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ビットコイン急騰も弱気相場継続か、今後の抵抗線も分析=クリプトクアント

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 一時的な「安心感」による回復の可能性
  • 上昇継続の条件は79,000ドルの抵抗線突破

依然として弱気相場の最中か

暗号資産(仮想通貨)オンチェーン分析企業のクリプトクアントは5日、週間市場レポートを発表。ビットコイン(BTC)市場は安心感により上昇したものの、弱気相場の中における一時的な回復を示すものである可能性が高いと分析した。

仮にビットコインが上昇を続けた場合の抵抗ゾーンについても推定している。

ビットコインは、4日から5日にかけて急騰。この背景にはトランプ大統領がクラリティー法案で銀行業界に譲歩を求める姿勢を示したことや、米国・イスラエルとイランの軍事衝突が指摘される。

スポット(現物)需要の低下が緩和され、ビットコイン価格は一時、1か月ぶりの高値となる約7万3,000ドル超まで上昇した。

需要の縮小幅は、2026年初頭の-13万6,000BTCから約-2万5,000BTCに低下。これはスポット市場の売り圧力がやわらいだことを表している。また、コインベースにおけるビットコインのプレミアムはプラスに転じ、米国投資家による買いの動きが再開したことを示唆する。

コインベース・プレミアムは、米大手仮想通貨取引所コインベースのドル建ての通貨ペアと、バイナンスとの価格差を表したもの。コインベース・プレミアムの上昇は強気シグナルであり、米国の機関投資家が積極的に買っていることを示唆する。

関連:ビットコイン急騰、100万円上昇 クラリティー法案進展と中東情勢で資金流入|仮想NISHI

出典:クリプトクアント

さらに、トレーダーの含み損は、2022年7月以来の最高水準に到達。その後、トレーダーや長期保有者からの売り圧力は低下している。価格がすでに低迷しており、トレーダーがさらに売却を行うインセンティブがなくなったためとみられる。

長期保有者による30日間ペースの売却は、2025年6月以来の最低水準となった。ピークだった2025年11月26日の90万4,000BTCから27万6,000BTCまで減少している。

しかし、クリプトクアントは直近の価格上昇にもかかわらず、ビットコインは依然として弱気相場にあると述べた。ファンダメンタル指標とテクニカル指標はまだ弱気相場環境を示している。

同社のビットコイン・ブル・スコア・インデックスは100点満点中10点であり、極めて弱気な領域に留まったままだ。したがって、現在の上昇は、進行中の弱気相場における安心感による上昇と解釈するのが妥当だと分析している。

ビットコイン・ブル・スコア・インデックスは、クリプトクアントの独自開発指標。ビットコインのネットワーク活動や損益、需要など10個のキー指標から総合的に強気相場の度合いを算出するものだ。

関連:VanEck CEO「ビットコインは底値圏形成中」、4年サイクルの現在地を解説

仮に上昇継続した場合の抵抗線は?

その上で、もし仮にビットコインが上昇を続けた場合は、まず79,000ドルで抵抗に直面する可能性があるとしている。

出典:クリプトクアント

この水準は、市場参加者の平均BTC取得価格であるオンチェーン実現価格(青い点線)ゾーンの下の端を表しており、歴史的に弱気相場では抵抗線として機能してきた。

その次の抵抗線は90,000ドルで、これはオンチェーン実現価格ゾーンの上の端(紫色の線)にある。実際、この水準は1月中旬にビットコインが80,000ドルから98,000ドル(赤い円)に上昇した後の抵抗ゾーンになっていた。

関連:ビットコイン、現物ETFに今週1800億円超が純流入 安全資産買い継続か

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