Mazarsの監査
FTX破綻に伴って集権型取引所の顧客資産管理への警戒が高まる中、バイナンスのビットコイン(BTC)準備金は完全であることが証明されたようだ。監査企業Mazarsが結果を公開した。
資産証明(Proof of Reserves)および負債証明(Proof-of-Liabilities )に関する監査は11月22日のバイナンスのマークルツリーに基づいて実施されたもので、ビットコイン・イーサリアム・BNBチェーン・バイナンススマートチェーンにあるビットコイン資産は顧客のビットコイン資産を101%の比率で裏付けている。顧客のビットコイン残高は575742.4228 BTCだという。
この結果は、バイナンスが11月25日に発表したビットコイン資産証明に関する101%の保有割合に一致した形だ。
バイナンスはFTXの破綻で中央集権型取引所への信頼が揺らぐ中、信頼性と透明性の向上を図るために顧客資産の分別管理や資産証明の検証に力を入れているところだ。
Mazarsはパリを本拠地とする会計企業。米国部門であるMazars USAは2022年までにトランプ前大統領の会計事務所を長く務めていた。