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Polkadot、11日からパラチェーンオークション開始へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Polkadotのパラチェーンオークション開始へ

異なるブロックチェーンの相互運用を目指すプロジェクト「ポルカドット(DOT)」は11日、パラチェーンオークションを開始する。

パラチェーンオークション(以下、オークション)とは、相互運用を目指すポルカドットのネットワークに接続するブロックチェーンを順番に決めていくプロセスのこと。2020年5月のメインネットローンチ直後はパラチェーンの機能は実装されていなかったが、その後も開発を続け、これでポルカドットは本格運用を開始することになる。

パラチェーンとは

ポルカドットに接続する、独立した個々のブロックチェーンのこと。一方、各パラチェーンが接続され、ネットワークで中心的な役割を果たす部分は「リレーチェーン」と呼ばれる。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者でもわかるPolkadot(ポルカドット)|仕組みと将来性を解説

ポルカドットについては先月、パラチェーンを接続した本格運用に向けた準備が完了したことが発表された。その際、オークションの日程も提案されている。その後、提案がガバナンス投票で可決されて日程が確定。11日からオークションが開始されることが決定していた。

関連Polkadot、本格運用開始へ パラチェーンオークションの日程を提案

一方で、異なるブロックチェーンをつないで相互運用を行うが、全てのブロックチェーンがポルカドットに接続できるわけではない。現在は接続できるブロックチェーンの数は100と限定されており、ポルカドットにつながるための枠である「スロット」を勝ち取るプロジェクトを決めるために、オークションが行われる。

現在の状況

オークションの仕組みは、大まかには一定期間内にポルカドットのネイティブ通貨である「DOT」を多く保有しているプロジェクトが勝者となる。各プロジェクトは、ポルカドットに接続する枠を勝ち取るために、より多くのDOTを集めることが必要だ。

本格的なオークションの開始は11日だが、各プロジェクトがDOTを集める「クラウドローン(Crowdloan)」という工程は5日からすでに開始している。各プロジェクトは、クラウドローンの間にコミュニティ等からできるだけ多くのDOTを集めて、オークションに臨む。

オークションは期間が定められているが、その期間のどの時点のDOT数量で勝者が決まるかは明確にされていない。これは、入札終了間際を狙った落札(スナイピング)を防ぐことが目的だ。そのため、各プロジェクトはオークション開始時からできるだけ多くのDOTを用意する必要がある。

クラウドローンに登録している中で、本記事執筆時点で各プロジェクトが集めているDOT数量のトップ5は以下。現時点では、DeFi(分散型金融)プロジェクト「Acala」がDOTの数量で1位になっている。日本発のパブリックプロチェーンを開発する「Astar Network」は現在3位だ。

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

まず最初に開催される5回のオークションを1つにグループにした「Batch1」の予定は以下。入札終了時に決定される時点で一番多くのDOTを保有しているプロジェクトが勝者となる。1回のオークションにつき、1つのプロジェクトが勝者となる仕組みで、このBatch1の勝者がまとめて12月17日ごろにポルカドットにつながる予定。

  • オークション1:11月11日開始、入札終了は11月18日。
  • オークション2:11月18日開始、入札終了は11月25日。
  • オークション3:11月25日開始、入札終了は12月2日。
  • オークション4:12月2日開始、入札終了は12月9日。
  • オークション5:12月9日開始、入札終了は12月16日。

クラウドローンに貢献したDOT保有者には、貢献したプロジェクトのネイティブ通貨がもらえるなどの特典が、各プロジェクトごとに用意されている。

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