はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨市場と3頭の「クジラ」|巨大金融機関参入の機運高まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融マーケットのクジラ
先日、世界3大投資家のジョージ・ソロス氏や、世界的財閥であるロックフェラーやロスチャイルドが仮想通貨市場に参入する可能性が報道されました。経歴や投資スタンスなどの情報をまとめています。

世界有数のファンドの動き

先日、ジョージ・ソロス氏やロックフェラー財閥など”金融マーケットのクジラ”が、仮想通貨市場への参入を計画していることが、国内外のメディアで驚きをもって報じられました。

クジラとは

経済用語のスラング。市場に大きな影響を与えるほどの”巨額マネー”を動かす機関投資家のことを指す。

日本の株式市場では、150兆円規模の運用資産額を有する「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)」を始め、3共済、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険などが、クジラと呼称されている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

関連する可能性のあるとされる各ファンドの特徴は、以下の通りです。

各ファンドの規模

ジョージ・ソロス ロックフェラー ロスチャイルド
関連ファンド(VC) Soros Fund Management VenRock RIT Capital Partners plc
推定運用資産 約260億ドル(約2兆7000億円) 約30億ドル(約3200億円) 約19億ポンド(約3000億円)

①ジョージ・ソロス

出典:shutterstock イングランド銀行

巨額の資産を保有する「世界3大投資家」の1人として知られる存在であり、投資スタンスとしては、相場の逆張りを好む。

1992年9月16日に発生したイギリスの「ポンド危機」では、英国の中央銀行として金融政策に関わる「イングランド銀行(Bank of England)」の大量買い(為替介入)に対して、大量のポンドを売り浴びせることで全面衝突。資金の枯渇したイングランド銀行を打ち負かした経緯があります。

逆張りとは

市場のトレンドの逆を行く取引。下げ相場でのロング(買いポジション)、上げ相場でのショート(売りポジション)を指す。

対義語:順張り

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

以下は、ジョージ・ソロス氏の略歴を簡単に紹介した年表になります。

簡易年表

1969年 のちに”世界3大投資家”と呼ばれることになる「ジム・ロジャーズ氏」と共に投資ファンド「クォンタム・ファンド(Co-Founder)」を立ち上げ、投資家としてのキャリアを開始。
1992年 当時世界の基軸通貨であったイギリスのポンドに対し、”巨額のポンド売り”を仕掛けた。イングランド銀行が買い向かったが、資金が尽きて「ポンド危機」に陥った。ジョージ・ソロス氏は、この一件で”イングランド銀行を潰した男”の異名をとるようになり、「10〜20億ドル(約1,000〜2,000億円)」もの利益を得たとされる。
2010年 資産運用額が、270億ドル(約2.8兆円)に到達。
2018年 Soros Fund Managementによる仮想通貨市場への参入計画が、ブルームバーグで報じられる。

4月7日にブルームバーグが報じたところによると、ジョージ・ソロス氏が設立した「Soros Fund Management」の投資責任者アダム・フィッシャー氏が、過去数ヶ月間に”仮想通貨取引に関する内部承認”を得たとしています。

CoinPostの関連記事

世界3大投資家の1人ジョージ・ソロス氏:仮想通貨投資を計画
最近までビットコインに懐疑的だったジョージ・ソロス氏が仮想通貨取引に参入するかもしれません。ソロス氏のファンドのマネージャーは仮想通貨取引参入のゴーサインを受けたと報じられています。最近は多くの大物投資家がビットコインに関する否定的な見解を撤回しています。

②ロックフェラー財閥

出典:shutterstock ロックフェラーセンター(ニューヨーク)

世界最大の石油トラストとして君臨した「ジョン・D・ロックフェラー」氏と、実弟でありシティグループ創業者である「ウィリアム・ロックフェラー」氏らによって、資産総額約1000兆円ともされる莫大な富を築き上げた一族です。

石油産業を中心に軍事産業や金融業など、世界中のあらゆる企業を傘下に収めています。

2018年4月上旬には、ロックフェラー財閥所有のベンチャーキャピタル「VenRock」が、ブロックチェーン技術リサーチ諮問機関で仮想通貨投資機関の「CoinFund」と提携したことが報じられました。

CoinFundは、ICOプラットフォームを運営するコインリストに投資した他、チャットアプリ「Kik」を支援するなどしています。

アメリカを代表するベンチャーキャピタル「VenRock」は1969年設立。「intel」や「Apple」などの世界を代表する企業に対して、スタートアップ期(黎明期)からその将来性を見込んで投資、成長させた実績を持つなど、その先見の明と目利きの鋭さに疑問の余地はありません。

VenrockのパートナーであるDavid Pakman(パクマン)氏は、「複数の著名なブロックチェーンプロジェクトを支援しており、仮想通貨市場の短期的な動きには興味なく、長期目線でへの投資を考えている」と説明しています。

CoinPostの関連記事

世界的大財閥:ロックフェラー財閥所有のVCが仮想通貨市場参入
世界的大財閥のロックフェラー財閥所有のベンチャーキャピタル(VC)であるVenRock社が、ブロックチェーン技術リサーチ諮問機関で仮想通貨投資機関のCoinFund社と提携する運びとなりました。

③ロスチャイルド財閥

ヨーロッパ最大のユダヤ系の世界的大財閥。

ロックフェラー財閥同様、世界中の名だたる企業を傘下に収めており、財閥の総資産額はもはや天文学的数字となる数千兆円〜数京円規模という情報も。

英ロスチャイルド家のジェイコブ・ロスチャイルド氏率いる「RIT Capital Partners plc」は、ロンドン証券取引所に上場している投資信託であり、純資産は推定で約19億ポンド(約3000億円)とされています。

2011年には、優れた業績が認められ、投資信託ジャーナルから「最優秀トラスト賞」を受賞しました。

またロスチャイルド財閥は、2017年には「ビットコイン投資信託(GBTC)」を通じて、約21万ドル分の仮想通貨を購入したと報じられており、最近も仮想通貨市場で再び名が挙がっています。

④ウォーレン・バフェット

世界3大投資家には、ジョージ・ソロス氏のほか、”オマハの賢人”の異名をとるウォーレン・バフェット氏や、ジム・ロジャーズ氏が存在。

ウォーレン・バフェットは、ROE(自己資本利益率)などの指標を軸に、長期的な集中投資を行うことで推定900億ドル(約9兆円)ほどの莫大な資産を築き上げており、CEOを務める投資会社「バークシャー・ハサウェイ」を通じて投資を行なっています。

コカ・コーラ株などで大儲けしたこともあるバフェット氏ですが、『自分が理解できないものには投資しない』という投資ポリシーを持っており、その信念に基づき仮想通貨についても一貫して懐疑的な立場です。

過去には、以下のようなコメントを残しています。

「ビットコインに本質的な資産価値はないため、評価することはできない。そういった意味では本当のバブルと言える。」

「一般論として、仮想通貨はほぼ確実に悪い結果を迎えるだろう。」

CoinPostの関連記事

なぜバフェット氏はビットコインをバブルだと考えるのか
バフェット氏は、仮想通貨がこの現代金融において入り込む余地はあるとしているものの、ビットコインなどの仮想通貨に対しては懐疑的です。仮想通貨は、物理的には存在しないものであり、利益も配当もないため、評価が難しいとの考えを示しました。

⑤ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズ氏は、ジョージ・ソロス氏と一緒に「クォンタム・ファンド(Co-Founder)」を立ち上げた共同設立者であり、10年で4000%のリターンを叩き出したとされている超大物投資家です。

また、市場の動向や状況に応じてロング(買いポジション)とショート(売りポジション)のどちらでもポジションを取り、株式に限らず、通貨・商品など幅広く運用する富豪として知られています。

現段階では、表立った動きは見られず静観しているジム・ロジャーズ氏ですが、ジョージ・ソロスらの参加により仮想市場の時価総額および流動性が大きく高まることで、世界中の巨大なファンドや機関投資家が、続々と参入する動機を招く可能性も指摘されています。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/13 金曜日
16:44
ガーナが仮想通貨規制サンドボックスを始動 11社が参加
ガーナ証券取引委員会は仮想通貨取引プラットフォーム11社を規制サンドボックスに認定した。昨年12月に成立したVASP法に基づく初の実践的措置で、各社は12カ月間、監督下で運営を行う。
15:10
地銀系証券で国内初 十六TT証券がST取扱い登録完了、3社スキームで不動産ST販売へ
十六TT証券が2026年3月5日付でSTの取扱い変更登録を完了。地銀系証券会社としての事例で、東海東京証券・BOOSTRYとの3社による取次スキームも発表された。
13:20
米SEC、トークン化証券のイノベーション免除を限定的範囲で策定中
米証券取引委員会(SEC)のヘスター・パース委員が3月12日の投資家諮問委員会会合で、トークン化証券を対象とするイノベーション免除の策定が進んでいると説明した。包括的な免除は採用せず、投資家保護を維持した限定的な枠組みにとどめる方針で、アトキンス委員長も正式検討に近く入ると述べた。
13:00
仮想通貨の開発者が急減のデータ、AIへ流出か? 要因探る
仮想通貨のアクティブ開発者数が2025年比で減少しているというデータが話題を呼んでいる。AI分野への流出や市場低迷に加え、様々な要因が提示された。
11:29
マスターカード、85社超と連携 サークルCCO「仮想通貨は投機からインフラへ」と強調
この記事のポイント サークルCCOは決済用途での需要拡大を予測 ステーブルコイン送金総額は2025年に33兆ドルに達した 85社超と仮想通貨プログラム開始 米決済大手マスターカ…
11:05
「ベネズエラでの違法な金取引でUSDTを使用」組織犯罪対策団体が分析
非営利団体GI-TOCは、ベネズエラにおける金の違法取引でステーブルコインUSDTが使われていると指摘。制裁の回避やゴールドの洗浄において仮想通貨の役割が増大していると主張した。
10:40
80億円弱の資産が600万円に激減、DeFiユーザーが操作ミスで大損 原因は?
分散型金融大手Aaveのインターフェースで、ユーザーが5000万ドルのスワップを実行し、資産の大部分を失う事案が発生した。原因は極端な価格影響(プライスインパクト)を承諾したユーザーの操作ミスとされる。
10:29
仮想通貨ウォレットExodus、2025年通期売上高が過去最高も純損失約18億円に転落
仮想通貨ウォレットExodusの2025年通期売上高は前年比5%増の約193億円と過去最高を更新したが、デジタル資産評価損や費用増加が響き、純損失約18億円に転落した。
10:22
イーサリアム、ネットワーク活動過去最高も価格低迷=クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアムの価格とネットワーク活動の動きが乖離していると指摘した。アクティビティよりも資本フローが価格を左右する構造を解説している。
10:00
米アラバマ州連邦地裁、バイナンスのテロ資金供与訴訟を棄却
アラバマ州連邦地裁は、バイナンスに対するテロ資金供与訴訟を「ショットガン・プレディーング」を理由に棄却した。裁判所は4月10日までの修正訴状の提出を認めており、今後の法的展開が注目される。
09:24
ビットコイン、地政学リスク下でも底堅さ示す=Glassnode
Glassnodeの週次レポートによると、ビットコインは地政学リスクが高まる中でも底堅い値動きを継続。米国ETFへの資金流入が数週間ぶりに回復し、機関投資家の買い戻しを示す兆候が出始めている。
08:40
トランプ政権仮想通貨顧問、法準拠のステーブルコインは米銀行システムへの資金流入を促すと主張
トランプ政権のデジタル資産顧問パトリック・ウィット氏が、ジーニアス法に準拠したステーブルコインは預金を奪うのではなく海外からの新規資金を米銀行システムに流入させると主張した。
08:02
反CBDC条項含む米住宅改革法案、上院が大差で承認
反CBDC条項含む米住宅改革法案を上院が大差で承認。一方、下院との意見の違いがあるなど、法制化には壁が残されていることも明らかになっている。
07:50
JPモルガン分析、有事下でビットコインの「デジタル・ゴールド」存在感高まる
JPモルガンは、イラン情勢の緊迫化以降、金ETFから資金が流出する一方でビットコインETFへの流入が加速していると分析した。地政学リスクの高まりを受け、投資家が「デジタル・ゴールド」としてのビットコインを優先する新たな局面に。
06:45
TRUMPミームコイン上位保有者を4月25日のマール・ア・ラーゴに招待、トランプ大統領も出席予定
トランプ大統領のミームコイン「TRUMP」の運営チームが、フロリダ州マール・ア・ラーゴで開催する仮想通貨カンファレンスへの招待を上位保有者限定で告知した。昨年の類似イベントに続く第2弾で、大統領へのアクセスと仮想通貨保有を結びつける形態が再び政治的議論を呼んでいる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧