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パウエルFRB議長が米司法省に抗議 トランプ政権による利下げ圧力と主張

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「政権による圧力」と批判

米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は11日、米司法省がFRBに対して刑事訴追の可能性を示唆したことに抗議する声明を発表した。

司法省は、昨年6月の上院銀行委員会でパウエル氏がFRBオフィスビルの複数年にわたる改修プロジェクトに関して証言したことについて、大陪審召喚状を送達している。

パウエル氏は、改修工事の費用や内容について証言していたが、司法省はこの内容に虚偽があったかどうかについて捜査を開始したとされる。証言は、トランプ政権側より「贅沢すぎる改修」だとの批判が上がっていたことに対する反論でもあった。

パウエル氏は今回、司法省の動きについて「この前例のない行動は、政権による脅迫と継続的な圧力」だとして、次のように述べている。

FRBは、証言や情報開示を通じて、議会に改修プロジェクトに関する情報を提供し続けるあらゆる努力を払ってきた。しかし改修の件は介入の口実に過ぎない。

刑事訴追という脅しは、FRBが大統領の意向に従うのではなく、国民にとって何が最善かという評価に基づいて金利を設定していることに対するものだ。

また、今回の件はFRBが今後もエビデンスや経済状況に基づいて金利を設定できるか、あるいはこうした金融政策が政治的圧力などに左右されてしまうことになるのかという問題だとも続けた。

アナリストの一部は、ホワイトハウスとFRBをめぐる緊張の高まりが、次のFRB会合や、トランプ大統領のパウエル氏後任指名の行方などに加えて、市場の不確実性を高めていると意見した。

次期FRB議長の行方は?

トランプ氏は先月、次期FRB議長は「大幅な金利引き下げを支持する人物になる」と発言。候補としては、国家経済会議(NEC)のケビン・ハセット委員長、元FRB理事ケビン・ウォーシュ氏、FRB理事クリストファー・ウォーラー氏などの名前が挙がっている。

関連:トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言

次期FRB議長の有力候補であるハセット氏は12日、パウエル氏に対する捜査について司法省と連絡は取っておらず、トランプ氏もそうだろうと話した。トランプ氏が利下げを望んでいるのは確かだが、司法省による動きとは関係ないだろうとしている。

時間が経てば、今回の件が政権による圧力だったかどうかわかるだろうとも続けた。一方で、FRBの改修に大幅なコスト超過があり、建物の計画がパウエル氏の証言と矛盾しているように見えるとも意見している。

また、FRBについては誰が議長であろうと、インフレを制御できなくなったのはどうしてだったのか内省することや、今後それを防ぐ計画についても望むとした。今の経済が好調なのは、FRBではなくトランプ氏の政策のためだとも述べる。

現在、分散型予測市場ポリマーケットの、次期FRB議長を予想する市場では、ハセット氏(41%)と、ケビン・ウォーシュ氏(40%)が首位で拮抗しているところだ。

クリストファー・ウォーラー氏が8%、リック・リーダー氏が6%と続いている。

関連:Polymarket(ポリマーケット)とは?予測市場の仕組みや将来性をわかりやすく

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