はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン価格変動率低下も、注目すべき2つの重要な動き

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインのトライアングル狭まる
9月は、様々なファンダメンタル情報が現れているにも関わらず、ビットコインのボラティリティー(価格変動率)は減少を続けている。仮想通貨市場全体のトレンドを変化させる可能性がある重要な局面となっている。
値動きに影響し得る2つの重要な動き
収束点に近づいている現在の状況では、急激な値動きが突然発生する可能性も十分にあり、最新の情報にキャッチアップしておく必要がある。本記事では、値動きに大きな影響を及ぼしうる直近の情報を2つピックアップした。

ビットコインのトライアングル狭まる

9月は、ETF上場をはじめとした様々なファンダメンタル情報が現れているにも関わらず、ビットコインのボラティリティー(価格変動率)は減少を続けている。

今年1月から続くビットコインの価格減少も70〜75万円付近に収束しており、下図のようにチャートに形成されるトライアングルが収束地点を迎えていることは一目瞭然だ。

下図はbitfinexにおけるビットコインのボラティリティー変化を表すグラフであるが、8/12に極大点を迎えた以降、1ヶ月以上にわたって顕著にボラティリティーが低下していることが確認できる。

ビットコインのボラティリティー変化(縦軸:USD), bitcoinity.orgより引用

下記Twitterの報告にもあるように、本日今朝7時には特にbitflyer FX市場で比較的大きな価格変動があったようだ。

しかし、いずれにせよビットコインFXの魅力であった大きなボラティリティーは現在縮小の一途を辿っており、多くの投資家がボラティリティーの回帰を待ち望んでいる。

現在は値動きが収束しているビットコインも、再度大きく動く可能性があるタイミングが近づいており、その値動き次第ではビットコインとの連動率が高い仮想通貨市場全体のトレンドを変化させる重要な局面となっている。

専門家も発言

仮想通貨・ブロックチェーンの著名な専門家であるAlex Kruger氏も自身のTwitterでビットコインのボラティリティーが年初来最低水準に達したことをツイートした。

同氏は続けて、”価格変動が間も無く起こるだろう“と言及している。

値動きに影響し得る2つの重要な動き

収束点に近づいている現在の状況では、急激な値動きが突然発生する可能性も十分にあり、最新の情報にキャッチアップしておく必要がある。

本記事では、値動きに大きな影響を及ぼしうる直近の情報を2つピックアップした。

イェール大学基金が仮想通貨ファンドへ投資

ブルームバーグ誌は10/5、米国の名門大学であるイェール大学が仮想通貨基金「パラダイム」に出資を行ったと報じた。

アメリカの大学では大学資産を運用することが一般的であり、とりわけ同大学はアメリカの高等教育機関で2番目に大きい基金を運用している。

同大学の基金規模は全体で約300億ドル(約3.4兆円)に上るとも言われ、仮想通貨をはじめとした新たな投資に積極的であることも知られている。

同大学はパラダイムが4億ドル(約454.9億円)を調達した際に出資に加わったと報道されている。

イェール大学に見られるように、ある基金が別の基金に投資を行ったり、ブロックチェーン企業を買収したりする手法がかなり広がってきている様で、他の大学や基金への影響が注目されると思われる。

米巨大オンライン証券が仮想通貨取引所へ投資

つい先日、米大手ブローカー企業であるTD Ameritradeが新興仮想通貨取引所ErisXに出資を行なったことが明らかになった。

TD Ameritradeの重役は、出資し業界参入した理由について、「クライアントは規制された取引所に規制された商品を求める」と言及、ビットコイン投資の需要を強調した。

また、ErisXは取引プラットフォームに仮想通貨現物取引だけでなく、ビットコイン、ビットコイン・キャッシュ、イーサリアム、ライトコインなどの主要通貨の現物受け渡し先物取引を追加すると発表を行った。

2010年に設立されたErisXは、指定契約市場(Designed Contract Market)として機能してきたが、今回の発表によって仮想通貨市場への参入が明らかになった。

このように、ErisXやBakkt(NYSEの姉妹会社)といった有名な複数企業に支援され、メインストリームをターゲットにした仮想通貨サービスが普及し、特に現物受渡し先物の提供も開始されることは、仮想通貨における健全な市場にとって極めてポジティブな動きであると言えるだろう。

CoinPostの関連記事

ビットコイン価格の収束が意味する今後の傾向、2つのアルトコインにも注目|仮想通貨市況
仮想通貨市場は5日、ビットコインが前日比で0.43%安と大きく値が動かなかったことを受け、市場全体的に落ち着いた価格推移を維持したが、ビットコインチャートで形成するトライアングルの収束地点が近くなってきており、価格が大きく動くタイミングも直近に迫っている重要な局面にある。
1.2兆ドルを取り扱うTD Ameritradeが出資、仮想通貨の環境を変える取引所が誕生か|Cboeも支援
新興仮想通貨取引所ErisXが、アメリカで有名なTD AmeritradeやCBOEを始めとする複数企業からの投資を受けたことを明らかにした。ErisXは、2019年に仮想通貨現物取引や、現物受渡し仮想通貨先物取引の提供開始を予定している。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/19 月曜日
16:50
変わるWeb3業界の投資地図 今注目のVC3社が語る「実需とインフラ」重視の新戦略
TEAMZ WEB3 AIサミットで取材したC² Ventures、DFG、Jsquareの3社が語るWeb3投資の現在地。実需・収益性・規制対応を軸に見極めが進む中、インフラやAIへの関心、そしてアジア市場の可能性にも注目が集まる。
15:05
アーサーヘイズが今夏以降の「アルトシーズン」再来の見通し 年末までにビットコイン2.5倍予想も
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨の強気相場を予測、今夏を目処にBTC20万ドルへの上昇とアルトシーズン開始を見込む。自身のポートフォリオは20%を金(ゴールド)に配分し「最終的に1〜2万ドルまで上昇」と展望する。米国債務拡大がビットコイン高騰の追い風になると分析した。
14:15
中国系上場企業DDC、5000BTC保有目標のビットコイン準備金戦略を発表 
米国上場の中国系食品企業DayDayCook(DDC)が、ビットコインを戦略的準備金として3年間で5,000BTCの蓄積を目指す計画を発表した。同社は、すでに100BTCを購入済みで、2025年末までに500BTCの取得を目指す。一方、中国の仮想通貨規制をいかに回避するかにも注目が集まる。
13:22
メタプラネット、151億円でビットコイン追加購入 保有数7,800 BTCに
メタプラネットが約151億円で暗号資産ビットコイン1,004BTCを追加購入。保有総数は7,800枚に拡大。5月の資金調達・債務償還の経緯も紹介。
11:40
過去最高値目前のビットコイン、迫るゴールデンクロスが中・長期の買いシグナルを示唆
ビットコインは投資家が重視する50MAと200MAのゴールデンクロスによる買いシグナルが形成間近に。米国債格下げでドル安圧力も追い風にとなるか。トランプ米政権の貿易・関税政策とインフレ懸念がのヘッジ需要を高める可能性が指摘される中、さらなる上昇を示唆する。
11:11
CMEグループ、XRPの先物取引を本日より提供開始へ 
米CMEグループが本日より暗号資産(仮想通貨)XRPを先物取引サービスを開始する。機関投資家の参入機会の拡大とリップル社とSECの裁判の和解進展状況も含め、その背景を解説。
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネット株価1340円到達の可能性に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの専門家アダム・バック氏によるメタプラネットの株価試算、資産運用会社によるイーサリアム価格急騰の要因分析、空売り投資家ジム・チェイノス氏の投資戦略に関するニュースが最も関心を集めた。
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
12:43
史上最高値を試すのは時間の問題か、米中貿易緩和も上値トライ失敗|bitbankアナリスト寄稿
米中関税115%引き下げ合意やインフレ指標下振れもビットコイン上値を抑える展開。アリゾナ州知事の暗号資産準備金法案への拒否権行使も影響。短期筋による損切り送金増加で売りをこなした可能性。史上最高値トライは時間の問題か。bitbank長谷川アナリストが週次相場分析を解説。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧