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全ての投資家が自身のポートフォリオに仮想通貨を組み入れるべきである:米イェール大学エコノミスト

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

著名なエコノミストの発言
米イェール大学のエコノミストであるAleh Tsyvinski氏は、全ての投資家が自身のポートフォリオのうち少なくとも1%をビットコインで保有するべきだ、と述べた。とりわけ、仮想通貨の価格上昇を信じる投資家は、その割合として6%程度が妥当だと述べている。
億万長者の仮想通貨投資メゾッド
とある世界的な投資会社の設立者も、Tsyvinski氏の意見に概ね賛成している。一方で、アクティブな投資家はポートフォリオのうちかなりの割合を仮想通貨に充てており、投資メゾッドは投資家によって千差万別である。

著名なエコノミストの発言

米イェール大学の著名なエコノミストであるAleh Tsyvinski氏は、ビットコインの価格上昇を信じる投資家に対し、少なくとも自身のポートフォリオ資産のうち6%を仮想通貨資産に充てるべきだと述べた。

Tsyvinski氏の発言は、同大学で経済を専攻する博士課程学生との共著論文に基づくものであり、同氏のこれからの仮想通貨投資に関する見解がイェール大のニュースリリースサイトであるYaleNewsにまとめられている。

上記のサイトを引用すると、Tsyvinski氏は全ての投資家がビットコインを保有すべきだとしている。

ビットコインが今後、過去に遂げたような成長を再び繰り返すと信じているのであれば、ポートフォリオの6%をビットコインに変えるべきだ。ビットコインに期待と不安の両方を抱いている投資家も、全資産の4%をビットコインに変えることを薦める。ビットコインの価格がさらに下落するだろうと考える投資家でさえも、1%の資産をビットコインで保有するべきだ。

同氏は続いて、過去のパフォーマンスが将来の仮想通貨の上昇・下落を保証することはないことを心に留めて置くべきだ、と強調している。

億万長者の仮想通貨投資メゾッド

世界的な投資会社Avenue Capital Groupの共同設立者であるMarc Lasry氏も、Tsyvinski氏が述べるような投資メゾッドを実施している一人だ。

同社の投資資産は16.8億ドル(およそ1860億円)ほどと見積もられているが、Lasry氏はCNBCのインタビューで総資産のうち1%以上を仮想通貨に投資していることを明らかにした。

すなわち、1680万ドルほどの仮想通貨資産を保有している計算となり、その全てがビットコインとイーサリアムの2つに配分されている。

ビットコインはやはり現在も投機的な側面が拭えない。私の資産のうちビットコインが占める割合は1%程度に留まっており、数年前から仮想通貨への投資を始めている。ビットコインの平均価格が5000-7500ドルだった昨年のある時期に多く買い増しを行なった。

一方で、Galaxy Digital社のMike Novogratz氏やPaypal社創設者のPeter Thiel氏などは、自身の資産のうちかなりの割合を仮想通貨資産で占めているとのことだ。

彼らの仮想通貨投資はビットコイン、イーサリアムといった伝統的な銘柄だけでなく、時価総額上位の仮想通貨・トークンにも裾野を広げ投資を行っている。

自身のポートフォリオにおける仮想通貨の割合は投資家によって千差万別であるが、いずれにせよ機関投資家が仮想通貨市場に参入するために要する分析は長期的なものとならざるを得ないであろう。

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