はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン1000万円の大台に、ハッシュリボンの買いシグナルも点灯|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

10/12(土)〜10/18(金)の仮想通貨相場

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が今週のビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週、10/12(土)〜10/18(金)の仮想通貨相場の仮想通貨相場週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は確りと推移し、およそ2カ月半ぶりに1000万円の大台に乗せた。

前週に発表された米国のインフレ指標が緩やかな伸びの鈍化を示したことや、週末に予測市場のポリマーケットで米大統領選でのトランプ氏の勝率が50%台後半に上昇したことなどを受け、BTCは週明けから強含みに推移し、東京時間には950万円を回復した。

さらにこの日は、米ミネアポリス連銀カシュカリ総裁が継続的な利下げの可能性に言及したことで、相場は米国時間に1000万円に肉薄した。

15日米国時間には、序盤に米株の乱高下につれてBTCも上下するも、その後の米ハイテク株の上昇やトランプ氏の勝率が60%に接近したことでBTCも持ち直し、翌16日には終値で1000万円の回復に成功した。

しかし、17日発表の9月米小売売上高が市場予想を若干上回ったことや、米新規失業保険申請件数が減少したことを受けた米債利回りの上昇がBTC相場の上値を圧迫。

幸い、この日は米ハイテク株が上昇したことや、ポリマーケットでのトランプ氏の勝率が60%台に乗せたことで下値も堅く、相場は1000万円を維持した。

【第1図:BTC対円チャート(1時間足)】
出所:bitbank.ccより作成

先週は節目の6万ドル割れを試す展開となっていたBTCだが、9月の米卸売物価指数(PPI)の伸び鈍化を受けて6.2万ドルを回復。週明けからはトランプトレードの再開が相場の支えとなり、BTCは200日移動平均線や3月から続く下降チャネルの上限の上抜けに成功している。

【第2図:BTCドルチャート(日足)】
出所:Glassnodeより作成

マクロ的には、FRBによる利下げが続くか依然として不透明感が残るものの、上記のテクニカル的な要因の他にも需給面で変化が見られる。

まず、わかりやすい点では現物ビットコインETFの資金フローがある。先月は中東情勢の緊迫化を受けて2億ドルを超える純流出を記録した日もあったが、今週は連日3億ドルを超える純流入を記録しており、ここからもトランプトレードの影響が垣間見える。

【第3図:BTCドルと現物ビットコインETFフロー(日次)】
出所:Glassnode、farsideより作成

次にビットコインのハッシュレートにも変化が見られる。ハッシュレートは9月末にかけて伸びが失速し、10月に入るとハッシュリボンのデッドクロスが出現していたが、先週末には再びゴールデンクロスを示現し買いシグナルが点灯した。

【第4図:BTCドルとビットコインのハッシュレート(日次)】
出所:Glassnodeより作成

トランプトレードによるこうしたテクニカルや需給の改善によって、BTCは目先も確りとした推移が見込まれる。

足元の相場は6.8万ドルを試す展開となっており、この先は節目で7月高値の7万ドル、5月高値の7.2ドル、3月高値付近で節目の7.3.8万ドルと、およそ2000ドル刻みで上値のターゲットが位置している。

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

関連:ビットバンクプラス公式サイト

前回のレポート:利下げ期待後退でビットコイン軟調、市場の関心は再びインフレに|bitbankアナリスト寄稿

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧