- 世界No.1の取引所、バイナンス
- 世界最大手仮想通貨取引所Binanceが、先日7月14日に1周年を迎え、初年度の振り返りを行った。激動の仮想通貨市場の中で、着実に事業規模を拡大し、顧客体験を優先した優良取引所として不動の地位を築き上げている。
- BNBとは
バイナンスの取引手数料が0.05%までディスカウントされるトークン。
バイナンス社のプロダクトやプロジェクトの応用など、取引所の規模拡大と共に価値の面でも注目されている。
世界No.1の取引所、バイナンス
今や名実ともに世界一の仮想通貨取引所と目されるバイナンスは、ローンチ初期から人気を獲得して高い取引高を記録。設立165日目(約5ヶ月半)にして、世界で最も取引高の多い仮想通貨取引所となりました。
成長を後押しした、独自の取引所トークン「バイナンスコイン(BNB)」は、2018年1月から仮想通貨市場が低迷する中でも、明確な実需があることで過去一年間に渡って着実な価格上昇を見せるなど、異彩を放っています。
BNBの高い価値は、毎四半期にバイナンスが四半期利益の20%でBNBを買い戻し、バーン(焼却)を行うというシステムによって支えられています。これは、BNBの総発行量の50%相当が破棄されるまで続けられ、需要が高まる一方で、供給は減少していくことになります。
バイナンス経済圏(生態系)
2017年7月14日。仮想通貨取引所バイナンスが開設されてから、バイナンスエコシステムは、以下のような事業の数々を設立し拡大を続け、今後もさらなる発展を見込んでいます。
– Binance Labs
– Binance Launchpad
– Binance Info
– Binance Chain (発表済)
– Binance Uganda — バイナンスで法定通貨との直接取引を可能にした初の取引所
– Binance Charity Foundation
– 今後開設予定: Binance Academy
– 今後開設予定: Binance Research
バイナンスは、新しい商品やプラットフォームを開発し続けており、多くのプラットフォームで取引アプリもダウンロード可能となっています。バイナンスインフォのスマートフォン・アプリも近日公開予定です。
運営を支える顧客サポート
バイナンス躍進の理由としては、業界で群を抜く「優秀な顧客サポート」も挙げられます。
昨年には20万件もの問い合わせを受け、1,392ユーザーの13億もの仮想通貨、またはトークンを取り戻すことに成功しました。そして現時点で、顧客対応は12言語で行われており、今後も言語数は増やして行く予定であるとされています。
さらに、ユーザーが世界中にいるだけではなく、バイナンスのチーム自体も非常に国際的で、現在39もの国や地域から従業員やエンジェル投資家が集まってきています。バイナンスは、今後も積極的な採用を行っていく予定で、幅広いポジションを用意し、世界中からのエンジェル投資家も募集しています。
充実したサービスと豊富な品揃え
またバイナンスは、豊富な品揃えで投資家に選択肢を用意しています。
現時点で143もの仮想通貨やトークンと、370もの取引ペアを提供しており、今後もさらに追加される予定です。
バイナンスは、仮想通貨NEOを所有する人々に、「NEO GAS」を毎月配分した初めての取引所としても知られており、利用者向けのサービス面にも定評があります。
エアドロップやフォークしたトークンへのアクセスも容易にできるなど、バイナンスは全ての上場済みトークンのメインネット移行の際の交換場所としても機能しています。
このような分配に加え、定期的に取引大会やくじ引き企画も行っており、昨年だけでも4,000BTC相当の39種類のトークンや仮想通貨を配布しています。
Binance’s First Year in Review
July 20, 2018 by Medium
参考記事はこちらから
日本にも関係が深い海外取引所
バイナンスは、改正資金決済法に基づく金融庁の意向を受け、日本市場からは撤退を余儀なくされています。
参考リンク:無登録営業のバイナンスに改正資金決済法に基づく警告|バイナンス側も公式声明
また、西日本の豪雨被災地に対して100万ドル規模の寄付をいち早く表明、募金を募るなどしており、業界を牽引するそのスタンスは世界中の投資家から幅広く支持を受けています。バイナンスCEOのCZ氏には、CoinPostでも、過去にインタビューを行っているので、是非どうぞ。
参考リンク:【第1弾:紹介編】海外大手仮想通貨取引所のBinanceに独占インタビュー