はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トム・リー氏:コンセンサス2018のBTC価格の強気予想外れる|価格上昇を妨げた理由とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Thomas Lee氏、コンセンサス期間中のBTC価格上昇を予想
ファンドストラット共同創業者のトム・リー氏は、2017年のコンセンサス会議後にビットコイン価格が大幅上昇した事に触れて、2018年のコンセンサス会議期間中にも価格は上昇するだろうと予想しました。同社は仮想通貨価格に対して強気の予想をすることで知られています。
BTC価格は上昇せず/リー氏の仮想通貨に対する姿勢は依然として楽観的
2018年のコンセンサス参加者は大幅に増加したものの、ビットコイン価格に大きな上昇は見られませんでした。その要因として、2018年のコンセンサス会議が仮想通貨のコアなサポーターのために設計されていなかったことを挙げる投資家もいます。リー氏の予想は外れたものの、仮想通貨に対する同氏の楽観的な姿勢に変化はありません。

2018年5月14日から16日のコンセンサス会議開催期間中、ビットコインの目立った価格上昇はありませんでした。

Fundstrat Global AdvisersのThomas Lee氏の開催前の予想は外れる事になりましたが、同氏は依然として仮想通貨に楽観的です。

Lee氏がコンセンサス期間中のBTC価格上昇を予測

Fundstrat Global Advisersは仮想通貨価格の強気予想をする事で知られているマーケットストラテジーファームです。

同社は、ビットコイン価格が2019年末に64000ドルに達するという予測を掲げました。

共同創業者のThomas Lee氏(以下、Lee氏)は、ビットコインマイニングのインフラストラクチャーの成長がビットコイン価格を押し上げると言います。

また、Lee氏は今後2年以内にビットコイン価格が91000ドル(約1000万円)に達するという予測もしています。

ウォール・ストリートのストラテジストであるLee氏は、過去にもビットコインについて、次世代の「価値貯蔵手段」として金に取って代わる存在になるだろうと言及しています。

Lee氏は、2018年5月にニューヨークで開かれたコンセンサス会議に先駆けて、新たな予想を発表しました。

Lee氏は彼の顧客に対し、2017年のコンセンサス会議直後にビットコイン価格が69%上昇し、2ヶ月後には138%の上昇を記録したことを言及しました。

2017年の会議の参加者は前年比で2倍になっており、2018年の参加者も前年比で2倍以上になることを見込んでいました。

したがって、2018年のコンセンサス会議開催期間も同様に上昇相場になるだろうとLee氏は推論しました。

コンセンサス2018の期間中にBTC価格は上昇せず、Lee氏の予測は外れる

結果として、2018年5月14日から16日にかけて開催されたコンセンサス会議の参加者は、前年比約3倍となる8500人に達しましたが、ビットコイン価格に大きな上昇は見られませんでした。

投資家らはその要因の一つとして、仮想通貨界隈のコアなサポーターのために設計されたものではないことを挙げています。

コンセンサス会議のチケットが一人当たり2000ドル(約22万円)と、容易に購入できるものではありませんでした。

さらに、チケットを仮想通貨で購入できないことから、コンセンサス会議が謳う技術への背信だとして批判を受けていました。

会議のスピーチは全体として浅はかで高額のチケットの割に合うものではない、と批判する投資家もいます。

イーサリアムの創始者であるVitalik Buterin氏がそのイベントをボイコットしたのもこれが一つの理由だとの意見もありました。

Lee氏は依然として仮想通貨に楽観的

2018年のコンセンサス会議期間中にビットコイン価格が上昇しなかった事に触れて、Lee氏は「大変遺憾だ」と語りました。

また、同氏は、主要な機関が買い入れをすることで、ビジネスやファイナンス界の著名人によって波及する「ビットコインではなくブロックチェーン」というメンタリティーを断ち切ることが必要だと主張しました。

コンセンサス期間中の予測が外れたにも関わらず、Lee氏は仮想通貨に対し楽観的なコメントを残しています。

ビットコイン価格は上昇しませんでしたが、コンセンサス期間中に我々の仮想通貨に対する我々の確信はさらに強まりました。

仮想通貨のエコシステムはいまだに多くの問題を抱えていますが、状況は着々と改善しており、さらに今後規制のフレームワークがより明確化されればより早急に問題は解決するとLee氏は言います。

Tom Lee氏 : ビットコインの価格は2020年3月までに91,000ドルに達する
Fundstrat Global Advisorsの研究責任者のTom Lee氏は、2020年の3月までにビットコインの価格は91,000ドル(960万円)に達するとの見込みを示しました。同時にFundstrat社とLee氏はビットコインの短期的、長期的なトレンドを可視化するのに役立つレポートを発表しています。

Fundstrat’s Bitcoin Price Rally Prediction Fell Flat: Tom Lee Explains Why

MAY 19, 2018 by Conor Maloney

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
06:25
ストラテジーが約1500億円でビットコイン押し目買い、7月以来の規模に
マイケル・セイラー率いるストラテジーが先週約10億ドルで10624BTCを追加購入した。7月以来の大口購入となった。
06:02
リップルの780億円資金調達、異例の年10%リターン保証で株式売却 投資家ヘッジに応じて=報道
ブルームバーグによると、リップルが11月に実施した5億ドルの株式売却で、投資家に3〜4年後に最低10%の年間リターン保証で未上場株式を売却する権利を提供していた。企業価値は400億ドルと評価されている。
05:35
ブラックロックもステーキング商品提供へ、イーサリアム現物ETFで
世界最大の資産運用会社ブラックロックがステーキング機能を備えたイーサリアムETFの登録届出書をSECに提出した。グレースケールやフィデリティなど他の発行体も仮想通貨ETFにステーキング機能を追加している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧