優先株拡大で投資家層の拡大狙う
ビットコイン(BTC)保有最大手のストラテジー社のフォン・リー(Phong Le)最高経営責任者(CEO)は11日、ブルームバーグのインタビューで、株価変動リスクを抑えた新たな資金調達手段として永久優先株の発行を拡大する意向を示した。
リー氏は「デジタル資産へのアクセスを求めつつ、ボラティリティを避けたい投資家向けの商品を開発した」と説明。同社が「ストレッチ」と名付けたこの優先株は変動配当制を採用し、現在の配当率は11.25%に設定されている。
ただ、足元では優先株の活用は限定的だ。過去3週間のビットコイン購入資金は普通株発行で約3.7億ドル、優先株では僅か700万ドルにとどまった。
同社株は保有ビットコインの価値変動に連動して大きく変動している。ビットコインが10月の高値から約50%下落したことで、同社株も年初来17%安となった。
ブルームバーグは、かつて同社株が保有ビットコイン価値を大幅に上回って取引されていたため、株式発行でビットコインを買い増す好循環が成立していたが、現在はそのプレミアムが消失し、資本市場の逼迫もあってビジネスモデルが機能不全に陥っていると指摘した。
一方、共同創業者のマイケル・セイラー氏は前日、価格下落で保有資産の売却を迫られるとの懸念を否定し、四半期ごとの購入継続を表明している。
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2025年に253億ドル調達、保有高71万枚超に
同社が5日に発表した2025年第4四半期決算によると、2025年通年で253億ドルの資金を調達し、2年連続で米国上場企業最大の株式発行体となった。
優先株「ストレッチ」の発行規模は34億ドルに成長。変動配当メカニズムにより、ビットコイン価格の軟調な環境下でも額面100ドル付近での価格安定を維持しているという。
リーCEOは「2026年はストレッチを拡大し、普通株投資家の1株当たりビットコイン保有高(BPS)の成長を促進することに注力する」と述べた。
同社のビットコイン保有高は71万枚を超えている。また、配当支払いのため22.5億ドルの米ドル準備金を確保し、2.5年以上の支払い能力を確保したとしている。
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