はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アラブ首長国連邦 (UAE)とサウジアラビアの中央銀行がデジタル通貨研究で協力する

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

他国同士の中央銀行が協力してデジタル通貨研究
アラブ首長国連邦とサウジアラビアの中央銀行が自身の仮想通貨発行計画を明らかにしました。
アラブ首長国連邦とサウジアラビアの中央銀行仮想通貨発行計画の現状
現在計画はまだ準備段階にあり、コード(暗号)はまだ書かれておらず、どのブロックチェーン提供者が使われるかもまだ不明な状態です。

これまで、自身のデジタル通貨発行を考える中央銀行は存在しましたが、未だ実現した計画はありませんでした。

しかし、アラブ首長国連邦とサウジアラビアの中央銀行による新たな計画が近い未来に全てを変えるかもしれません。

双方すでに自身のデジタル通貨とブロックチェーンシステムに取り組んでいます。

新たな銀行発行デジタル通貨計画

ここ何年もの間、中央銀行はビットコインおよび他の仮想通貨に反対し続けてきました。

これは仮想通貨の制御不能および不安定さを考えると、驚くことではありません。しかし、中央銀行は自身のデジタル通貨を作るというアイデアは率先して取り組んでいます。

その実現がいつになるかはまだ不明ですが、いくつかの中央銀行はすでにデジタル通貨作成に取り組んでいます。

より具体的に、アラブ首長国連邦とサウジアラビアの中央銀行は協力してブロックチェーンシステムに取り組んでいます。

その目標は、二つの国間の取引を容易にする仮想通貨を発行することです。これは面白い発想ですが、人はすぐにその新しい仮想通貨の有用性が多少制限されることに気づくでしょう。

中央銀行が他の1、2カ国との取引専用の仮想通貨を発行した場合、計画の実現は少し厳しくなると思われます。

しかし、他国の中央銀行が(特にブロックチェーン技術や新しいデジタル通貨について)協力するということはかなり重要です。

ほとんどの国はこれらのような開発について見解が一致することはありませんが、今回の件などを例に徐々に良い方向に向かっていることは明らかです。

しかし、この挑戦的な試みが他以上に成功するかどうかはまだわかりません。

アラブ首長国連邦とサウジアラビアの中央銀行仮想通貨発行計画の現状

現在計画はまだ準備段階にあります。コード(暗号)はまだ書かれておらず、どのブロックチェーン提供者が使われるかもまだ不明です。

この計画には具体的な時間枠はないですが、二つの金融機関の公開対話がいいスタート地点になるでしょう。

計画が正式に前進するためには先に徹底的な調査を行う必要があります。

小売消費者には絶対に利用できないうえ、この計画への投資も不可能です。中央銀行が作業の効率および速度上昇から利益を得ることは確かですが、それを促進するために新しい仮想通貨が必要かどうかは定かではありません。

しかし、中央銀行がこのような選択肢を研究することはとても良いことです。

この計画が明かにされた時、双方の中央銀行が仮想通貨とフィンテックへの進出によるリスクを厳しく監視する取り締まり役が必要であることに同意しました。

ありとあらゆる革新には長所と欠点があり、収拾がつかなくなる前にそれらの要素を確認することが大事です。

しかし今回の計画は、アラブ首長国連邦およびサウジアラビアでのビットコインや他の仮想通貨のさらなる取り締まり調査にはつながらないでしょう。

UAE and Saudi Arabian Collaborate on Central Bank Digital Currency Research

The Merkle Dec. 16, 2017 by JP Buntinx

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

独自通貨を発行しようと試みる国は増えており、今回は中東、アラブ首長国連邦 (UAE)とサウジアラビアからの記事を紹介しました。

過去にもエストニアの独自通貨エストコインやロシアではCryptoRubleの発行が話題を呼んでおり、すでに独自通貨発行を検討する国も出ている現状です。

今後、世界の通貨はデジタル化に進みことにより独自通貨を検討する国も増えてくるでしょう。

また、仮想通貨界の要人は将来の世界は全てのものがトークン化されると揃って言います。

全てがトークン化され、お金、データがデジタルで管理され、デジタル通貨での支払いが当たり前になる未来はすぐそこにあるのかもしれません。

ロシア政府は公式に自国仮想通貨「CryptoRuble」の発行をすると発表
ロシア政府が自国仮想通貨「CryptoRuble」の発行を発表しました。法定通貨ルーブルと同様にロシア当局で発行、管理、そして維持され法定通貨と仮想通貨交換が可能となります。
DASHがジンバブエの公式デジタル通貨を目指し本格始動
Dashはデジタル通貨界初の試みに挑戦し、KuvaCashと手を組んでジンバブエのハイパーインフレーション恐慌の解決を考えています。ジンバブエでのソリューションが成功すれば他のデジタル通貨を超える可能性があります。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧