GBTCに次ぐ申請
仮想通貨の投資信託を提供する米グレースケールが、イーサリアム投信(ETHE)を米証券取引委員会(SEC)に登録申請を行なった。
ETHEは、SECへの登録が必要ない私募の形式で提供されてきたが、機関投資家需要の拡大を狙って、米SECに登録を行う。ETHEの登録が認められれば、ビットコイン投信GBTCに続き、SEC登録される2番目の投資商品となる。
登録における主なポイントは、新たに財務状況の監査結果や大きな更新がある場合のSECへの報告が必要となることで高まる、商品の正当性・信頼性の向上がある。また、これまで売却までの「ロックアップ期間」が1年に設定されていたが、その期間が6ヶ月に短縮することが可能になる。高まる機関投資家需要を狙っている施策となる。
現在、グレースケールの提供する複数の仮想通貨投資信託において、ビットコインに投資するGBTCが最も運用資産額の高い投信として約47億ドルに相当する資産を管理、運用している。次に人気なのはETHEで、現時点で計7.6億ドルの規模となる。
参考:SEC