30日朝の重要速報まとめ
日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。
フィデリティ ビットコインETFの申請を提出(注目度:★★★★☆)
米金融大手フィデリティ(Fidelity)は、現物型ビットコインETFの申請をSECへ提出した。
ETFの名称は「Wise Origin Bitcoin Trust」で、ブラックロックなどの申請と同様、監視共有協定を導入する。
また、フィデリティは申請書類で、2022年以降の仮想通貨カストディアンや集権型取引所の倒産による市場参加者の損失を指摘し、現物型ビットコインETFのような商品があれば多くの投資家を保護しただろうとしている。
関連:上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由
ドイツ当局 バイナンスのカストディ申請を非承認か(注目度:★★★☆☆)
ドイツ連邦金融監督局(BaFin)は仮想通貨取引所バイナンスのカストディライセンス申請を非承認したことが報じられた。この非承認がBaFinからの正式な決定なのか、それとも継続的な話し合いの中で表明された意図なのかは明確であるという。
直近では、ドイツ銀行(Deutsche Bank AG)も仮想通貨のカストディサービスを提供するために、BaFinからの許可を申請したと発表していた。
バイナンスに関しては、欧州の銀行パートナーであるPaysafe Payment Solutionsが9月25日よりユーロ(EUR)の入出金サービスを中止することも明らかになった。バイナンスは現在、代わりの銀行パートナーを探しているところだ。
関連:バイナンスが日本進出「Binance Japan(仮称)」とは?期待と影響を徹底解説
米CME、ETH/BTC先物をローンチへ(注目度:★★★☆☆)
米大手デリバティブ取引所CME(シカゴマーカンタイル取引所)は、ether/bitcoin(ETH/BTC)レシオ先物を7月31日から提供する計画を発表した。CFTCに承認されればローンチできる。
ETH/BTCの通貨ペアの仕組みについては、CMEのイーサリアム先物の最終決済価格がCMEのビットコイン先物の最終決済価格で割ってその値を決めるものだ。
CMEは現在ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の先物およびオプション取引を提供している。
カナダ3iQ コインベースでETHステーキング利用へ(注目度:★★★☆☆)
カナダの大手ETF発行企業3iQは、イーサリアムをステーキングするために米コインベースとの提携を進めている。
3iQはイーサリアムファンド(The Ether Fund)とイーサリアムETF(The 3iQ Ether ETF)を提供しており、裏付け資産であるETHをステーキングで運用し報酬を得るという手法だ。8月28日前後から開始し、得たETHのステーキング報酬はNAV(投資信託の純資産総額)に反映されるという。
関連:リキッドステーキング向けDeFi「LSDfi」の市場規模、前月比2倍に急拡大