はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

国民への還付で75万円をばらまくか、DOGE節約資金から イーロンが提案受け

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

納税者へ返金

イーロン・マスク氏が19日、トランプ政権の政府効率化省(DOGE)による財政削減効果を活用した「DOGE配当」構想について、トランプ大統領に相談する意向を表明した。この構想は、DOGE主導の政府支出削減から生み出される節約資金の一部を活用し、米国の納税者世帯に対して約5,000ドル(約75万円)の還元金を支給するというものだ。

投資会社アゾリアのCEOであり、DOGEの外部アドバイザーであるジェームズ・フィッシュバック氏は先週金曜日、「2026年7月のDOGE稼働期限満了後、DOGEによる総節約額の一部を財源として税金還元小切手を送付するべきだ」というアイデアをSNS上で提案。昨日、この提案についての投稿でマスク氏をタグ付けし、議論を活性化させた。

提案によれば、DOGEが目標とする2兆ドル(約300兆円)の節約額のうち20%を「約7900万の納税世帯」に還元することで、世帯あたり約5,000ドルの還付金が実現するという。しかし、多くの国民にとって魅力的な5,000ドルの還元金構想だが、仮にDOGEが2兆ドルの節約目標を達成したとしても、議会の承認なしにこれらの還付を実施できるかどうかは不明確だ。トランプ大統領の意向に従う傾向はあるものの、一部の共和党議員は節約資金を政府債務の返済に充てることを望んでおり、別の議員らは期限切れを迎える減税措置の延長資金に充てるべきだと主張している。

マスク氏とDOGEのチームは、補助金や契約のキャンセル、連邦政府職員の削減を通じてコスト削減を迅速に進めている。DOGEは、先月トランプ大統領が就任初日に大統領令で設立したもので、その目的は「連邦政府の技術とソフトウェアを近代化し、政府の効率と生産性を最大化することにより、大統領のDOGEアジェンダを実施すること」と定められている。

米国政治においては、財政赤字削減と国民への恩恵の両立は常に難しい課題とされてきた。DOGEの活動とマスク氏の提案は、大規模な政府改革を通じて両方を実現しようとする試みだが、その効果と実施方法については、経済専門家や政治アナリストの間でも見解が分かれている。

▼ 政府効率化省(DOGE)(用語解説)

トランプ政権2期目に設立された非政府組織で、正式名称は「Department of Government Efficiency」。テスラCEOであるイーロン・マスク氏が主導し、連邦政府の無駄を削減して2兆ドルの財政節約を目標に掲げている。大統領令によって2025年1月に設立され、政府システムの近代化、官僚主義の排除、人員削減などを通じて政府効率化を推進。名称の略称「DOGE」は仮想通貨ドージコインを連想させることから話題を呼んだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧