はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

勢いが止まらない仮想通貨取引所バイナンス:4%のスタッフ数でNASDAQと同等レベルの利益を記録

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所BinanceがNASDAQの96%の利益を記録
ベンチャーファンド企業DHVCによると、第一四半期の利益で、取引高世界一を誇るバイナンス(Binance)は世界的な証券取引所Nasdaqの25分の1のスタッフ数で肩を並べた。

4%のスタッフ数で2億ドルの利益

ベンチャーファンド企業DHVCの社長Dovey Wan氏の公式ツイッターによれば、取引所Binanceは今年の第一四半期でNasdaqによる2億9百万ドルに対し、2億ドルの利益を出したと掲載されています。

Nasdaqの4500名のスタッフに対し、Binanceはその4%、約200名のスタッフだけで、Nasdaqの約96%の利益を達成することが出来ました。

また、Binanceコミュニティ内で同じ期間内で、BinanceはDeutsche銀行のスタッフの0.2%で、その利益を約5千万ドル上回ったとされていますが、Wan氏は、「もし取引所VS銀行という対決が不公平だとしたら、Nasdaqとの比較は納得だろう」と指摘しました。

フォロワーの一人は、「Nasdaqと比較するのも100%公平なわけではないが。。。45年後のBinanceが楽しみだ」と言い、Wan氏は、法的規制のコンプライアンスに相違点はあると認め、Binanceのビジネス戦略を注視しているようです。

更に、Binanceの代表を務めるCZ氏は、「戦略を練るのは単純だが、どのように実行するのが最も大事なところ」と、軽快にコメントしました。

批判が止まないバイナンス

取引所ランキングの王者の座に座っているとは言え、Binanceは今まで、様々な批判を受けてきました。

今月波紋を呼んでいたBinanceに上場するには400BTCの料金がかかるという噂に対して、代表のCZ氏は以下のツイートを投稿しました。

「我々は、400BTCか、4000BTCを支払われるとしても草コインは上場させない。しかも、ETHやXRPやその他多くの通貨は無料で上場した。」と、疑いをツイッター上で否定しました。

また上場申し込み書の内容から、必ずしも無料で上場させるわけではなさそうですが、上場するためにはプロジェクトに専念すべきと上場の秘訣を明かしました。

さらに、今月ブロックチェーンデータ研究者グループBTIが34の取引所の取引高を厳密に調査した結果、以前から言われていたBinanceにおける日々の出来高偽装疑惑は払拭され、堂々と世界一取引量を持ち、信頼が置ける取引所とされています。

業務拡大も世界中に展開

2週間前、Binanceは、中央ヨーロッパに位置するリヒテンシュタインの仮想通貨取引所の「LCX(Liechtenstein Cryptoassets Exchange)」と提携を発表しました。

Binance LCXは、初めにスイスフラン(CHF)とユーロ(EUR)の間で仮想通貨取引を提供し、規制当局の認可を取得した後、ペアを増やしていく予定ということです。

また30日、Binanceを含む世界最大の仮想通貨取引所4社も投資を行った、eコマース(オンライン商業取引)ベースの新たなステーブルコイン「Terra」が発表されました。

この出資について、Binance Labsの責任者を務めるElla Zhang氏は、

過去に様々なステーブルコインが作られたが、Terraの場合は、TMON社が持つ「消費者向け戦略」に基づいて、独自の『価格安定プロトコル』を構築しようとしていることが既存のステーブルコインに差を付けているポイントである。

と言及しました。

良くも悪くも注目を集める大手仮想通貨取引所のBinance。

今後もどのように仮想通貨業界をリードしていくのか注目すべきと言えるでしょう。

CoinPostの関連記事

価格変動しない仮想通貨にバイナンスやフォビが出資|保有者への手数料還元も
Binance(バイナンス)を含む世界最大の仮想通貨取引所4社も投資を行う、新しいeコマース(オンライン商業取引)ベースの新たなステーブルコイン「Terra」が発表されました。
仮想通貨取引所バイナンス:ヨーロッパに法定通貨建ての新取引所「Binance LCX」を設立
業界最大手の取引所バイナンスは、中央ヨーロッパに位置するリヒテンシュタイン公国で、法定通貨建ての新取引所「Binance LCX」を設立すると発表した。仮想通貨を欧州で普及させるための足掛かりとなる可能性がある。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/26 金曜日
13:00
イオレ、仮想通貨レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約開始
東証グロース上場のイオレが暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約を開始。年利8%〜、約1万円から利用可能。2026年1月下旬の正式リリースを予定し、事前登録者には4月まで13%の特別料率を適用する。
12:50
クシム、社名を「HODL 1」に変更 Web3・仮想通貨トレジャリー事業へ転換
東証スタンダード市場上場のクシムが社名を「HODL 1」に変更すると発表した。Web3・仮想通貨トレジャリー事業を中核とする企業へ転換。
12:25
国内衣料上場企業ANAP、15億円で109BTC追加購入
衣料品販売のANAPホールディングスが15億円で仮想通貨ビットコインを追加購入し、総保有量が1346BTCに達したと発表した。
11:37
中国環境省、環境管理にブロックチェーンなど先端技術を導入
中国生態環境部が12月25日、ブロックチェーン、AI、ビッグデータを環境管理に統合する方針を発表。全国炭素排出権取引市場ではデータ改ざん防止に既に活用。中国は仮想通貨を規制する一方、ブロックチェーン技術応用は国家レベルで積極推進。
10:36
パンテラ専門家の2026年仮想通貨12大予測 DAT企業統合や量子パニックなど
パンテラ・キャピタルのジェイ・ユー氏が2026年の仮想通貨業界12大予測を発表。AI技術の浸透、DAT企業の統合、トークン化ゴールドのRWA主役化、ステーブルコイン決済の拡大、量子コンピューターによるBTC懸念など、注目のトレンドを解説。
10:02
2025年仮想通貨デリバティブ市場レポート、取引高1300兆円突破=コイングラス
コイングラスが2025年の仮想通貨デリバティブ市場に関するレポートを公開。ETFやDAT企業などへの機関投資家による投資が加速したと分析している。
06:55
トラストウォレットで9億円以上不正出金、数百人のユーザーが被害か=報告
オンチェーン探偵のザックXBT氏が、トラストウォレットの複数ユーザーから資金の不正流出報告があったと明らかにした。クローム拡張機能のアップデート後に発生し最低でも600万ドル以上が盗まれたと推定。
06:40
金融庁、仮想通貨の担当部署を「課」に昇格へ
金融庁は、2026年7月の次期事務年度に仮想通貨の担当部署を「課」に昇格させる方針を固めたことがわかった。金融サービス変革への対応能力を強化する。
05:45
ロシアの主要証券取引所、2026年の規制発効で仮想通貨取引提供開始へ
ロシアのモスクワ証券取引所とサンクトペテルブルク証券取引所が、2026年に予定される仮想通貨規制の発効後に仮想通貨取引の提供を開始する準備ができていると発表した。
12/25 木曜日
18:01
Komlock labと東証上場TDSE、AIエージェントによる自律決済の実証実験開始
TDSEとKomlock labがAIエージェントによる自律決済の実証実験を開始。日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、AIが人間を介さず決済する「Agentic Commerce」の実現を目指す。
18:00
アルトコインを保有する上場企業一覧|ETH・SOL・XRPなど主要銘柄別に分析
イーサリアム、ソラナ、リップル社開発のXRPなど、ビットコイン以外の仮想通貨をトレジャリー戦略で保有する上場企業が急増中。銘柄別一覧とともに投資効率や保有動向をわかりやすく分析。
17:38
日銀総裁、利上げ継続示す 30年ぶり高水準更新へ
日銀の植田和男総裁が25日の講演で利上げ継続方針を表明。政策金利は既に30年ぶりの0.75%水準に達しており、今後の追加利上げによる円キャリートレード巻き戻しが仮想通貨市場に与える影響が注目されている。
16:21
SBI VCトレードとアプラス、USDCによる店舗決済の実証実験を来春開始
SBI VCトレードとアプラスが米ドル建てステーブルコインUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始。大阪・関西万博のデジタルウォレット成果を発展させ、QRコード決済でインバウンド顧客向けに新たな決済モデルを創出する。国内唯一の電子決済手段等取引業者であるSBI VCトレードと、豊富な加盟店ネットワークを持つアプラスが協力し、ステーブルコイン決済の社会実装を加速。
14:55
量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧