はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

2025年のビットコイン市場について3つの予測=Bitfinex

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインは14.5万ドル以上と予想

暗号資産(仮想通貨)取引所Bitfinexは16日、2025年のビットコイン(BTC)市場の見通しは良好で、さらなる高値更新が期待されるとするレポートを発表した。

主に、以下の3項目を取り上げている。

  • 機関投資家の流入により、価格の調整は軽微にとどまる可能性。
  • 過去データでは半減期後の年に最も強い上昇が見られた。
  • ビットコインの最低価格は2025年半ばまでに145,000ドルと推定。好条件であれば200,000ドルに達する可能性も。

まず、2025年1~3月期にはボラティリティ(価格変動)が見込まれるが、現物ETF(上場投資信託)、機関投資家の参加、またそれに加えて、ビットコインが世界で資産としての存在感の高めていることを踏まえると、価格がさらに上昇することを示唆すると述べた。

ただし、ビットコインが今回のサイクルの頂点に近づくにつれて、投資家は買われすぎの兆候に警戒する必要があるとする。

また、過去のデータによると、現在は2024年4月の半減期以降のサイクルの中間期にあり、市場は半減期の約450日後の2025年7~11月頃にピークを迎える可能性があると指摘。

4年移動平均モデルなどによると、このサイクルの価格の頂点は145,000ドル(約2,230万円)から189,000ドル(約2,900万円)の間になると予測している。

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

仮想通貨サービス企業ビットコインスイスも14日、ビットコインは来年18万ドルから20万ドルまで上昇する可能性があると予想していたところだ。Bitfinexよりもやや下限が高めの数字を出していた。

関連「来年のビットコインは18万ドル超に達する可能性」Bitcoin Suisseが仮想通貨領域を分析

半減期とは

ビットコインなど仮想通貨のマイニング報酬(=新規発行量)が半分に減るタイミングを指す。仮想通貨にはインフレを防ぐために「発行上限」が定められているものが多く、一定周期で訪れる半減期の度に、新規発行量が半分に減る仕組みになっている。供給量が減ることで希少価値が大幅に上昇し、価格が高騰しやすくなるため、仮想通貨特有の注目イベントでもある。

▶️仮想通貨用語集

米国経済の見通し予測

Bitfinexは、2025年のビットコインのパフォーマンスは主要セクター全体で徐々に正常化が進む米国経済にも支えられると予測している。

米国の失業率は労働者の供給増加によって4.2%に小さく上昇。賃金の伸びは年間4%と堅調に推移し、消費者支出を支えていると続けた。

さらに、ヘルスケアやレジャーなどのセクターの伸びは、経済の回復力を浮き彫りにしており、連邦準備制度理事会(FRB)も、雇用市場とインフレ圧力のバランスを取りながら、慎重に利下げを進めると予想されているとも述べる。

また、ドナルド・トランプ次期大統領の下で減税や規制緩和などが実施されれば、工業、金融、一般消費財セクターに恩恵をもたらすことが見込まれるとも続けた。

一方でリスク要因としては、インフレ圧力、地政学的緊張、財政的制約などが長期的な市場パフォーマンスを鈍らせる可能性があるとしている。

関連トランプ新政権のビットコイン準備金構想が実現の場合、BTCの今後の価格は?

関連ビットコイン3日連続史上最高値更新するもFOMC前の警戒感で調整 仮想通貨アナリストが相場分析|仮想NISHI

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:50
コミュニティ投票を提案 Sui上DEX「Cetus」の230億円盗難資金返還に向けて
Sui上のDEX Cetusが2.2億ドル仮想通貨盗難で6000万ドル回収に国際捜査連携、1億6200万ドル凍結資金の返還についてSuiコミュニティ投票を提案。
13:20
ステーブルコインが2兆ドル規模の米国債需要を創出可能=米財務長官
ベッセント米財務長官がステーブルコイン推進により2兆ドルの米国債需要が創出されると予測した。また、トランプ政権の関税交渉の行方についても見解を示している。
11:35
ビットコイン下落でストラテジー株が7.5%安、メタプラネットは一時ストップ安
トランプ大統領の関税発言を受けビットコインし関連企業の株価にも飛び火。一方、安全資産の金は大幅反発。
10:25
ビットコイン、史上最高値更新も大口売り圧力は限定的か=アナリスト
仮想通貨ビットコイン史上最高値更新中、Cryptoquantアナリストが大口投資家動向を分析。取引所流入3億ドルと低水準維持。MVRV比率の乖離現象で市場構造変化を指摘。
09:45
今回のビットコイン強気相場は機関投資家主導、個人からクジラへ移行=Matrixport
仮想通貨ビットコイン上昇を主導する層が個人投資家から機関投資家に移行しているとMatrixportが分析した。企業のビットコイン財務戦略採用で市場構造が変化していると述べる。
09:15
CZ、トランプ一族のWLFIとの関係に関するWSJ報道に反論
トランプ家の仮想通貨プロジェクトWLFIのフィクサーではないと、バイナンス前CEOのCZ氏がWSJの報道内容に反論した。これまでの経緯も明かしている。
08:20
ハイパーリキッドのHYPEトークン最高値更新、OIが90億ドル突破
仮想通貨分散型取引所HyperliquidのHYPEトークンが史上最高値37.24ドルを記録。オープンインタレスト93億ドル突破と大口10億ドルロングポジション構築が価格急騰を後押し。
07:32
スウェーデンのH100グループ、同国上場企業初のビットコイン戦略開始
スウェーデンのH100 Group ABが50万ドルで4.39ビットコインを購入し、同国初の上場企業による仮想通貨準備金戦略を開始。議会の国家ビットコイン準備金提案と同時期の動向として注目。
06:35
米セムラー、455ビットコインを追加購入
米ナスダック上場の医療技術企業セムラー・サイエンティフィックが仮想通貨ビットコインを455BTC追加購入し総保有数4264BTCに。一方で株主代表訴訟の可能性も浮上。
06:15
ビットコイン・イーサリアム・XRP反落、トランプのEU・アップル関税発言を受け
トランプ大統領がEU輸入品50%関税とアップル25%関税を発表後、仮想通貨ビットコインが11万ドルから10万8400ドルに急落。仮想通貨市場で2億ドル超の清算発生。
05/23 金曜日
18:05
ビットコインは今後どうなる?2025年の価格展望・注目材料
2025年5月、仮想通貨ビットコインは11万ドルに到達。今後どうなるのか?価格上昇を支える5つの注目材料と専門家の予測を解説します。
13:50
セイラー率いるストラテジー社のビットコイン戦略を徹底分析=VanEck
資産運用大手VanEckがストラテジー社(MSTR)のビットコイン戦略を分析。レバレッジをかけたBTC投資商品として評価し、プレミアム発生理由と主要リスクを解説した。
13:25
政府・日銀、デジタル円に関する第2次中間整理を公表 プライバシー保護と民間決済との共存策を検討
政府・日銀、CBDC第2次中間整理を発表。日銀が個人情報を扱わない「二層構造」でプライバシー保護を。民間決済手段との共存や相互運用性向上に向けた具体的検討結果をまとめた。
13:00
『ビットコインピザの日』15周年 ATH更新も長期保有者の利益確定は減少=データ
仮想通貨ビットコインは初取引を記念するピザ・デー15周年を迎え史上最高値を記録した。一方で、長期保有者の利益確定は昨年12月比で大幅減少している。
12:08
ビットコイン11万ドル台で推移、個人投資家の出遅れシグナルは持続性を示唆
ビットコインは11万ドル超の最高値圏で推移。ムーディーズによる米国債格下げを受け、ヘッジ手段としてのBTC需要が急増した。一方、SECはXRP・ライトコインETFの承認判断を8月に延期している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧