はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

中国深セン市、仮想通貨企業8社を調査 違法ビジネス取締まり強化で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

深セン市が企業をヒアリング

中国深セン市の金融規制当局は、違法なビジネスを取り締まる目的で、中国の仮想通貨関連企業8社に対しヒアリング調査を行った。

8社の内2社は仮想通貨取引の場を提供し、6社はICO(イニシャル・コイン・オファリング)で資金調達を実施したと伝えられている。この調査は他の企業にも波及していく可能性が高いが、今回対象になった8社も問題があると確定しているわけではない。現在は詳細を精査している段階だ。

中国は2017年から仮想通貨事業やICOを禁止しているため、海外でビジネスを展開する企業は多い。しかし、そういった企業もビジネスのターゲットにしているのは中国在住または中国語圏の顧客だという

企業の所在地が中国内外に関わらず、中国に住む人々を対象にしているサービスは取り締まりの対象となることが、これまでの規制とは異なる方針であり、規制強化と見られるポイントだ。

中国では10月に習近平国家主席がブロックチェーン技術の推進を発表してから、技術普及に向けた動きが活発化している。この動きを受け、仮想通貨の投資活動も再燃、深センの関係当局は取り締まりを強化した。

11月には、39社の違法仮想通貨関連企業として特定しており、トレードサービス、仮想通貨の海外への移動手段の提供、トークンの販売とICOを調査対象としていることが明らかになっている。

関連深セン市、39社を違法仮想通貨関連企業として特定

中国国営テレビCCTC1の著名ドキュメンタリー番組「Focus Report(焦点訪談)」が、プロジェクトが実在していなかったり、ローンチ後に利用されていない仮想通貨が755あると中国国内向けに報じるなど、国民に向けて警鐘を鳴らしている。

関連中国国営テレビ 「仮想通貨は非合法的融資手段」と指摘

仮想通貨関連企業への取り締まりは継続しているものの、中国国家としてのビットコインをはじめとした仮想通貨に対する見解は不透明なままだ。

あくまでも国益になり得るマイニングを中心としたビットコインなどへの考えは寛容とする見方もある。

当局の一連の動きで、合法的な仮想通貨プロジェクトまで取り締まりを恐れている現状があるが、今後の方向性は業界関係者も予想が難しいといった所だろう。

米資産運用企業Arcaのリサーチ部門の責任者Katie Talati氏からは、中国は日本と同じ方向を目指しており、厳しくも明確な規制を整備しようとしているとの見解もみられた。

参考資料 : BBT

CoinPostの関連記事

「ブロックチェーン偽装」が中国で問題化 山東省、違法な仮想通貨やICOで警告
中国山東省の当局が、仮想通貨を巡る違法プロジェクトへの投資について警戒を呼び掛ける声明を発表した。地方当局はICOや仮想通貨取引についての調査も計画している。
中国の仮想通貨取り締まり、2017年以来最大規模か 11月に5取引所が閉鎖=Bloomberg
中国にある仮想通貨取引所の内、今月だけで少なくても5箇所が、営業停止や国内ユーザーへのサービス提供禁止の処分を受けていることが分かった。仮想通貨を取引所から安全な場所に移す動きも見られている。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/21 水曜日
10:25
ジャスティン・サン、トランプ米大統領との晩餐会参加へ
仮想通貨トロンの創設者ジャスティン・サン氏は、トランプ米大統領との晩餐会に参加することを公表。晩餐会参加希望者の中で、トランプコインの最大保有者だと説明した。
09:30
株価50%急騰、米上場DigiAsia 純利益の半分をビットコイン購入へ
ナスダック上場フィンテック企業DigiAsia Corpが純利益の最大50%をビットコイン購入に充当する戦略を発表。最大1億ドルを調達しBTC準備金を確立、長期保有と収益創出を目指す。
08:35
ビットコイン、過熱なき上昇か オンチェーン分析が裏付ける=アナリスト
Avocado_onchainとSwissblockの最新分析によれば、ビットコインの現在の反発上昇は過去と異なり過熱することなく進行中。ビットコインファンダメンタルインデックスも弱気ダイバージェンスの兆候なく、オンチェーン指標が市場の健全性を示しているようだ。
08:00
イーサリアム過熱状態、2500ドルで調整局面入りか アナリスト分析
Cryptoquantの登録アナリストがイーサリアムが2500ドル付近で過熱状態と指摘。一方でバイナンスからのアルトコイン流出は蓄積の兆候に。
07:25
ロビンフッド、米SECにRWAトークン化の規制案提出
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、RWAトークン化の規制に関する提案書を米SECに提出。将来的に、トークン化したRWAの取引所を運営する計画があるようだ。
07:10
XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか
米証券取引委員会がXRPとドージコインのETF申請について判断を延期し、パブリックコメントを募集。BitwiseのイーサリアムETFステーキング機能審査も先送りに。
06:55
トランプ退任前にビットコイン価格5倍上昇を予測=大手銀アナリスト
大手銀アナリストは政府機関がマイクロストラテジー株を通じてビットコイン保有を増加させていると指摘。この傾向がトランプ大統領退任前のビットコイン50万ドル予測を裏付けると主張。
06:05
ビットコイン保有量でサトシに迫る世界2位 ブラックロックETF
ブラックロックがビットコイン保有量でサトシ・ナカモトに次ぐ世界第2位に浮上。米国ビットコインETFの急速な資産集積でバイナンスを上回り、テキサス州でもビットコイン準備金法案が進展中。
05:40
CMEのXRP先物、27億円の初日取引高でソラナ超え 
米CMEグループが仮想通貨XRPの先物取引を開始し、初日に1900万ドルの取引高を記録。ビットコイン、イーサリアム、ソラナに続く4番目の仮想通貨先物として注目される。
05/20 火曜日
18:39
イーサリアム将来価格2025展望 | ETF・機関投資家・開発動向の注目点
【2025年5月最新】イーサリアム(ETH)の将来価格と成長可能性を徹底分析。ペクトラ後の価格回復、ブラックロックのステーキングETF申請、機関投資家の700億円購入など最新動向を解説。
14:45
「サトシ」か「ビット」か? ビットコイン価格高騰で基本単位論争が再燃
ビットコインの価格高騰に伴い、コミュニティではその基本単位「サトシ」変更の議論が白熱している。サトシを廃止すべきというビットコイン改善提案177にジャック・ドーシー氏が支持を表明する一方で、反対意見も多く論じられている。
14:00
ブラックロック「BUIDL」で利回り増やす取引戦略 BounceBitが実証試験
BounceBitがブラックロックのトークン化米国債「BUIDL」を担保に利用して、年利20%を実現した取引戦略を公開した。ステーブルコインを担保とするよりも利点があるとしている。
13:10
個人ノード運用を容易に、ヴィタリックの新たなイーサリアム拡張案とは
仮想通貨イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が新L1スケーリング計画を発表。個人のノード運用を容易にする「部分的ステートレスノード」でガスリミットを10~100倍に拡張する革新的アプローチを提案。
12:35
米上院、ステーブルコイン規制『GENIUS法案』の審議進行可決
米上院が仮想通貨ステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」の審議を66対32で可決。消費者保護や倫理規定を強化した修正案で超党派合意が進展。
11:59
ビットコイン下髭で押し目買い意欲旺盛か イーサリアムにも機関投資家の強い関心
過去最高値の更新まで目前のビットコインは米国債格下げなど不透明感のある中、下髭形成し押し目買い意欲の強さを示した。50日・200日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫る中、イーサリアムには機関投資家の資金が集まり、CMEグループのXRP先物は初日に1,560万ドルの取引高を記録した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧