VanEck責任者の見解
米ETF専門企業VanEckのCEOはブルームバーグの番組に出演し、ビットコインETFがSEC(米証券取引委員会)に承認される可能性について見解を述べた。
Jan Van Eck CEOは自身の経験を踏まえ、「近いうちにビットコインETFが実現することは考えにくい」と明かし、「皮肉なことに、多くの投資家は規制しきれていない(不安定な)市場でビットコインの取引をしている」と指摘した。
下図で示されているように、これまでウィンクルボス兄弟の申請したBTCETFやBitwiseのETFなど数多くの申請が行われるも全滅した経緯がある。
SECが懸念している「市場操作・カストディ問題」に対応したBitwiseのETFは当初非承認され、再審査にかけられたものの、企業の判断によって再審査から取り下げられた。
コンプライアンス遵守やカストディの提供など、高いコストをかけて申請を行ったが、現時点ではSECの認可基準をクリアできていない。
一方、現時点でビットコイン単一資産に連動するETF申請はなく、複数資産のバスケット型を提供するWilshire Phoenix社に留まっている。
「The Trust」ETFはビットコインと米国債に連動するもので、審査判断の最終期限は2月26日となる。
参考:bloomberg