ステーキング報酬の売却否定
L1ブロックチェーン「Sui」の発展をサポートするSui Foundation(Sui財団)は28日、トークンに関する情報共有を行った。
Sui財団はバイナンスやそれ以外の場所で、ロックされて循環していないステーキングされたSUIトークンから、ステーキング報酬や他のトークンを売却したことはないと説明。トークン配分については全てロックアップなどの制限を守っていると主張している。
ステーキングとは
仮想通貨を所定の期間、預け入れることで報酬が得られる仕組みやサービスのこと。仮想通貨を預け入れることでブロックチェーンネットワークの運営に貢献し、対価として報酬を得られる。
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バイナンスという具体名を挙げていることからも、今回の情報共有は、ツイッター上の指摘を否定することが目的だったとみられる。ツイッターでは、Sui財団が、トークンリリーススケジュールを公開することを拒否して、5月31日にバイナンスにステーキング報酬の62万5,000SUIを送金したと指摘されていた。Sui財団は今回の説明で、この指摘を引用している。
この送金についてSui財団は「契約上のロックアップの対象となる支払いだった」とだけ説明。そして、SUIトークンの供給は、当初に伝えた通りに実施していると強調した。
今回Sui財団は、トークンのリリーススケジュールの詳細を近く公開すると述べている。
SUIのアンロック
Suiブロックチェーンは今年5月にメインネットをローンチ。メタ(旧フェイスブック)のディエム(旧リブラ)に携わっていたメンバーが創始したプロジェクトで注目度が高く、ローンチ直後にはバイナンスなどの著名な取引所にSUIトークンは上場した。
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Sui財団が上記の送金を行なった時期は、SUIトークンに関心が集まっていた。それは、今月4日に6,100万SUI(当時のレートで86億円相当)がアンロックされることになっていたからである。
このアンロックで流通量が約13%増加し、この規模のトークン放出は、ほぼ毎週実施される。2023年11月には初期貢献者と開発企業であるMystenLabsへのトークン配布が始まり、SUIトークンの流通量は、この時の約4倍の21.8億SUIに膨れ上がる見込みだ。
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