Kyber Networkの利用が増加
仮想通貨(暗号資産)の分散型取引所(DEX)「Kyber Network」の利用が増加している。
その人気を証明する指標の1つとして、本DEXで活用される仮想通貨KNCを残高に持つアドレスの数が、27日時点で6万1980に達し、過去最高値を記録した。今年1月時点の本アドレス数は5万4210だったため、14.3%増となっている。以下は先週までのアドレス数の推移を表したグラフだ。
Kyber Networkは「Any token Anywhere=あらゆるトークンをどこでも」をテーマに掲げており、異なる仮想通貨の交換(スワップ)を可能にする分散型の流動性システムを持つ。KNCは今年3月、英国のコインベースProにも上場した。
また上述したアドレス数に加え、1日にKNCを利用したアドレスの数がここ1年で100%超増加しているという。
以下のグラフはKNCの2020年の価格推移だ。1月1日は19.81円だったが、29日執筆時点では71.98円、ここまで260%超上昇している。
KNCのプロトコルは今年Q2(4月から6月)に「Katalyst」という大きなアップグレードを控えている。本アップグレードではステークホルダーのインセンティブとエコシステムへの流動性提供を改善し、Kyber Networkの普及拡大やKNCの価値創造、分散型金融(DeFi)への流動性向上を目指す。Kyber Networkの利用増加やKNCの価格の上昇は、Katalystへの期待も要因のひとつとみられている。
Kyber Networkの情報は、日本向けアカウントからも情報を取得することができる。
メジャーアップグレードの Katalyst を行います。ステークホルダーのインセンティブとエコシステムへの流動性提供を改善することで、
— Kyber Network_JP (@kybernetwork_JP) December 17, 2019
– Kyberアダプション拡大
– KNCの価値創造
– DeFiへの流動性向上
を目指します!https://t.co/7NM4Wn0oPA
参考資料 : intotheblock