はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Polkadotのパラチェーンオークション、最初の勝者は「Acala」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ポルカドットのパラチェーンオークション

異なるブロックチェーンの相互運用を目指す「ポルカドット(DOT)」のパラチェーンオークションは、DeFi(分散型金融)プロジェクト「Acala」が1回目の勝者となった。

パラチェーンオークション(以下、オークション)とは、ポルカドットのネットワークに接続するブロックチェーンを決める仕組み。限定100とされる接続枠(スロット)を付与するために行われているもので、おおまかには一定期間でDOTトークンの保有量が1番多いプロジェクトが勝者となる。Acalaは、12月17日か18日ごろにポルカドットに接続できる権利を最初に勝ち取った。

パラチェーンとは

ポルカドットに接続する、独立した個々のブロックチェーンのこと。一方、各パラチェーンが接続され、ネットワークで中心的な役割を果たす部分は「リレーチェーン」と呼ばれる。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者でもわかるPolkadot(ポルカドット)|仕組みと将来性を解説

ポルカドットのオークションは11日に開始。2020年5月のメインネットローンチ後も開発を続け、10月にはパラチェーンを接続した本格運用に向けた準備が完了したことが発表された。オークションの概要や日程は以下の記事にまとめている。

関連Polkadot、11日からパラチェーンオークション開始へ

入札終了間際を狙った落札(スナイピング)を防ぐため、いつの時点のDOT保有量が1番多いブロックチェーンが勝者となるかを事前に明かしていないことがオークションの大きな特徴。1週間のオークション期間が終了した後に、保有量を比較するタイミングが決定する仕組みだ。

今回の1回目のオークション終了時点では、「ポルカドット上のイーサリアム(ETH)」とも呼ばれるプロジェクト「Moonbeam」の方がDOTの保有量は多かった。オークションの期間中はAcalaと1位を争っていたが、指定された期間の内、Acalaが1位だった時間が約66%、Moonbeamが1位だった時間が約34%だった。

1位だった時間が長いことからAcalaが勝つ可能性が高いとは見られていたが、Moonbeamが1位だった時の保有量で比較されていれば、勝者が変わっていたことになる。Acalaは最終的に約3,250万DOT(1,460億円相当)を集め、1回目のオークションの勝者となったという。

Moonbeamを含め、日本発のパブリックブロックチェーンを開発する「Astar Network」らが参加する2回目のオークションはすでに始まっている。最初の5回のオークションの勝者が、12月17日か18日ごろにポルカドットのリレーチェーンにまとめて接続される計画だ。

Acalaとは

Acalaは、DeFiに最適化されたレイヤー1のブロックチェーンを開発。イーサリアムのブロックチェーンと互換性があることも大きな特徴で、ポルカドットでDeFiのハブ(中心)となることを目指している。

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

これからはステーブルコイン「Acala Dollar(aUSD)」の発行やDOTのステーキングサービスなどを提供予定。今年4月には、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのベンチャー投資部門がAcalaへの出資を発表した。

出典:Acala

関連コインベース、PolkadotのDeFiプロジェクト「Acala」に出資

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:05
メタプラネット、テスラに次ぐビットコイン保有世界8位に 1,111 BTC追加購入で
メタプラネットが1111BTC(172億円)を追加購入し、保有量1万1111BTCで世界8位のビットコイン保有企業に。コインベースを上回る快挙。555ミリオン計画で21万BTC目標。
12:40
Binance Japan、国内初のNEIRO(ねいろ)取扱へ
Binance Japan株式会社が国内初となるNEIRO(ネイロ)の取扱いを6月25日より開始。ドージコインと同じ飼い主の子犬をモチーフにしたミームコインで、取扱い銘柄数は60に到達。期間限定でメイカー手数料無料キャンペーンも実施する。
12:15
テザー社、カナダのゴールド企業の株式取得 XAUTなどコモディティ担保型デジタル資産拡大へ 
ステーブルコイン大手テザー社が、カナダのゴールド・ロイヤルティ企業エレメンタルの株式32%を131億円で取得した。コモディティ担保型デジタル資産事業拡大の一環である。
11:41
中東情勢緊迫化など市場不安で仮想通貨急落、3日で15億ドル規模のロスカット
米軍による軍事介入(イランの核施設攻撃)とイラン国会のホルムズ海峡封鎖決議を受け、ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)市場はリスクオフに急転した。先物市場では過去3日間で15億ドル相当もの大規模ロスカットが発生している。
11:08
不動産投資会社カードン・キャピタル、ビットコイン保有1000 BTCに拡大
米不動産投資会社カードン・キャピタルのビットコイン保有数が1000BTCに到達。賃料収入で毎月仮想通貨を購入するハイブリッド戦略を展開している。年内4000BTCへの拡大を計画する。
10:26
ビットコイン一時10万ドル割れ、イラン・ホルムズ海峡封鎖報道が影響|仮想NISHI
イラン国会がホルムズ海峡封鎖を承認したとの報道を受け、ビットコインが一時10万ドルの大台を割り込む急落を記録。原油価格高騰による景気後退懸念が仮想通貨市場を直撃した。デリバティブ市場ではショートポジション増加が目立つ一方、バックワーデーション発生で現物需要超過も確認。過去の地政学リスク時にはBTC価格上昇の傾向もあり、今後の制裁措置動向が市場の方向性を左右する重要なポイントとなっている。
09:43
米テキサス州、ビットコイン準備金設立法案を成立 ニューハンプシャー州に続く
米テキサス州の知事が、ビットコイン準備金法案「SB21」に署名した。州が時価総額5000億ドル以上の仮想通貨へ投資することを認可するものだ。
06/22 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、北米初のXRP現物ETF上場やソラナETFの上場準備リスト入りなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金持ち父さん著者キヨサキのBTC価格予想に高い関心
今週はバンク・オブ・アメリカの仮想通貨ビットコインの評価、FRBの政策金利据え置き、金持ち父さん貧乏父さん著者ロバート・キヨサキ氏のビットコイン関連投稿に関するニュースが最も関心を集めた。
06/21 土曜日
13:55
イーサリアムETF純流出に転じるも、ビットコインETFは9日連続流入 地政学リスク下でも需要堅調
6月20日、イーサリアム現物ETFが1134万ドル純流出で連続流入が途切れる。ビットコイン現物ETFはわずか636万ドル流入で9日連続流入を継続。地政学リスク下でも仮想通貨投資商品需要は堅調か。
13:05
ソラナ基盤Jupiter、DAO内部対立でガバナンス投票を2026年まで停止へ トークン価格に影響か
仮想通貨ソラナのDEXアグリゲーターJupiterのチームがDAO投票を2025年末まで停止すると述べた。投票権集中化などをめぐる内部対立が起きていたところだ。
11:05
テキサス州知事、ビットコインの「準備金保護法案」に署名 
米テキサスのアボット知事は300法案に署名したが、SB21には署名せず。準備金保護法案HB4488は署名済み。最重要なSB21が6月22日に自動成立見込みだ。
10:00
USDC発行サークル社の株価が大幅続伸 投資銀行シーポート「買い推奨」などで
ステーブルコインUSDC発行のサークル社株価が20%上昇した。投資銀行シーポートが買い推奨したことを受けたものだ。金利収益や規制法案の進捗により投資家に注目されている。
09:05
ソラナやXRP現物ETFの承認確率90%超か、ETF専門家がSEC前向き姿勢を評価
ブルームバーグのETF専門家が仮想通貨ETF承認確率を90%超に引き上げ。SECの積極的な関与を好材料と評価し、ソラナ現物ETFは2-4カ月以内承認の可能性。
08:45
メキシコの大富豪、ビットコイン価格の最低8倍上昇を予測
メキシコの大富豪リカルド・サリナス・プリエゴ氏は、仮想通貨ビットコインは近くゴールドよりも価値を高めるとの見方を示した。ビットコインの価格は最低8倍上昇すると概算している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧