- ビットコインの財産所有権を巡る裁判が結審か
- クレイグ・ライト氏が、故デイブ・クレイマン氏と共同でマイニングをして得たビットコインの所有権を巡る裁判が結審したと情報筋の内容として伝えた。裁判所は、全報酬額の50%を得る権利とビットコインのソフトウェアの知的財産権をクレイマン氏側に認めたという。
クレイグ・ライト氏が敗訴か
クレイグ・ライト氏と故デイブ・クレイマン氏が共同でマイニングをして得た、110万BTC(約1.2兆円)に上るビットコインの所有権を巡る訴訟が結審したことが報じられた。
裁判を傍聴していた人らの情報によると、フロリダ南部連邦地方裁判所は、ライト氏の証言を棄却した。両者が2009年から2011年にマイニングで得た110万BTCと伝えらている分のビットコインを、ライト氏が全て着服したという訴えに対し、その50%を受け取る権利をクレイマン氏側に認めたという。
これまで、不透明にあったクレイグ氏の保有BTCの権利の一部が移転する可能性があり、最大で55万BTCがクレイマン氏に渡るという。
上記に加え、裁判所はクレイマン氏側に、ビットコインに関するソフトウェアの知的財産権も認めた。The Blockは、裁判に出席した他の情報筋にも、概ね本内容で結審したことを確認している。
2018年にクレイマン氏の親族は、上述した110万BTCとソフトウェアの知的財産権を巡って、ライト氏に対して訴訟を起こした。マイニング報酬の110万BTCは、両者が2009年から2011年の間に共同で得たもので、そのビットコインは「Tulip Trust」という信託資金として保管されていた。
The Blockでもまだ正式な判決内容を入手していないため、情報が入り次第、記事を更新する。
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