを発行する見込みであり、発行対象としては機関ユーザーを検討しているとも述べた。

ガバナンスとは

ある集団の経営・運営を管理監督するプロセスや仕組みのこと。DeFiプロジェクトの多くでは、ガバナンストークンと呼ばれる、あるプロジェクトのガバナンスに参加するための投票権のようなものが存在する。ユーザーは、報酬のガバナンストークンの価値上昇を期待して、流動性を提供する。流動性を提供するユーザーが増えると、プロダクトの有用性が高まり、プロジェクト自体の価値が上昇するといった仕組みだ。

▶️仮想通貨用語集

公式サイトによると、M^ZEROはシンプルな方法で参加可能なガバナンスシステムを計画しており、ユーティリティトークン$ABCも備えるものとなる。

$ABCは、オンチェーンでパーミッションレスで使用可能で、ステーキングも行えるようになることが構想されている。$ABCトークンは、価値を交換・計測したり、M^ZEROの分散型アーキテクチャにアクセスするのに使用できる見込みだ。

パーミッションレスとは

ブロックチェーンにおいては、管理者の許可(パーミッション)なく、誰でもネットワークにアクセスできるという意味。パーミッションレスな仕組みの特徴としては、透明性、データの可用性、データの相互運用性などを挙げることができる。。

▶️仮想通貨用語集

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